2015年10月26日月曜日

結局、女はキレイが勝ち(笑)

著者 : 勝間和代
マガジンハウス
発売日 : 2009-12-17


先日、古本屋に寄った際に、100円ワゴンの中に本書を見つけた。出版された時からずっと興味があったのに中身を読んでいなかったので、買おうかと思いつつも、とりあえず立ち読みてみた。久しぶりの勝間和代さんの本である。

*   *   *

慶応義塾大学に入学し、在学中に公認会計士の資格を取得。監査法人を振り出しに外資系コンサルと投資銀行を渡り歩いて、年収は今や数千万円。本も売れているしテレビにだって出ている(この本執筆当時)。こんな超エリート街道を歩いている私ですが、私が恋したイケメンたちは全部顔がいいだけの美人に持っていかれました。

カタカナ女子大とか何とか短大出の、所詮は一般企業の受付か派遣社員くらいしか就職できない年収300万以下の女だったとしても、顔とスタイルがよければ私が渡り歩いてきた超一流企業で働くエリートイケメンたちをごっそり持って行くことができるのです。

一方で、超ビジネスエリートで年収1000万円以上の私に寄ってくる男は、顔がイマイチな奴か、私のカネが目当てのちょっと頭のおかしい奴だけでした。というか、私のかつての夫がそうでした。結果、私は離婚経験2回です。

そう、『結局、女はキレイ(美人)が勝ち』なのです。

*   *   *


・・・という内容を想像したのだが、このフォトショップの限界に挑戦したような表紙からもわかる通り、勝間氏も美人のグループに入るという前提で書かれており、全然違った(笑)




そういえば、最近この人、以前のカツマーブームの頃と比べたら全然見なくなってしまったね。講演とかは今もやっているのかもしれないが、個人的には2chのひろゆき氏とかホリエモンと対談していた頃がピークだったような気がする。少し調べたところ、最近ではゴルフの本を出版したり、麻雀のプロとしてデビューしたり、活躍の場を広げているようである(迷走気味に)。

勝間さんは頭は悪くない(むしろかなり良い)人だと思うので、勉強法などの分野で本がヒットしたことを受けて、後は叩かれようが炎上しようが、とにかく売れる間に書きまくって売りまくるという戦略でゴリ押ししたのではないかと思っている。また、それまでのコンサルや投資銀行での超ハードワーク経験や、それを乗り切るために編み出した速読術であったりオーディオブックとかレッツノートの活用法といったノウハウの蓄積が、短期間に何冊も本を出版するという荒業を可能としたのであろう。こういった突っ込みどころ満載の本を出してはアンチにボコボコ叩かれながらも、同時に熱烈なカツマーファンも生んだのだから、ピーク時には推定でも億単位の年収はあったと思われる。ファンとは信者のことであり、勝間氏を教祖とした宗教に近いものかもしれない。

ブームなど、一過性のもの、「結局、売れる間に売るが勝ち」なのだ。

(結局、本書は書いませんでした。)


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