2010年9月20日月曜日

吉野敬介の著書「だからおまえは落ちるんだ、やれ!」が熱すぎる件




今日、部屋を整理していたら、有名講師である吉野敬介氏の著書「だからおまえは落ちるんだ、やれ!」を発見した。確か最後の受験だった国立大学の入試が終わってから、たまたま本屋で見つけて、なぜ受験前に読めなかったのか非常に後悔した本だ。そして、今日久しぶりに再読して、最高の自己啓発本ではないかと思ったので、本ブログで紹介しておきたい。

熱い、とにかく熱い。吉野氏の受験勉強に対する、そして受験生に対する熱い想いがひしひしと本書からは伝わってくる。社会人になってから、仕事術とか勉強法とか年収10倍アップとかそういった類の本はたくさん読んできたが、本書と比べれば中身がないようなもの。「代ゼミの吉野先生の授業は『雑談』が面白い、ためになる、やる気が出る」と僕が受験生の頃から評判だったが、それも納得できるだけの文章力である。

ちなみに吉野氏のこれ以降に出版された本も何冊か読んでいるが、やはり本書には勝てない。なぜなら、この本(初版)を書いた当時は超受験ブーム。その当時に代々木ゼミナールの古文講師(今は東進予備校)として受験界のトップを走っていた彼と、少子高齢化がリアルに進んで大学予備校が倒産するような今では、予備校講師のカリスマ性とか、残念ながらもう全然違うのだ。最近になって、本人の元暴走族とか経歴に嘘があるという情報が出てきているが(参考)、それでも本書の内容は決して色褪せない。

かなりネタバレになるが、気に入った文章を以下にまとめて紹介したい。受験生であれば、胸にグサグサと刺さる言葉がいくつもあるはずだ。


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「やったか、やらなかったか」の結果が、正直に出てくる世界
受験というのは、受かるためにやるべきことというのがわかっていて、あとはそれを「やるか、やらないか」という単純な違いしかない世界だ。
受験で才能がどうだとか、頭がいい悪いだとか、勉強方法がどうだなどというのは、もっとずっと後の話だ。「やるか、やらないか」。まずは、ここから始まる。

死ぬほど勉強すれば、偏差値なんて簡単に上がる
「どうやったら偏差値が上がるのか」とか「けっこう努力しているのに、偏差値が上がらない」なんてのんきなことを言っている多くのヤツにとっては、偏差値を「上げること」が難しいんじゃない。勉強をやろうという気になって、机に向かうことが難しいのだ。

「明日が見えない」から、やってやろうという気になる
確実なのは、やらないヤツは落ちるということだ。やらないヤツは、明日がほとんど見えている。明日が見えないというのは、やっているヤツだけが実感できる“特権”なのだ。

正々堂々と、受験生をやってみろ
下手に考えるから、そして能書きをたれようとするから、いつの間にか自分に逃げ道ができている。
受かるか落ちるかなんて、そんなのは「やって」みた結果でしかない。明日がわかったような顔をすれば、今日勉強できなかった言い訳になる。自分が飽きっぽいことを棚に上げられる。落ちたときの自己弁護ができる。“いいことづくめ”だ。

天才になりたいか、オレは絶対になりたくない
結果ばかり気にして、何もしないうちから「結果なんてわかっている」などと言えるのは、天才だけだ。オレも、そしておまえらも天才じゃないんだから、やるしかない。
ぐずぐず言ってないで、とにかく受かりたいなら「やる」だけ、サボってきたのなら「やる」だけ、親や教師を見返してやりたいなら「やる」だけ。

“ルール無用”の受験勉強、だからオレでも受かる
受験というのは、1000時間以上勉強してはいけないとか、持ち時間は1日6時間などと、時間に制限がついていないから助かる。

4月から「ヤル気がない」と言うヤツ、受験なんてやめちまえ
「どうしたら、ヤル気が出るんですか」といった、すっとぼけた質問はヤメることだ。こんな質問が出てくること自体、ヤル気がどこかに売っていないか、どこかに落ちていないかを探すアホです、と言っているようなものだ。
結局、自分で作ったヤル気でないと、ほんとうにヤル気にはなれない。
ただし、ヤル気が出てきたなら、もうやるしかない。ほんとうのバカというのは、決めたことをやらないヤツだ。

限界なんてやる前からわかるはずがない
「やって」みないうちから、何で限界がわかるのか。限界を意識してしまえば、力なんて出るはずがない。
今「やっている」ときに、限界は存在していない。

「ここでやめたら、オレだけつらくなってしまう」と思えばいい
受験勉強はつらい。じゃあそうなったときどう考えるかで、「やる」ヤツと「やならない」ヤツの違いが出る。
自分もつらいけど、つらいのはみんな同じだ。オレだけひどい目にあっているわけじゃない。だから、つらいけど、もうすこしがんばってみよう・・・・。そう考えられるかどうか、ここで大きな差が出てくる。
あと一歩ふんばってみる。「ここでやめたら、オレだけがつらくなってしまう」、と思えばいいんじゃないか。

「明日できることは、今日するな」、オレ自身の“格言”
勉強するのは今日だけではない。明日もその次の日も、すべて一直線につながっていて、その行き着く先に入試がある。
大事なのは、今日をいつも新鮮にして、今日やるべきことにとりあえず集中することだ。

やれ!
自分のやっていることに、いちいち説明を与えたり、もっともらしい理屈を並べたりすることはできない。何かを「やる」とは、結局そういうもんじゃないかと思う。
カッとなる、熱くなる、止まらない、やる。それだけで十分だ。

 
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古い本だが、大学受験生には是非読んでもらいたいし、難関資格を目指す人、仕事にいまいち打ち込めない社会人(僕のことか)にも一度手に取ってみてもらいたい本だ。

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