2010年1月14日木曜日

会社法の入門書を読んだ

会社法を使って仕事している割に、今まで1冊も会社法の本を通して読んだことがなかったため、これまでの知識の整理も兼ねて会社法の本を読むことにした。
購入したのは、ずばり江頭先生の…と言いたいところだが、あの濃さであの分厚さでは一生かけても読みきれそうになかったので、もっと簡単で薄くて安い本を読むことに。
チョイスしたのは下記の2冊。



会社法の世界では江頭先生の次くらいに有名な神田先生の書いた会社法の「入門書」。新書で200頁程度と一見すると簡単に読めそうだが、そこは東京大学の先生の書いた本、入門だが「濃い」。旬刊商事法務の難解な記事と比べればまだ読み易いが、旧商法からの移行に係る変遷や、その背景にあるロジック等も書いてあり、あまり実務向けでもない。法学部出身でもないし、実務でも会社法を使わないサラリーマンが通勤時間に読むにはやや酷な内容だろう。法学部の学生で会社法をマジで勉強したい人の入門書。
3日で読んで2日で2週目を読破。




上記会社法入門と平行して3日間かけて業務時間中にこつこつ読んだ。
こういう「わかりやすい会社法シリーズ本」はあんまり聞いたことのない弁護士等が書いた本が多いが、この本は唯一、会社法立法担当官である郡谷弁護士の名前が監修(執筆者ではない)で入っていたので購入。なぜその制度、法があるのかという解説がやさしい語り言葉で丁寧に書いてあるので、読みやすかった。ただ、条文数は一切載っておらず、根拠は何条か踏み込んだ学習はできない。
神田先生の「会社法入門」を読んだ後にこの本を読んだら、恐ろしく分かりやすく感じた。

僕のような旬刊商事法務を読むのが苦痛な人には「トコトンやさしい会社法」の方をお勧めしたい。さて、次は何を読むか。

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