2016年8月31日水曜日

ブックオフの買取価格は安いのか

昨日、「ブックオフが苦戦している理由」の一つとして、ネットショップ(買取業者)の出現を挙げたが、では、古本を処分する際にネットショップで売れば良いのかというと、そうでもないと思っているので、今日は実話を交えて紹介しておきたい。

先に結論を書いておくと、かつてCDを処分した際、ネットショップでものすごく安く買いたたかれたのだ。

僕は昔から音楽を聴くことが大好きで、中学生の頃は小遣いを全てCD代に費やしてしまうことも少なくなかった。そんな人間なので、社会人になって気づいた時には400枚近くのCDが部屋に溜まってしまっていた。

どのCDもそれなりに思い出が詰まっているのだけれど、引っ越しをする際、衣類や書籍と一緒に、思い切って大半のCDを廃棄することに決定した。ただ困ったことに、8センチの所謂「シングルCD」はブックオフでは買い取ってくれないと言う(もう需要がないらしい)。僕は8センチCDも100枚近く持っていて、捨ててしまうのは勿体ないなかった。
そこでネットで調べてみたところ、8センチCDを買い取ってくれるというネット書店を発見した。

これやんけ!

と思った僕は早速買い取りの手続を調べてみた。送料は無料で、段ボールまで無料で用意してくれるという。更に良い製品であれば高価買取を実施・・・。こうした高価買取が実施できるのは、実店舗を持たないネット書店の強みなのだと。ただ、8センチ「のみ」の買い取りはしていないとのことなので、必ず12センチCDを何枚かブレンドする必要があった。わざわざブックオフに売却するためのCDとネットで売却するCDを分別する必要性も思い浮かばなかったので、12センチも含めて手持ちのCDは全てこのネットで売却することに決定し、指定された運送業者を使って、送料無料でCD300枚近くを発送した。

TOMORROW NEVER KNOWS
  • アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 1994/11/10
  • メディア: CD
※ミスチルの「Tommorow never knows」も入れました。


で、気になる査定の結果は・・・


357円。


いやいやいやいや、3,570円の間違いではないかと思いきや、やはり357円。更に振込手数料が引かれて、197円になるとメールには書いてあった。


CD300枚で197円て(笑)。


これまで何度かブックオフで中古CDを売った経験はあるが、ここまで安値で買いたたかれたことはない。名誉のために言っておくと、別にボロボロのCDとか、ケースが割れているとか、そんなものではなく、ちゃんと中古として売れる状態のCDを送った、にもかかわらずだ。

返送の場合は自己負担で一箱1000円近くかかるようなので、もう面倒になりそのまま承認してしまった。だが、今思えば負担になっても返送してもらうべきだった。
さて、このネット古本屋、なかなかうまいビジネスモデルだと思ったので、経験者としてそのプロセスをまとめてみた。

1.
昔からCDを聴くことが趣味の人間にとっては、8センチCDは結構家に残っている。

2.
何かのきっかけでそれらを処分しようと思った時、既に古本屋のチェーン店は買い取りをしていない。

3.
ではネットではどうか検索したところ、8センチCDを買い取るという書店を発見する。

4.
ネット書店は怪しいけれど、送料無料なので、ダメもとで送ってみようとする。

5.
すると、8センチCDのみは買い取っていないとのことなので、ついでに12センチのCDも全部売ってしまう。

6.
査定を見てびっくり。高価買取どころか、ほとんど1円か値段付かずで買いたたかれている。

7.
返送してもらう場合は有料で一箱1000円以上かかるため、面倒になり承諾する。

8.
振込手数料160円が差し引かれた、数百円(人によっては数十円)が手元に残る。

ポイントは、この8センチCDを買い取ると明記して客を集めておいて、12センチCDのブレンドを強制しているところだろう。また、こちらからの発送は無料でハードルを下げている一方、返送の場合は一箱1000円以上かかるというコストも返品を諦めさせる上手い仕組みになっていると思う。

実際、このネット書店は8センチCDはほとんど売上になっておらず、実際に売上に貢献する12センチCDを買い取るための「エサ」になっているのだろう。万が一、売り残りそうになっても他店で売却することが可能だ。

そもそも、今になって考えてみれば「インターネットのみの販売のため店舗費などの経費がかかりません、よって大型チェーン店より高価買取が実現するのです」などという謳い文句も変だ。

なぜなら、ネット書店はリアル書店に比べて売買における輸送コストが高くつくからだ。リアルであれば原則として客が売りに来て、客が買っていく。ネットであれば、まず売ってもらう時点で発送料金が上乗せされる。段ボール一箱ともなると、大体1000円くらいはかかる。その分を売り手負担にすれば誰も売らないので、そこは「送料無料」にせざるを得ない。となると、必然的に査定金額は送料を差し引いたものになるのだ。

