2009年3月25日水曜日

三流大学で偏差値70…?

僕の会社は会社法上は「大会社」であるが、一般でいう中小企業だ。中小企業ということは、社員の学歴は相当低い(出身大学の偏差値が低いということ)。塾講師でアルバイトをしていた僕ですら聞いたことのない大学出身の連中が山ほどいる。

さて、その中の一人、私立大学理系出身者(大卒)と飲みに行ったのだが、次の彼の発言に疑問を感じたのでここに書きとめておく。


「俺は物理と数学は偏差値が70以上あったんだが、英語が40くらいしかなくて○○大学に進学せざるを得なかった」


僕の経験上、飲みの席で聞かれもしないのに自分の受験時代の偏差値を語りだす奴にはろくな奴がいないというのが持論なのだが、こいつもそうだ。

要するに、自分は理系科目はすごくできた。理系科目に全く必要のない英語のために三流大学に進学して、仕方なく四流企業に就職したが、理系に関しては超一流だ、と。

これには大きな矛盾がある。

まず、そんなに理系科目のできる人間は絶対に大学院に進学しているということだ。

高校時代、実際に理数科目で偏差値70以上を取っている奴は周りに何人もいたが、偏差値70以上というのは相当のレベルで、彼らは医学部をはじめランキング上位の難関国立大学に進学していき、知っている限り、ほぼ例外なく大学院へと進学した。

この人が大学院に進学できなかったのは家庭の事情で…という理由もありえるかもしれないが、最初から私立に絞っている理系出身者というのは、大抵は金持ちで、家庭の都合云々で大学院に進学できなかったとは考えられない。それを裏付けるかのように、彼は当社の給料では考えられないような金の使い方(車にバイクにブランド物、そして毎週休日は飲み会)をしている。

国立大学、特に旧帝大出身者でウンザリするほど受験時の伝説を語ってくる奴もいるが、そうでもない大学出身者でうるさく語ってくる人間は珍しい。普通、受験時代の話になった際、高学歴と呼ばれる超一流大学出身者以外は「僕は全然勉強しませんでしたから」とか言うのだが。学歴コンプレックスからわざわざ言っているのだろうか…??

とにかく、己の最終学歴には不満で、自分を大きく見せたいという心理が見えて仕方なかった。

「オレも、東大出てたらもっといい会社に就職できたんだがな」って、アホか。

「学歴なんて関係ない」とか「学歴不問」とはよく聞くが、一定のレベルの大学以下の大学に進学してしまうと、そのコンプレックスは一生付きまとうようだ

もし高校生がこの文章を見ていたら、現実の社会は結構学歴は大事だから、ドラゴン桜で語られる桜木建二弁護士の学歴社会に関する厳しめのセリフでも読んで、一生に一年くらいは必死に勉強した方がいいと覚えておいて下さい。

著者 : 三田紀房
講談社
発売日 : 2003-10-23


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