2017年11月16日木曜日

TOEIC800点台から900点を突破した勉強法

大変報告が遅くなったが、今年9月15日に実施されたTOEIC公開テストで、永年の宿敵であったTOEIC900点の壁を遂に突破した。それも、独学で。僕がTOEICの勉強を開始したのは、英検準1級を取得した後であり、800点までは比較的容易に上げることができたが、そこから先が伸びず、一度放棄した。そして、今年、たまたま一緒に受けようと誘ってくれた友人がいたので、それをきっかけに2ヶ月くらい独学で勉強した結果、何とか900点を超えた次第である。(ちなみに、その友人は800点だった)

よって、800点台までは何とか来れたんだけれど、900点には届かない・・・と、若干行き詰っている人向けに、僕の勉強したことを紹介したい。何かの参考になれば幸いである。


TOEIC800点台から900点を突破した勉強法


■どれくらいの時間勉強したのか

本格的に始めたのは、受験を決めてから、丁度2カ月間だった。社会人として働いているため、それほどたくさん勉強時間が取れるわけではなかったが、朝と夜の勉強時間を足して、最低でも2時間は勉強できるように工夫した。基本的に勉強場所は自宅だっただが、「今日は疲れ切っていて、家に帰ったら寝てしまう」と思ったら、ドトールやスタバなどのカフェに寄って勉強した。後は、習慣の問題で、慣れれば1日2時間くらいは何とか作れると思う。

■何を勉強したのか

勉強法というと「参考書とか問題集は何をしたのか」という点に興味が湧くと思うが、僕はそれほど特殊な本はやっていない。

(1)TOEIC L&Rテスト990点攻略 

【CD2枚付】TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応 (Obunsha ELT Series)
  • 作者: 濱崎潤之輔
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2017/07/18
  • メディア: 単行本

これはTOEICの人気講師である濱崎潤之輔氏の書いた本で、タイトルがストレートな通り、900点以上を目指す人向けの内容。特にリーディングの後半の長文問題の解き方を参考にした。具体的には本書を読んでもらえればいいが、簡単に紹介すると、次のような感じである。

  • 1.最初の設問を読む(場合によっては選択肢も)
  • 2.設問を覚えた上で、問題文を最初から読んで行く
  • 3.解答箇所を見つけたら、選択肢を選んで、次の設問を読む
  • 4.以下繰り返し

死ぬ程オーソドックスで「当たり前だろう」と言われそうだが、人によっては「問題文を全文読んでから」とか「設問を全部読んでから」という手法を勧める人もいる中で、僕にはこの方法が一番しっくりと来た。

その他、リスニング問題の復習の仕方など、その後の公式問題集の復習をする際にも大いに役に立った。繰り返し書くが、具体的な解法等については、上記参考書を読んでもらいたい。

(2)公式TOEIC Listening & Reading 問題集 


公式TOEIC Listening & Reading 問題集2
  • 作者: Educational Testing Service
  • 出版社/メーカー: 国際ビジネスコミュニケーション協会
  • 発売日: 2017/02/17
  • メディア: 大型本

TOEIC L&Rテスト990点攻略で覚えた手法を試すためにも、公式問題集を繰り返し解いた。解き方と復習は、次のやり方で進めた。

  • 1.<TEST1>を時間を図って解く。
  • 2.リーディング問題のリミットである75分が終了しても最後まで解き終わらない場合(解き終わるなら、その時点で900点以上の実力はあると思われる)、タイムリミットで終わらず、いくら時間がかかっても最後まで解き切る。
  • 3.解き切ったら、答え合わせ・・・ではなく、解答を見ずに、分からなかった問題と、回答に自信がない問題に再チャレンジする。これは、リスニングもリーディングも同じ。リスニングは10回くらい聴き直しても分からなければギブアップ、リーディングも何回読み返しても解答箇所が分からなければ、そこで初めて諦めて、解答と解説を読む。
  • 4.解説を読む際は、間違えた問題は当然ながら、正解した問題の選択肢含めてちゃんとチェックする。ここで知らない単語・イディオムが出てきたら、マーカーを引いておくと、後で役に立つ。
  • 5.200問全てをチェックし終えたら、間違えた問題と、自信をもって正解を選べなかった問題「のみ」解く。案外、解けなかった問題は、一度解説を読んだくらいでは解けないものである。
  • 6.次は再度間違えた問題に絞って解き、再々度間違えた問題を・・・と繰り返して、全問解けるようになったら、今度は4.でマーカーを塗った単語とイディオムを覚えていく。文章の中で覚えるようにすれば、暗記しやすい。
  • 7.単語・イディオムを全て覚えたと思ったら、再び時間を計って最初から200問を解く。当たり前だが、今度はかなり解きやすくなっているはず。時間内に全問正解できれば復習がしっかりできている証拠であり、間違えたり、時間が足りなかった場合はネックとなった問題を再び復習しておく。
  • 8.ここまでやって<TEST2>に進む。後は同じ要領だが、<TEST1>の時より早く解けたり、正答率が上がっていれば、成果が出ている証拠だ。