よって、ネット書店でCDなり書籍を売却するときは、ブックオフ等のリアル古本屋で売るよりも、安く買い叩かれる可能性を覚悟しなければならない。むしろ本やCDを「寄付」するくらいの意識でないと査定金額には大きく落胆してしまうだろう。前述の通り、特に8センチCDは無理に売ろうとせず、捨ててしまうのが得策だと思う(その手間が無駄)。もちろんお店によっては厳正に査定する良心的なお店もあるだろうが、悪質な業者に買い叩かれたという声はネットで調べれば履いて捨てるほど出て来る。ブックオフも安いが、ネットよりマシだと思えるであろう。

よって、こうした古物の処分は、第一に最寄のブックオフ等で買い取ってもらい、そこで査定額のつかなかったCDや書籍(ほぼ無価値)をネット業者に発送すれば、一切損をすることなく処分することが可能だが、そこまでの手間をかける必要性があるのかどうかについては大いに疑問である。

<参考リンク>
【古本】アートエイチ(現:もったいない本舗)さん利用してみました!(感想)【買取】 | Whole World Happy Chronicle


2016年8月30日火曜日

ブックオフが苦戦している理由

東洋経済オンラインの「ブックオフ、止まらぬ「中古本離れ」でピンチ」という記事を読んだ。本記事によると、古本の不振は買取の減少が原因らしいが、僕の感覚では違う。そもそも欲しいと思うような本が、ブックオフには置いていないのだ。



昔からビジネス系や社会科学系の本をBOOK OFFで買うことが多いのだが(漫画やゲームは買いません)、ここ最近、ブックオフに行っても、昔と比べて買いたい本がなくなったような感じがするのである。事実、お店まで足を運んでも、結局何も買わずに店を出ることがほとんどになった。

なぜか。

まず、100円・200円コーナーに置いてある本は古すぎて読む価値がほとんどない。一般のコーナー(定価の半額くらい)に置いてある本も、古い本が多くて、調べてみるとAmazonのマーケットプライスで買った方が送料込でも安いという状態になっている。その結果、中古本を買うのであれば、ブックオフに行くのではなく、最初からアマゾンで買った方が安くて便利だという判断になってしまうのだ。わざわざ店舗に出向く客は、漫画の立ち読みだけが目的の連中だろう。

以前は、もっと魅力的な本が100円コーナーにも置いてあったのに、なぜこうも欲しくない本ばかりになったのか。僕の仮説は以下の通りだ。

1.個人のせどりが増えた

前述のAmazonマーケットプライスの出現により、本の中古市場の価格相場が個人でもわかるようになってしまった。手間はかかるが、携帯を片手に調べればミスプライズされた本を発見することは容易だ。実際、ブックオフ店内でスマホを片手にせどりをやっている人を見かけることは良くある。

こうして、マーケットプレイスで値段の付く(=人気のある)本は、個人のせどり業者によって買占められ、BOOKOFFの店内には100円以下の価値の本だけが残るようになった。

2.個人がネットで簡単に売ることができるようになった

これもAmazonマーケットプライスのことだが、こうした中古本市場の新しいプラットフォームの出現により、少し手間をかければ個人でも簡単にインターネットを通じて本を売ることができるようになった。Amazonマーケットプレイスであれば、たとえ出品金額は1円であっても、送料を含めれば100円程度の利益は出るため、ブックオフで1冊、5円とか10円で買いたたかれることに比べれば、遥かに手元にお金が残ることとなる。よって、個人の古本がブックオフを介さず、直接売買されるようになり、ブックオフに出回る本の数そのものが減った。一方で、個人同士で売買が成り立たないような不人気の本だけがブックオフ等に出てくるようになった。

3.ネットの買い取り業者の出現

インターネットを通じて、送料無料で本を買い取る業者が出てきたことにより、わざわざ遠く離れたブックオフまで売りに行く手間が不要になった。更に最近の業者は段ボールまで無料で手配してくれるので、ヤマト等の集荷サービスを利用すれば家から一歩も出ることなく、売却することが可能となっている。こういうネット買取というのは、ブックオフ以上に買いたたかれることが常だが、大半の一般人は引っ越し準備等で出てきた大量の本を、いくらでもいいから手っ取り早く処分したいと考えているので、こうしたサービスの方が需要は高いのだと思われる。

4.いわゆる「自炊」

本の最終処分を古本としてではなく、裁断してスキャナで読み取り、PDF化して保存するという「自炊」も、最近のスマホやタブレットの流行により一定の層からは支持されているようだ。こうなると、本は完全に紙のゴミとなるため、中古本市場そのものに本が出回らない。

