2016年4月18日月曜日

「スピード勉強法」を読んだ

この「仕事と学びの成功習慣が身に付く!スピード勉強法」は、ブックオフの100円コーナーでゲットした本の1冊。東京電力に入社して2つの海外大学院に留学、国内大学院でMBAを取得して、現在は大学で教鞭もとるという、どう考えても普通のサラリーマンではない著者による勉強法の本。資格試験等の勉強にフォーカスしているのではなく、幅広く「学び」という視点から勉強法が書かれてあった。1時間程度でサクッと読めたので、以下にメモ。

仕事と学びの成功習慣が身に付く!スピード勉強法
西山 昭彦
東洋経済新報社
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・専用机が勉強を加速させる
現代は欲望との戦いである(インターネット、テレビ、メール等など)。専用机、あるいは書斎に座ったら、それらの欲望がないということが一番大事とのこと。異論は全くないが、敢えていうなら机に限らず自分にとってベストな環境を探し出すことが大事なんだと思う。僕の場合、最適な場所は見つかっていないけれど、自分の部屋が勉強するのに最悪の環境だということは分かっている。

・経済小説から学ぶ
企業や業界の内部事情などはビジネス書で読んでいてもつまらないが、経済小説なら面白く読むことができる。定評のある経済小説として本書では高杉良氏が挙げられていた。ちなみに僕のお勧めは真山仁氏の「ハゲタカ」だ。

・勉強のやる気を維持する
やる気を維持する4つの法則が紹介されていた。
1.習慣の法則:これは色々なビジネス書でも書かれているので割愛。
2.サボりの法則:計画の段階でキチキチに作成すると、どんどん遅れだしてやる気がそがれていく、という経験は誰でもあると思う。だからあらかじめ計画の2~4割にサボる日を入れておくと。
3.ポイント制:計画の進行をチェックする仕組みを作って、そのポイントを達成したら自分にご褒美(服を買うとか、美味しいものを食べるとか)を与える。
4.人は一人ではなかなかやれないということ:特に社会人になってからの資格試験は孤独な戦いになってやる気が低下してしまうことが多い。勉強仲間を見つけるためにも、スクールへ行ってみることは悪くないと思う。

・やる気を高める理論とは
仕事の目標に価値があるとわかり、なおかつ、その目標がなんとか達成できるときに、人はやる気が出る。これをローラーの期待モデルと言うらしい。これは仕事に限らず、勉強も同じなんだと思う。

巻末には著者による経済学・経営学の推薦書一覧が掲載されているが、全部東洋経済の本だったことが残念だ。本書自信が東洋経済出版なので仕方がないのかもしれないが。

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