「ここまで公式問題集を徹底的にやる必要があるの?」と感じた人もいると思うが、TOEIC試験特有の言い回しや単語の使い方、文章構成は、過去問が開示されないという試験の性格上、この公式問題集でしか経験できないし、これを繰り返し徹底的にやることで、TOEIC頻出単語・イディオムと特有の癖を頭に叩き込ませることが可能。

なお、2016年から始まった新形式のTOEICでは、僕が言うまでもなく、リーディングは長文重視となり、速読力が必要となった。リスニングもパート1、2が削減されたことから、選択肢の速読力が求められている。TOEIC800点を取得できる人は、文章の構文を捉える力はあると思われるので、壁を突破するには語彙力が重要となってくる。

なお、僕が自分で調べた公式問題集の補足単語・イディオムは以下のページでまとめてあるので、参考までに。



naruoe.blogspot.com

■勉強に気分が乗らないときは

新しい問題集を解き始めた時や、試験に申し込んだ直後は勉強へのモチベーションが高まっていると思うが、語学の学習というのは、単調な暗記とかが多いので、気持ちがダレてしまうことが多々ある。疲労がたまっているとか、睡魔がヤバいとか、そういう時は勉強できなくても仕方がないが、「休日で特に予定もなかったのに、1秒も勉強しなかった・・・」という経験はないだろうか。特に僕は意志が弱い人間なので、そういう気分が乗らない時に、ダメな自分をどうコントロールするかが、一つの課題であった。

色々とやってみた結果、割とコンスタントに集中できるようになったきっかけが次の方法である。

(1)勉強用の動画を流す


【作業用】オレと1時間勉強する動画

有名YouTuberである「はじめしゃちょー」が、ただただ、無言で1時間勉強するだけの動画なのだが、これを勉強中に流してみたところ、驚くくらい勉強に集中できたので、ブックマークして繰り返し活用した。学生時代、一緒に勉強する仲間がいれば集中できた経験はあると思うが、それを動画でやってしまおうという発想である。これはTOEICに限らず、何かの勉強をしている人には、一度、騙されたと思って利用してみてもらいたい。

(2)集中できるドリンクを見つける

よくある「飲み物を勉強のスタートするきっかけにする」という方法。昔からコーヒーが好きで、ドリップコーヒーから缶コーヒーまで色々と試してきて、一番しっくりきたのが、「AGF ブレンディボトルコーヒー 無糖」だった。

AGF ブレンディボトルコーヒー 無糖 900ml×12本
  • 出版社/メーカー: AGF
  • メディア: 食品&飲料

これは、たまたま自分に合ったようで、他のコーヒーより飲みやすく、かつ集中力高まった気がした。別に、このコーヒーに限らず、紅茶でも水でも何でもいいと思うので、何か自分に合ったドリンクを見つけて欲しい。ただし、流行りのエナジードリンクは、反動が強いので、習慣的に飲むのは辞めた方がいいと、個人的には思う。

■試験当日の心得

当たり前のことばかりになるが、本番で100%の力を発揮するには、いい加減に試験当日を過ごしてはだめだと思うので、僕の過ごし方を書いておきたい。

(0)試験以前
最初に当たり前のことを書いておくが、試験に受けに行かねばスコアは出ない。何をバカなことを・・・と思われるかもしれないが、急な予定が入ったわけでもないのに、十分勉強できなかった等という理由で、試験を受けに行かない人が結構な数存在する。これは、受験会場で空席数を見ればわかるだろう。試験以前の話だが、十分に勉強ができて試験に臨んでいる人など皆無なので、現実逃避せず、受験会場には足を運んでもらいたい。