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以上の4点が僕の考えたブックオフからいい本が消えた理由=ブックオフが苦戦している理由である。上記4点には含まなかったが、キンドル(kindle)による電子書籍の普及の影響も大きいだろう。つまるところ、半分はアマゾンが悪いという結論だ。

なお、運営元であるブックオフコーポレーションの株価(証券コード3313)を調べてみると、2005年ごろがピークで、ここ数年は上場時以下だ。業績も純利益は2007年ごろをピークに横ばいが続いている。やはり、今後はアマゾンと電子書籍の時代なのかもしれない。


2016年8月29日月曜日

ネット依存症を克服する10の方法

面白い記事を見つけました。 ネット中毒を克服する20の方法(にじ魂)


“時間は有限であり、命と同じくらい大切なものです。 ネット依存症は人生を棒に振っているも同然だ。 ネットの利用時間を減らす事が、そのまま人生の質の向上に直結します!”

まさにその通り!ネット中毒というか依存症になりかけている僕には胸にしみる名言でした。しかし、他人の考えたノウハウより自分なりに考え抜いた方策の方が「治療」にはより効果があるに違いない!!!  ・・・というわけで、作ってみました。


<自己流、ネット依存症を克服する10の方法>

※元ネタは20個も方法を挙げていましたが、僕には10個が限界でした。


▮行動療法

●スポーツクラブに申し込む
さすがにスポーツ活動に参加すれば、その時間はネットから離れられます。いわゆるジムではなく、何らかのスポーツをするサークル、できれば市町村の運営する「××教室」とかがおすすめです(キツくないし、参加費も安く、一人でも参加しやすいから)。 そこの人たちと仲良くなれば友達もできるし、適度に運動することで、ネットをするより人生の質が向上すること間違いなしです。

●高価なランニングシューズとウェアを買う
世はマラソンブーム。というわけで、少しでもジョギングに興味があるなら思い切って高価なシューズやウェアを買ってしまいましょう。 シューズはナイキ製の量産されている3000円くらいのではなく、アシックスの1万円以上するものを買いましょう。高い靴を買えば、勿体ない心理が働いて、月に何回かはジョギングするのではないでしょうか。

●登山好きな人に誘ってもらう
マラソンと同じくらいブームで熱いのが登山、山ガールです。 そのおかげで登山が趣味という人が結構増えたので、知り合いにそういうのがいれば、思い切って次回登山する際に声を掛けてもらうようお願いしてみましょう。春夏秋冬どの時期であっても山の空気はおいしく、自宅でネットをしている100倍は有意義な時間を過ごせること間違いなしです。場所によってはスマホや携帯の電波すら入りません。 但し、ガチの山師に登山に連れて行かれると死にそうなくらいキツい目を見るため、最初は超イージーモードでお願いしましょう。

●やるべきことを紙に書き出す
ネットのタスクリストを使っていると、ついついブラウザーを開いてしまいます。それを避けるため、敢えて紙とボールペンでTODOを書き出してみましょう。 その際、ちょっと高めのノートとペンを使えば、文字を書くたびに気持ちが昂ること間違いなしです。

●読書を趣味にする
ネットで無料で見れる文章より、やはりカネを取っている書籍の方が、何倍も面白いしためになります(多分)。また、読書を趣味にしておけば、いざ「趣味は何ですか」と聞かれても、「読書です(キリッ!)」とドヤ顔で答えることができますよ。人はなぜか「読書が趣味」の人を賢いと思う傾向があるので、ちょっとお洒落なメガネも購入して、インテリっぽく振舞いましょう。 スタバでラテでも頼んで、「あなたの仕事が世界一早くなる20の方法」みたいな自己啓発本でも読めば、片足だけリア充の仲間入りです。


▮生活習慣

●寝る1時間前にはPCを開かない
良く言われていることですが、1時間前にはPCを開かないと決めておけば、ある程度の抑止力になります。どうしても見たいことがあるならばスマホでチェックして、やりたいことがあるなら早起きして翌朝やりましょう。 夜には制限時間がないので、いくらでも時間を潰してしまいますよ。

●毎日ブログを更新しない
意識の高いブロガーの中には、毎日ブログを更新しないと「俺の更新を心待ちにしている読者がいるんだ!(アフィ収入が減るではないか!)」とのお叱りの声が聞こえてきそうですが、毎日更新中のブログを半年ストップしていても、アクセス数に大して変化はないというデータもあります(保証はしませんが)。毎日更新している人は、騙されたと思って一度ストップしてみましょう。 ブログは、不定期であったとしても、書きたい内容ができた都度アウトプットする方が面白い記事が書けるような気がします。

