2008年12月11日木曜日

残念な会社の留学制度

僕の勤務している会社には語学留学制度がある。

英語圏の語学学校で半年から1年間、仕事を離れて英語を徹底的に勉強するというシステムで、毎年1人か2人が文系理系を問わず、英語を頻繁に使う機会のある部署の若手~中堅社員が派遣される。

例年はそれなりの大学出身者がTOEIC800点以上を引っさげてエントリーしてくるのだが、今年は違う意味でレベルが高かった


エントリーしてきたのは3名。内1名は、若干高齢の人だったので速攻で却下された。ちなみにTOEIC450点と書いてあったように見えたが、何かの間違いか。まぁ、彼はいい。年齢のせいで落ちたのだから。 問題は、その結果自動的に留学内定した2名だ。

一人は、エントリー用紙にTOEIC460点と書いてあった。冗談かと思って部長に確認してみたら本当だった。そうか、460程度で会社の金で留学できるのか・・・。 そして驚かされたのがもう一人の方。こっちはTOEICを受験したことがないと。代わりに、英検準2級と書いてあった。準1級の間違いかと思ったが、やはり準2級だった。




社費留学する奴の実力が英検準2級だと!!




いや、英検をバカにするわけではないが、準2級は中学生が受ける試験ではないのか。この程度で留学とは、英検準1級の僕がバカにされているような気がしてきた。準2級は履歴書にも書いたら恥ずかしいレベルだと思うのだが、この程度の奴が会社の金で1年間も海外へ語学留学するのか。 流石にそれはないだろうと思って、部長に「こいつは行かせない方がいい」と進言したが、聞き入れてもらえなかった。専務にも言ってみたが、反応は同じだった。実力以前に各部署の役員が推薦しているのだから仕方がないと。



なんて会社だ。



レベルに見合う人材が応募してこなければ、その年は留学させなければいいだけの話ではないか。なぜ、最初から「留学生ありき」なのだ。留学はタダではないのだぞ。 愕然とした。そもそも、そいつを推薦したという役員、来年の株主総会の選任議案では「否」に丸を付けてやろうと思う。

後に専務から聞かされた話なのだが、一応TOEIC700点以上の社員は他にもいるのだが、そういった社員が抜けると仕事が回らなくなるので、どうでもいい場所に配置されている奴しかエントリーできないのだとか。


じゃあそんな奴、留学させるなよ。やはり、ダメ会社だ。

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