(1)会場には前もって入場する
TOEIC試験の受付は11:45から始まるが、11:30過ぎには会場に到着できるようなスケジュールで考えておくことが望ましい。大学などでは、キャンパスの入口から教室まで結構距離があるので、少し前に到着しても良いくらいだと考えている。特に初めて行く会場では、道に迷う可能性も無きにしも非ずなので、精神的な余裕を持つためにも、前倒しで会場入りしたい。なお、最近ではTOEICも時間には厳格になってきており、受付終了時刻の12:30を1秒でも過ぎると、一切入場を認めてくれない(昔は試験開始前であれば、途中入室も認めてくれていた)。くれぐれも注意されたし。

(2)まずはトイレ
会場で自分の座席に到着できたら、何はともあれまずはトイレのチェックである。時間との勝負であるTOEIC試験中には、当然ながらトイレに行く時間などないし、試験中に尿意に襲われると意識はもう試験どころではなくなるので、必ずトイレには事前に行くように心掛けたい。

(3)エナジードリンクでブーストをかける
これは万人向けではないが、飲み物は12:30前まで飲むことができるので、その直前にエナジードリンクを飲んで意識を覚醒させるのも良い。レッドブルに代表されるエナジードリンクは、効果が切れた後の疲労感が半端ないので、日常的に飲むのはおすすめできないが、試験直前に飲めば、少なくとも睡魔からは解放されるので、なぜか試験が開始するとあくびが出るような人は試してみる価値はあるだろう。

レッドブル 185ml×24本
  • 出版社/メーカー: レッドブル


■おわりに

TOEIC900点以上を取ったと同時に、英文新聞がスラスラ読めるようになったわけでもなく、ましてや会話がペラペラになったわけでもない。英語を使いこなすには、このTOEICの勉強で得た知識をベースに英語学習を続ける姿勢が必要なのは言うまでもなく、TOEICのスコアは社会的な評価がちょっと高過ぎるのは間違いないだろう。よく見かけるのがTOEICスコア900以上の人は「ネイティブスピーカー並み」という評価だが、そんなわけないだろうというのは、取得した本人が良く分かっているのではないだろうか。とはいえ、英語学習者にとって、TOEIC900点は一つの目標スコアとなることは間違いないので、この記事が勉強の一助になれば幸いである。

2017年11月13日月曜日

アクセス数の急騰について(スプラトゥーン2)

週末に何気なく書いたスプラトゥーン2に関するエントリー(Splatoon 2(スプラトゥーン2)はライトゲーマー層には、遊びにくいゲームだった)が、思いの外注目を集めて、はてなブックマークのホットエントリー入りし、アクセス数がすごいことになった。下記のグラフを見てもらえれば分かるが、普段は1日に100アクセスもないブログなのに、一気にその90倍の9000アクセス、注目を集めたいブロガーがはてなブログを利用する理由が分かった気がした。

アクセス数の急騰について(スプラトゥーン2)



ただ、どうせ誰の注目も集めないだろうと思って好き勝手書いたこともあり、はてブを通じて寄せられたコメントには「個人の感想なのにライトゲーマー代表を名乗るな」とか「お前にこのゲームが向いてないだけ」といった批判が多く、人気ゲームにケチをつけることには改めて慎重にならないといけないなと思った次第だ。一応、言い訳としては、あのポップなイカの絵柄と、老若男女に人気があった作品の続編なので、きっと初心者の自分でも気軽に楽しめる対戦ゲームなのだろうと期待していたのだよ。その認識が、とてもとても甘かった。それだけ。


半分くらい炎上した上で注目を集めたエントリーだったので、消してしまおうかとも思ったけれど、「その気持ちわかる」とか「サーモンランばっかりやってる」といった同意コメントもあったので、残しておこうと判断した。