●「痛いニュース」を見ない
「痛いニュース」に代表される2chまとめ系サイトは、実にうまく関連ページ(のタイトル)が作られているので、一度アクセスしたらあちこち見て、気づいたら「あ、もう2時間も経過していたわwww」ということが多々あります。 2chまとめサイトにも有益な情報があるかもしれませんが、ああいうのは時間が無尽蔵にあるニートとか引きこもりのためだと割り切って、見ないようにすることが良いです。


▮PC技

●スタバにPCを持って行く
スタバに行けば、意味もなく(?)マッキントッシュのMacBook Airをカタカタしている意識高い系の人たちの姿を見かけると思いますが、それを真似して、ノートパソコンを片手にスタバに行ってみましょう。公共の場は他人の目があるので、2chまとめサイトとかxvideos.comとかを観ることはなかなか度胸が必要となります。無料のwifiも使えるので(一応、登録が必要です)、電源席をゲットできれば、少し高めのコーヒー代くらいはペイできるかもしれません。 リア充っぽい行動が、実はそれほど楽しいわけではないことも実感できるので、一石二鳥です。


▮認知療法

●その時間は、運営者の収益になっていると知る
エロ系サイトとか、2chまとめとかくだらないサイト程、広告をこれでもかというくらいベタベタ貼っていることが常であり、これは運営者の収入に直結しています。つまり、あなたが長時間閲覧すればするほど、運営者は儲かり、その結果、更にくだらないサイトが量産されることにもつながっているのです。 インターネッツという公器(笑)をゴミ溜めにするのを阻止するためにも、まずは無駄なネット閲覧をやめましょう。

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あ、俺ですか? ええ、一時的にネットから離れられたとしても、数日経てば元に戻ってどっぷりネット浸かっていますよ( ^ω^) でなけりゃ、こんなブログなんて書いていませんて(笑) ハハ、ワロス・・・。

2016年8月27日土曜日

新都社でおすすめのWEB漫画

今日は少し時間ができたので、いつも読んでいる「新都社」でおすすめのWEB漫画を紹介してみたい。昔はいろいろなサイトでウェブコミックを読んでいたが、手軽さからいつの間にか漫画投稿サイトの新都社だけ読むようになってしまった。新都社にはK(筆者:アキス)」のようによく知られた作品もあるが、僕の視点で面白いと思ったマンガを紹介したい。あくまで個人の趣味なのであしからず・・・。ちなみに全部フリー、無料で読めます。

刀遊記

あくまで架空の世界のようだが、西部劇時代のアメリカをモチーフとした国に日本人の主人公が漂流し、紛失した刀をめぐるオリジナルストーリー。剣術、銃、柔術、コロシアム、ナイト、中国拳法…といった様々なジャンルのバトルが繰り広げられるが、それらがうまく書き上げられており、今一番更新を楽しみにしている漫画である。ストーリーも面白いが、何よりもサブキャラを含む各キャラが魅力的に書き上げられており、変則的ながらも笑い要素もあるので、万人受けする漫画ではないかと思う。ジャンプでいうところのワンピースに近いかな。

物語の終盤では、これまで出会った仲間と主人公の清十郎が「七人の侍」っぽく敵の本拠地に乗り込んでいる。そして、これまでの伏線がすべて回収されつつある。とても面白い。新都社のランキングでも上位に位置しているが、もっと読まれていい作品。 (筆者:千夜(ちよ))

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刀遊記


凛ちゃん奮闘記

最強を目指す女子高生の物語・・・のはずが、だんだんと路線が外れてきて、最近では少し頭のおかしい女子高生の日常に変わってきている(軸は格闘漫画)。主人公の雪松凛が一番ぶっ飛んでいるのだが、彼女を囲む友人や悪役もどこかネジが外れていて、それがなかなか面白い。一番の常識人はパイセンこと牛島達熊(男)なのだが、トラブルから根性の悪いヤクザに絡まれるというピンチに遭遇。パイセンは拳銃で打たれ、凛はボコボコに殴られ、どういう方向を向かっているのかわからなくなってきている漫画だ。なお、絵がだんだん上手くなってきてはいるのだが、個人的には初期のころの絵柄が好き。(筆者:ヤベクレよね)

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凛ちゃん奮闘記


勇者になんてならなくていい

タイトルは「勇者」とあるが、むしろただの剣士の冒険物語。主人公は最初は男だと思っていたが、実は女性という設定だった。彼女の姿、恰好はドラクエの勇者に似た感じだが、性格が暗いというか、怖くて冷酷。仲間を作りながら旅を続けているものの、彼女の旅の目的は、一切明らかにされていない。時々、彼女の過去のエピソードが挿入されるので、そのうち冒険の目的も明らかになるのだろう。

