2008年12月1日月曜日

敵対的買収を巡る動向

今日は久しぶり(?)に買収防衛策を導入したときにお世話になった、コンサルタントの人たちと話す機会があった。主に、独立委員会の進行状況とか、その他雑談がメインだったのだが、最近下火になっている買収防衛策についても色々と話をしてくれたので、忘却録としてまとめておきたい。

・現在、世界全体で株価は低迷しているが、ファンドも金融危機の影響を受けているため、目立った買収事件は少なくなってきている。しかし、世界的な株価の下落傾向にある中でも、PBRから見た日本株の割安度は高く、サブプライム問題を乗り越える体力のあったファンドは、日本株を買い集める動きがある。

・今年、買収防衛策の導入検討を依頼してくる会社は、昨年と同数程度。また、来年で防衛策の期限が切れる会社も多く、そのほとんどの企業が継続する。

・最近、新聞で買収防衛策関連の記事が書かれなくなってきたが、それは世界的な金融危機の影響で株価が大幅下落しているため、「買収防衛策の導入が株価の下落につながっている」というロジックが通じなくなっているからとのこと。


要するに、日経新聞は「買収防衛策を入れる」→「ガバナンスの低下」→「株価の低迷」という記事を書きたかっただけなのだろう。絶賛していた、資生堂の株価も思いっきり低迷しているし。まぁ、某ダメ会社と比べたら遥かにマシだが・・・。

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