2010年12月13日月曜日

book review

11月末にTOEIC試験が終ってからというもの、1分も英語の勉強をしていないというダメっぷりで、そろそろ何かスタートしないと・・・とは思ってはいるものの、なかなか行動に移せない。その代わりに先日ブックオフで購入した大量の自己啓発本はチマチマ読んでいるのだけれど、だんだん面白くなくなってきて、どの本も似たり寄ったりのことしか書いていないのだということに気付き始めた。
簡単に感想とお勧め度を以下にまとめる。


夢をかなえるゾウ
お勧め度☆☆☆
数年前にベストセラーになった本。自己啓発書の部類に入るけれども、普通に読み物(小説)として面白い。特に若手のサラリーマンが読めば楽しめると思う。今回のブックオフで買った本の中では一番面白かった。
ドラマ化、アニメ化されるなど、ヒットはこの小説には収まらなかったようだ。ちなみに、アニメ版のガネーシャの声は笑福亭笑瓶、主人公のサラリーマンが草彅剛と。イメージそのまんま・・・。


採用の超プロが教えるできる人できない人
お勧め度☆
これはサラリーマン向けではなくて、採用担当部長とか経営者向けの内容だった。ちゃんと内容を確認して買わねば(100円だったけれど)。


サラリーマン・リカバリー―会社から自分の人生を取り戻せ
サラリーマン・サバイバル
お勧め度☆☆
尊敬する大前研一先生が2000年頃に執筆されたサラリーマンの自己啓発本。「サバイバル」が年間ベストセラーになり、「リカバリー」がその続編。相変わらず大前先生はアジテートするのが上手くて、読めば「明日から頑張ろう」という気になれることは間違いない。時事的なネタは確かに古いが、根本的な主張は今と変りはない。むしろ2000年当時の経済情勢を振り返ることもできるので、大前氏のファンであれば一読して欲しい本だ。


「すぐやる人」になれば仕事はぜんぶうまくいく
お勧め度☆
タイトルは「すぐやる人」とあるけれど、内容は「すぐやる」とあまり関係のないことが書かれてある。著者のサラリーマン生活で得た教訓とかノウハウとか(今は引退している)。株主総会の招集通知のトラブルの話は、同じく作成を担当している者としてゾッとしてしまった。いや、今ならウェブ修正で一発か。


なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 (PHP文庫)
お勧め度☆
結構有名な自己啓発本らしいが、古さを隠せない。特にIT関係を活用した仕事術は読むだけ時間の無駄だと思う。似たような本はたくさんあるので、出版の新しいものを読んだ方がいいだろう。


渋井真帆の日経新聞読みこなし隊
お勧め度☆☆
日経新聞は経済の知識ゼロで読むには難しい新聞だ。この本は、最低限押さえておきたい経済の仕組み、株式会社の仕組み、主要業界と企業、そして外交問題を分かりやすく説明している。一方で株式欄の読み方などマニアックなことは書いていないので、そういうのを期待している人はがっかりすると思う。
やはり時事的な部分は古いが、そこは仕方がないと割り切った。「細野真宏の経済のニュースがよくわかる本」を更に簡潔にしたものとも言える。


今読んでいる本
会計のことが面白いほどわかる本 会計の基本の基本編


最近買った本
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

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