なお、この漫画の特徴は、「悪い大人」がたくさん出てくるところで、そんなズルくてせこい連中と戦いながらストーリーは進む。ある意味で王道的な冒険物語なので、好きな人は好きになるだろう。月一くらいのペースで更新されている。 (筆者:盲進ディール)

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ドクオの高校野球

次は野球漫画。いわゆる2chキャラが高校野球をするというどこにでもありそうな設定だが、ストーリーがとにかく熱い。主人公のドクオは引きこもり少年で、ひょんなことから入部した野球部で知り合った野球チームの仲間やライバルとの対決を通じて成長していく。こうした野球漫画はどこかで読んだことがあるような臭さがあるが、主人公が練習や試合を経て自分の限界を超えようとしていく様は、読んでて熱くなってくる。

なお、基本は2chの二頭身キャラで描かれて、時々八頭身に書き換えられる場面があるのだが、突然挿入される八頭身が一体誰なのか分からない時があるので、個人的には全部二頭身キャラの方が、分かりやすくて良いのではないかなと思う。あと、筆者は普通のサラリーマンらしく、最近更新が止まってしまっているので、はやめに復帰してほしいものである(仕事が忙しいのだろうが)。 (筆者:暇人)

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ドクオの高校野球


あくどう

最後に紹介する作品が、この「あくどう」。主人公の二人の若者、アキとルイはひょんなことからマフィアの抗争に巻き込まれ、何度か殺されそうになるのものの、いつの間にかギャングの一員になってしまう。そしてアキとルイはマフィアの世界でも有名なコンビに成長する。そして最後は衝撃の結末が・・・。

実はこの漫画、連載が終了している。よって今からでも1話から最後まで読むことができるが、そんなに長くないので、早い人であれば30分もあれば全部読めてしまうだろう。これまで紹介した漫画と比較すると絵柄が荒っぽいので、嫌いな人はダメだろうが、僕としては「これぞ個人のweb漫画」といった感じで、絵柄も含めたダーク感が最高に好きだった。もう少し長く連載してアンダーグランドな組織の闇の部分を書いてもらいたかった。いつか次回作を読めることを期待して。 (筆者:桃ぐわい)

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あくどう

新都社での掲載作品数は多く、そのほとんどが個人趣味以下のような作品だから読まないという人も多いと思うが、実はその昔はこの新都社で、かの有名な「ワンパンマン」も連載されていた。キラリと光る漫画もたくさんあるのだ。

そして、僕が特に好きなのが今回紹介した作品だ。これ以外にも面白いネット漫画はたくさんあるだろうし、これだけ面白いオリジナル漫画が無料で読めるなんて、さすがmanga大国ニッポン、素晴らしいことだと思う。なお、新都社には小説も連載されているようなので、それも気が向いたら読んでみたい。

他にもおすすめなWEB漫画があれば教えてください。

2016年8月26日金曜日

元塾講師として思ったこと

何かのニュースで読んだのだが、ゆとり教育が終了した今も、小学生、中学生を対象とした塾がずいぶんと繁盛しているようだ。かく言う僕も、大学時代にはアルバイトの塾講師として、そこそこ稼がせてもらった。そこで、今日は塾講師での経験を回想してみたい。

僕は大学に合格した直後から(つまり入学前から)、内定した会社の研修に向かう前日(3月30日)まで塾講師でバイトをした。これだけ長く続いたのだからきっと相性は良かったのだろう。生徒の異性・同性問わず異様に人気があったお陰で、差し入れとして缶コーヒーをもらい、バレンタインデーにはチョコをもらい、時にはラブレターまでもらった。給料も他の講師よりかは多めにもらっていたし、何より一度も「クレーム」が来たことがなかった。 

色んな意味で塾ではおいしい思いをしていたわけだが、実は僕、大学受験の時まで塾には一切行ったことがなかった。

今はものすごい塾ブームだとメディアは煽るが、実際に僕が小学生のときも、クラスの9割近くが塾に行ってて、行ってないのは僕を含めて、数名程度だった。逆に塾に行ってないことで不安を感じ、親に僕は塾に行かなくてもいいのだろうか、と聞いたことすらある。(母は「行かなくてよろしい」と言い放った。)
 
さて、塾に来る子供には3パターンあって、

 ① 学校の成績は優秀で、かつ難関中学、高校を目指すために来ている優秀型。
 ② 学校の授業が分からなくて、さすがにヤバイと思った劣等生型。
 ③ 周りが行っているからというだけで来ている、何となく来ている型。