中には「前作(Splatoon(スプラトゥーン)1)の方が楽しかった」というコメントもあったので、いつか機会があればそちらもプレイしてみたい。


■追記
どうやってライトユーザーがウデマエAまで行ったのか教えて欲しいというコメントを頂いたので、ひっそりと追記しておきたい。

僕が到達したウデマエは「A-」で種目は「ガチホコ」のみ。

まずYouTubeでスプラトゥーン2の上手い人が、どうやってホコを運んでいるのか、じっくりと確認してみた。すると、上手い人ほど、ホコのバリアを割ってもすぐにホコを持たなかったり(それをエサに敵を狩る)、ホコを持ってもいきなり運び始めずにガチホコショットを乱発して、敵のいそうな場所、集まりそうな場所を攻撃してから運び始める様子が見れた。そして、各ステージには意外な運びコースがあることが分かったので、それもしっかり記憶して、実際に「さんぽ」で、ホコを持ってそのコースを辿ってみた。A帯の人は、そういうコースは大体知っているので裏は取れないが、B帯の人の中には、そういった裏ルートを完全に把握していない人も多く、そういったプレイヤーと対峙した場合は、裏を取ってあっさりタッチダウンすることが可能なケースが多々あった。もちろんギアは「イカダッシュ速度アップ(イカ速)」で。

あとは・・・味方に上手い人がたくさんいるかどうかの運ですね!これでガチホコは何とかギリギリA-に。。

それ以外の「ガチエリア」「ガチヤグラ」ではウデマエA帯には行けなかったが、スーパーチャクチであっさり殺されたタイミングとか、潜伏から不意打ちされた場所とか、逃げざるを得ないボムを使われたこととか、相手にされて嫌だったことを逆に実践すれば、勝率は上がった・・・ような気がする。


頑張って下さい。

2017年11月9日木曜日

Splatoon 2(スプラトゥーン2)はライトゲーマー層には、遊びにくいゲームだった

みなさんはゲームを楽しんでいるだろうか。

かくいう僕は、昔はポケモンとかドラクエで遊んだ世代だったが、社会人になってからはスマホの無料ゲームをちょっと遊んだりする程度のゲーマーだ。そんな僕が、友人から「資格試験の勉強に集中するから」という理由で貸してもらったのが、今流行りの「Nintendo Switch」と、そのソフト「Splatoon 2 (スプラトゥーン2) 」だった。今日はこのゲームソフトの感想を書いてみたい。


Nintendo Switch スプラトゥーン2セット
  • 出版社/メーカー: 任天堂
  • 発売日: 2017/07/21
  • メディア: Video Game

スプラトゥーンと言えば、Wii U を触ったことがない僕ですら知っている、子供から大人まで夢中になったという名作ゲーム。いつかプレーしてみたいと思っていたところ、思わぬ形で最新版を遊ぶ機会に恵まれてしまった。

早速ソフトを起動してキャラはガールを選択し、プレイを開始してみたところ、思っていた以上に操作が難しい。ジャイロ操作というのが曲者で、この操作には慣れるのに結構時間がかかった。そして、最近のゲームは当たり前なのかもしれないが、ほぼチュートリアル無し。当然、説明書もなし。最初のお試しコースを終えた後は、どこに行けばいいのかよく分からない。ギアとか細かい設定はネットで調べろということなのだろう。

amiibo ガール【ライムグリーン】 (スプラトゥーンシリーズ)


その後、試行錯誤で操作しつつ、なんとかガチマッチ(ガチホコのみ)でウデマエAランクまで到達したのだが、結論から言うと、スプラトゥーン2は僕のようなライトゲーマー層には、遊びにくいゲームではないかと思った。現に、今は「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」を遊んでいる。

スプラトゥーン2を始めた直後、ネット記事を読んでみたところ、初心者はヒーローモードをクリアして操作を覚えるべし、とあったので、まずはそれに従ってヒーローモードをクリアした。これはオフラインで遊べるステージ制のゲームで一連の障害を乗り越え敵を倒すことで、基本武器と動き方の操作を覚えることができるようになっているものだ。

そして、いよいよオンラインの世界、塗った面積で勝敗が決まるレギュラーマッチにデビューした。最初は当然上手くいかず、勝ったり、負けたりを繰り返して、ランク10からガチマッチへ。ガチマッチの詳しい説明は省くが、ここは本格的な殺し合いが行われる殺伐世界である(原則、塗り面積は勝敗に関係ない)。途中でクマサン商会のサーモンランでアルバイトを挟んだりしながら、ガチマッチでC→B→Aとウデマエを上げていった。次はその上のSランクがあるのだが、僕はここでゲームをきっぱり辞めた。(スイッチを返したわけではない)

辞めた理由は、オンラインにデビューして最初の頃はよく分からずに勝っても負けても楽しかったのだが、ある程度操作ができるようになってくると、負けたときに相当ストレスが溜まるようになったからだ。特にナワバリバトルで。

