2008年8月11日月曜日

オグシオ準々決勝敗退

北京オリンピック、唯一注目していたバドミントン女子のオグシオのダブルスが準々決勝で負けた。バドミントンというマイナーなスポーツの知名度、人気を一気に上げた「オグシオ」。今回のオリンピックでメダルを取れば、更にバドミントンの人気は高まったはず。日本中のバドミントン関係者からは、日本のバドミントンの将来のためにも、この二人への期待は高かったと思う。

昨日のデンマークの試合も、今日の中国との試合も、NHKでリアルタイムに見ていた。以下、感想。


今日の試合、相手の中国人は、まるで男だ。高校男子インターハイのベスト8くらいで絶対に一組はいそうなぽっちゃり系ペア。シングルスで勝ち上がってくることはまずないが、この体型の選手は、下半身が安定しているので、ドライブ、レシーブが上手い選手が多く、ダブルスでは驚異のパワーを発揮してくるのだ。
そして、今日の中国ペアは、試合前の基礎打ちで既に、僕の想像していた男子のダブルス並のラケットワーク、スマッシュ力を持っていることがわかった。オグシオがどうやってこのペアを料理するのか期待していたのだが、結果は2セットともボロボロ。
オグシオが相手のパワースマッシュにビビって下がったので、前にスペースができてしまい、ぽっちゃり中国はそこにドロップで落として、甘く上がったところにスマッシュ、スマッシュ、オグシオのどちらかがレシーブを上げきれずネット前にかえしたところで、前衛がプッシュで決める。このダブルスの必勝パターンでやられまくっていた。
それからサービスレシーブのプッシュも、ほとんどドライブで返されて、そのドライブを上げて守りに入る最悪のパターンが続いた。終盤では舐められていたのか、わざとサーブをネット前に返して、前衛がプッシュした球を更に前衛が力とタイミングで切り返す、普通格下相手でしか使わないような技を使っていたように見えた。

得点が離されて、集中力が切れたのか、もしくはスマッシュにビビってきわどい所を狙いすぎたのか、サービスのレシーブをワンタッチで自ら出してしまう、もったいないプレーも多かった。特に僕が集中力が切れたと見えたのが、2セット目の19点くらいのとき、ぽっちゃりのロングサービスを小椋選手が見逃した場面だ。反応すらしていなかった。バドミントンでサービスエースを取られるのは、単に集中力が切れてしまっているときが多い。

うーん、今日の試合、オグシオが弱いというより、中国のぽっちゃりペアが強すぎだったのではないだろうか。最初にも思ったのだが、あれは男でも十分通用するんじゃないか。うーん、残念だ。ベスト4入りを決めた末綱・前田ペアに期待したい。

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