ちなみに、①と②が1割くらいで、残り8割は③である。

さらに分類すると、その中でも「自分から進んで塾に来ている」型と「親に行かされている」型に分かれていて、ほとんどが「親に行かされている」型だった。 

大体、毎日学校で5時間近くも授業を受けて、それ以上に他の場所で進んで勉強したい奴なんて、いたらチョット頭がおかしいだろう。
 
まあ、「家では勉強に集中できないから」という理由で塾に来ているのがほとんどだと思うが、それだけのために月に数万円も払う必要はあるのだろうか。しかもほとんどの子供が母親の車迎えと至れり尽くせりで。 そんな、子供に送迎サービスまでしてあげるのなら、いっそ自分で勉強を教えてあげればいいのにと僕は思う(特に専業主婦)。小・中学校の学習内容なんて、そんなに難しいものではない。

現在、塾に頼りきりの親には非常に言い辛いが、塾という現場で教えていた人間から言わせてもらうと、塾では特別なことは何も教えていない。「もう昔のことで、自分には分からないから、教えるなんて」と思っているなら、自分も一緒に勉強すればいいだけだ。

親は全く勉強していないのに、ひたすら子供には「勉強しなさい」、更には「自分が子供の時にはもっと勉強した」という。そして塾へ入れる。

僕の小学校6年生の時のクラスメイトで、旧帝大の医学部に進学した人間は男女で各1名ずついたが、どちらも小学校の時は塾には行っていなかったことを覚えている。これは希な例かもしれないが、「塾代は親の安心料」となっていないだろうか。
  
ゆとりですがなにか
  • ゆとりですがなにか
  • 作者: 宮藤官九郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
  • 発売日: 2016/07/29
  • メディア: 単行本

2016年8月23日火曜日

駅で見かける変な人たち

社会人になってから、通勤で割と大きめの駅の地下街を歩いて会社へと行くのだが、通路には時々「変な人」が存在する。


ここで言う変な人とは

女子高生の格好をしたおっさん

とか

体をぐねらせながら自分のパンツを見せているオバサン(実は男かもしれない)」

とかのことだ。前者のおっさんは遠くから見れば女子高生で、セーラー服に、やたらと短いスカート(素足を見せている)で、ルーズソックスだった。ルーズソックスって、いつの時代だよ・・・。そして、異様に綺麗な素足。脱毛でもしているのだろうか。

後者のパンツ見せるオバサンは、まるで麻薬かシンナーでもやってるかのような目つきだった。

なぜ彼らのような人間が存在するのか疑問なのだが、一種の露出狂というやつだろうか。僕は他人の趣味までとやかく言えないが、女子高生の格好がしたければ、同じ女装の趣味を持った仲間と自分の部屋でこっそりと女子高生の姿を楽しめば良いだろう。自分のパンツが見せたければ、風俗関係で働けばよいまでのことだ。どちらの格好も、一般人が見て気持ち悪くないわけがない。

僕は仕事で疲れて帰宅している途中で、こういった人間を見かけると、もう殺してやりたい衝動に駆られるわけだが、なぜこういう人間が発生するのだろうか。そのメカニズムを解説している人がいれば、ぜひ話を聞いてみたい。また、彼らは普段の仕事は何?そもそもちゃんと生活できているのか…。


こうしたキチガイとは、二度と遭遇したくないが、その歩んできた人生には、若干興味があるな

2016年8月22日月曜日

友人と借金とその彼女と・・・

この「借金は身を滅ぼす」を読んで、なぜか久しぶりに学生時代の友人のことを思い出した。



彼と出会ったのは大学2年生の後半。本格的に始まった「ゼミ」が一緒になったのがきっかけだ。背も高く、男前で、性格が優しくて、男女問わず誰からも好かれる好青年だった。彼とはゼミが始まってすぐに仲良くなり、大学近くで下宿していることもあって、よく泊まらせてもらったり、一緒に飲みに行ったり、とにかくいい友人関係が続いた。

ある日、彼の家に遊びに行った際、英会話教材が山積みにされているのが見えた。


「英語勉強しているの?」

「いや、今は全然勉強していないんだけどね。。。 欲しかったらあげるよ」

しかし、かなりの量のテキストとCDだったので、詳しく聞いてみたら、なんと訪問販売で購入したのだそうだ。

 いくらかかったのか聞いてみたら、100万円!

 100万円と言えば社会人になった今でも高額な金額だが、学生にとっては一年間バイトしても稼げないような額だ。分割払いで契約したのだという。

他に部屋には変な本(宗教関係?)もあって、これは何か聞いたらやはり訪問販売で買わされたのだとか。もう敢えて、値段は聞かなかった。


■ □ ■ □ ■


それから半年程経ったある日の授業。まだ就職活動も本格化していない時期にスーツに身を包む彼と出会った。

話を聞くと、バイトで着なければならないのだと言う。

そのバイトは学習教材の訪問販売で、斡旋先は100万円の教材を購入させられた会社・・・。とことん付け入られているような気がして不憫に思った僕は、何人かゼミの友人と組んで、無理矢理バイトを辞めさせて、更に、親にも事情を話させて、その教材会社と縁を切るよう説得した。