まず、ゲームの性質上、レギュラーマッチで自陣近くまで塗りこまれてしまうと、ほぼ逆転は不可能で、そこから先は、ひたすら殺されるだけの時間を過ごすことになり、これがなかなか苦痛で仕方がなかった。

また、ネット環境が貧弱なプレイヤーは、頻繁に「落ちる」のだが、4対4が3対4になっただけで、ほぼ一方的な展開が繰り広げられる。これもストレスだった。

マッチングシステムも微妙で、勝率が5割になるように調整されており、負け続けると同じチームになる味方が強くなり、逆に勝ち続けると、ほぼ初心者みたいなメンバーと組まされることとなる(対戦相手のレベルも同じ)。つまり、自分の上達に合せて勝率が上がるようにはなっていないということ。連勝した後は完膚なきまで叩き潰される連敗の波が待っており、この連敗ゾーンに入ったときのストレスは相当のものだった。(なお、このマッチングシステムに関しては、多くのプレイヤーから批判があるので、改善されるかもしれない。)

そして、一番のストレスはキルが上手すぎるプレイヤーとの遭遇だ。シューター、チャージャー、ローラーの上手い奴が相手に一人いるだけで、一方的なジェノサイド、ワンサイドゲームになる可能性が高く、特にランク50でスプラシューターを持ったプレイヤーが敵に一人いると、高い確率で蹂躙されることを覚悟しなければならない。エイム力が圧倒的に高いので、正面からの打ち合いでは勝てず、やっと死角から追い込んだと思ったら絶妙なタイミングでスーパーチャクチを決めてくる。ある程度経験を積んでも、「2」から始めたプレイヤーと古参のプロとでは埋めがたい差が存在しており、文字通り「いいようにやられまくる」ので、これもストレスになる。

これまで課金ゲームで1円も課金したことのない僕ですら、課金して強くなれるなら1万円くらい突っ込んでみようかと思ったが、残念ながらそういった措置はこのゲームには存在せず、このままでは一時的に借りているスイッチ本体(Proコントローラーは持っていません)を叩き割ってしまいそうだったで、プレイは辞めてしまったのだが、僕が感じた問題点は次の2点だ。(amiibo(アミーボ) という商品は存在しますが、あくまでオリジナルデザインのギアがもらえるだけです)

amiibo イカ(スプラトゥーンシリーズ)

1.エリアが狭い

ガチマッチはこの狭さでもよいと思うが、塗りゲームであるレギュラーマッチでこの狭さは問題があると思う。本来は如何に効率よく面積を塗るのか、が攻略ポイントになるはずが、その面積が大して広くないため、効率よく塗るより、相手を戦闘不能にしてしまった方が早いという戦略が成り立ち、レギュラーマッチもガチマッチのようなキル志向の高いゲームとなってしまっている。よって、開始同時に相手陣地まで飛び込んできて、とにかくキルを取るプレイヤーが跋扈している。経験者同士であればこれいいのかもしれないが、レギュラーマッチでも初心者はいいように刈られまくっており、ストレスになる。この状況で負け続けると、継続するにあたって相当高い精神力を試されることとなる。

2.スペシャルポイントがキルされると減る

塗ることで溜まっていくスペシャルポイントだが、キルされるとポイントが大幅に減って、また塗りながら溜める必要が生じる。この仕様により、自陣近くまで塗りこまれた後の打開策が、ほぼ打てなくなっている(もう塗る箇所が無くなるので)。当然ながら、ワンサイドゲームになると、全く面白くはない。一発逆転のスペシャルなのであれば、キルされた後でもポイントは減らないような工夫が欲しい(スペシャル減少量ダウンのギアはあります。)

■ □ ■ 

かなり説明を端折っているので、分かりにくい部分はあるだろうが、アマゾンに書かれている数々のスプラトゥーン2の低評価レビューを読めば、何となく僕の言わんとしていることが分かるだろう。大ヒットした前作スプラトゥーンに対する改良して欲しい声を集めたら、今のスプラトゥーン2になったらしいが、名作超える名作を生み出すことは、なかなか難しいようだ。シオカラーズとかテンタクルズなどイカをモチーフにした世界観は完成度が高いので、スプラトゥーン3に期待したい。

amiibo ホタル (スプラトゥーンシリーズ)
  • 出版社/メーカー: 任天堂
  • 発売日: 2016/07/07
  • メディア: Video Game