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さて、映画化に先立って、復習としてドラマのDVD-BOXで動画を鑑賞したのだが、このドラマ本当には素晴らしい。ビジネスという現場をこれほどかっこよく、しかも現在の日本社会のテーマに沿って作られたドラマはないだろう。おかげで、バイアウトファンドについては、かなり詳しくなった。
はっきり言って、全部よかった(最終話の終わり方は、個人的にはちょっと面白くなかった)のだが、その中でも最もしびれたのが第5話の鷲津政彦(ホライズンインベストメント)と西野治(ハイパークリエーション)の対談の場面における、鷲津の台詞だ。
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PRIME11
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「主力商品である、冷蔵庫を発売開始したのは、昭和何年ですか?」
「高倉工場の従業員の数がわかりますか?」
「半導体の設備投資にいくらかけているかわかりますか?」
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「業務部門の損益分岐点、キャッシュフロー、国際競争力のある技術はどれで、他社に任せた方がいい部門はどこですか?」
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「それもわからず、会社経営が出来ますか?(会社経営が出来ますか?) ←エコー」
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「・・・・・」
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「虚業のネット企業が、膨らんだ時価総額を利用して、大空電機という実業を手に入れたいだけなんじゃないですか?(だけなんじゃないですか?) ←エコー」
「おおー」と、何度聞いても痺れてしまう。ハゲタカには名言が多いが、個人的にはこの部分がベスト。実際のテレビでこれだけの対談をされたら、視聴率はとんでもないことになりそうだ。それと、これは物語全般に言えることだが、鷲津の敬語の使い方、話し方は鋭くて印象に残りやすい。もちろん、スーツ(ヒューゴ・ボス)の着こなしやスタイリッシュなメガネ(スタルクアイズ)など、毎日スーツを着るホワイトカラーとして参考になる部分が多い。
原作である真山仁氏の小説「ハゲタカ」「 ハゲタカ2」「レッドゾーン」(通称、ハゲタカシリーズ)も読んだが、このドラマに関しては、格別の出来であると言えるだろう。サントラも良いので、ハマった人にはCDをお勧めしたい。
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