そのアルバイトトラブルが解決した彼は、次は塾講師のアルバイトを始めて、毎日が楽しいと話していた。当時、僕も同じ塾講師のバイトをしている者として嬉しかった。更に、めでたいことに年下の彼女もできたということで、少々羨ましさを感じつつも、彼を祝福した。


それから、数ヵ月後、再び彼の部屋に遊びに行ったとき、今度は消費者金融の案内状みたいなものが置いてあった。

一応、これは何かと聞いたら、毎月の交際費が高くて、バイト代だけではまかなえず、借金をしようと考えている。そのせいで、リクルート用のスーツも買えないと嘆いていた。

交際費とは、もちろん「彼女」との交際費である。

話を聞くと、彼女はバイト先の塾の生徒から紹介してもらった「高校生」で、とにかくお金がかかるのだ、と。食事代は当然ながら、交通費(タクシー)も彼持ちで、更に「親が携帯を持つのを許してくれない」ということで、彼が彼女の携帯を買って、その携帯代も全て彼持ちという強烈な搾取のされ方だった。

それは、彼女と付き合い方の話をした方がいいのではないかと言ったら、実は彼女は何人も彼氏がいるのだと。そして、他の彼氏に負けないように、プレゼントやら何やらをしているのだと言われた。

彼氏の中には社会人もいて、キャッシュカードを彼女に渡している猛者までいると言っていた。

確かに、携帯の写真で見た彼女はアイドル級のとてつもない美人だったが、普通、そこまでするか・・・。というか、複数の彼氏の存在を宣言した上で、カネの貢ぐ額を競争させる彼女は、正に「悪女」だと思った。


数日後、再び僕はゼミの友人と組んで、無理矢理彼女と別れさせた。

彼女専用の携帯も解約させて(月に3万円も携帯代がかかっていた)、変なキャッシュカードも解約させた(まだ使っていなかった)。


その後、彼は大手金融機関に内定して、今は元気に働いている・・・のかと思ったら、既に退職して、今は地元の田舎でのんびり働いているらしい。来月には年上の女性と結婚するのだそうだ。


まぁ、勝手にバイト辞めさしたり、彼女と別れさせたり、やりすぎ感は否めないが・・・。

彼に幸あれ。

2016年8月21日日曜日

リオオリンピック、バドミントンを振り返って

リオデジャネイロ・オリンピックのバドミントンの全種目が終了した。感動あり、涙あり、思っていた以上に楽しませてくれたオリンピックだったが、その内容を振り返ってみたい。

男子シングルス

日本の男子シングルス代表は、前回のロンドン五輪に引き続き、佐々木翔(トナミ運輸)が出場。桃田賢斗の違法カジノ問題で繰り上がり出場になったことはよく知られていることだが、それに恥じない、立派なプレーを見せてくれた。予選リーグ初戦でペトル・コウカル(30=チェコ)を2-1で下し白星スタートをきったものの、2戦目のラジフ・オーセフ(英国)には歯が立たなかった。ファンとして贔屓目に見ても、ラジフ・オーセフ戦の佐々木翔には身体の動きにキレがなかった。かつて、全日本総合を制した時のフットワークや破壊力あるスマッシュは、見ることができなかった。それでも、最後まで諦めない、ひたむきな、泥臭いプレーは健在だった。

所詮は桃田賢斗の代役、代役ごときではやはり勝てない、そう言い放つ外野は多かったが、日本最強を決める全日本総合選手権で佐々木翔は2014年に優勝、2015年は準優勝している。日本代表としてオリンピックに出場して、一体何の問題があるのか。問題があるなら、佐々木翔を超えることができない、日本バドミントン界の若手選手たちにあるのであろう。

話題がそれたが、かくして佐々木翔のリオオリンピックは決勝トーナメントに進むことなく終了した。

「翔さん、本当にお疲れ様でした」

かつて、バドミントンで上を目指した男子の一人として、他の人より少しだけ長い間日本のバドミントンを見てきた人間として、そう言いたい。

報道によると、これをもって選手としては引退し、古巣である北都銀行のコーチに就任することになったようだ。個人的には、今後は旧友佐藤翔治(現日本代表女子コーチ)と一緒に、五輪でメダルを取れる日本選手の育成に尽力してもらいたいところだが、ひとまず長かった現役生活の終わりにお疲れ様でしたとお伝えしたい。



さて、もう一つ楽しみにしていたのが、優勝争い。まず残念だったのが、中国の林丹(32)とマレーシアのリー・チョンウェイ(33)が準決勝で衝突したことだ。おそらく世界中のバドミントンファンの9割はこの二人は決勝まで当たらないでほしいと思っていたはずで、事実上の決勝戦といっても過言ではないカードが準決勝で実現してしまった。

結果は、マレーシアのリー・チョンウェイがセットカウント2-1で雪辱。ここにきて、ついに大舞台でリー・チョンウェイが宿敵林丹を破ったのだ。その喜びがいかに大きかったか、想像に難しくはない。

そして決勝戦、勝ち上がってきたのは、林丹の後継者、諶龍(中国)。この勢いでリー・チョンウェイが優勝するのかと思っていたが、諶龍の集中力は高かった。(どうでも良いが、日本のアナウンサーは諶龍を「シンリュウ」と連呼していたが、「チェンロン」じゃないのか)

諶龍という選手は負けるときは格下相手にもあっさり負ける割に、集中すると機械のようなミスのないプレーをする選手で、今回は良いところが出たようだ。林丹を破ったリー・チェンウェイに1セットも取られることなく、金メダルを決めた。リー・チェンウェイは、前日の林丹戦で全部を出してしまったのかもしれない。いずれにせよ、遂に天才リー・チェンウェイは、金メダルを取ることはできなかった(これでオリンピック3大会連続銀メダル)。

その一方、銅メダルを巡る3位決定戦では、ビクター・アクセルセン(デンマーク)と林丹(中国)が対決。こちらも若い力であるビクター・アクセルセン(23)が林丹(32)をフルセットの上、撃破して銅メダルを手にした。

僕の予想では、やはり林丹が優勝するのだろうと思っていただけに、この結果には驚いた。それとともに、林丹とリー・チョンウェイの2強時代の終わりを見てしまった。今後は諶龍(中国)を中心にビクター・アクセルセンらデンマークの選手が世界のバドミントンを盛り上げていくのであろう。寂しい気もするが、絶対的強者不在となったこれからの世界のバドミントンがますます楽しみである。もちろん、佐々木翔の抜けた日本バドミントン選手も絡んでいくのであろうが、これについては、後日時間があれば書いてみたい。

(男子シングルス以外はあまり思い入れがないので、以降はあっさりです。)

女子シングルス

一番の見どころは、やはり決勝トーナメント準々決勝で日本の奥原希望(日本ユニシス)と山口茜(再春館製薬所)がガチンコで激突したことであろう。

以前から山口茜は奥原希望を苦手にしているようなところがあり、今回もやはり奥原に勝てなかった。奥原戦、1セット目は取ったものの、残りの2,3セットで逆転されてしまい、ベスト8に終わった。山口は予選リーグで優勝候補の一角であるラチャノック・インタノン(タイ)を倒しており、勢いはあっただけに、本当に残念だった。

一方、準決勝に進んだ奥原はインドのシンデュ・P.V.とは互角の試合をしていたものの、まさか2セット目で11連続ポイントを許してしまい敗退、3位決定の相手となった李雪芮(中国)が棄権したため、銅メダルとなった。

なお、優勝して金メダルを手にしたのは世界選手権優勝者のキャロリーナ・マリン(スペイン)。やはり、世界選手権の女王は強かった。

日本の奥原希望も山口茜も若いので、今後もこの二人が中心となり日本の女子バドミントン界を引っ張っていくのであろう。世界3位と8位の選手が国内にいるということは、国内で勝てれば世界で通用するということ。若い選手もこの二人を目標に頑張ってほしい。そして、4年後の東京五輪では日本人同士が決勝で当たること期待して…。

男子ダブルス

男子ダブルスは日本ユニシスの早川賢一と遠藤大由は、予選リーグで世界ランク2位、今大会の優勝候補の一角であるセティアワン・アッサン(インドネシア)から大金星を奪う活躍を見せるものの、決勝トーナメントでは早川がぎっくり腰で腰を痛めたため、満足できる動きができず、ベスト8で敗退となった。

試合後の早川のインタビューを見ていると、本当に悔しさが伝わってきて、こちらも泣きそうになった。アスリートは何かしらケガを抱えているのが常ではあるものの、早川が万全であれば違う結果が見えていたのかもしれない。本当に悔しい結果だった。とは言え、優勝候補の一角を倒しての世界ベスト8は称賛に値する結果であり、日本最強のダブルスとして立派に役目を果たしたといえるであろう。二人ともお疲れ様でした。

女子ダブルス

今回のオリンピックのバドミントンで、日本人として最も金メダルを期待されて臨んだのが、このタカマツこと髙橋礼華・松友美佐紀(日本ユニシス)ペア。世界ランク1位でもあり、実力通り順当にいけば金メダルだったが、その期待を裏切ることなく、日本バドミントンとして初の金メダルを手にした。よく知らない人には、前回のロンドン五輪銀メダルの藤井・垣岩ペアが銀メダルだったので、金メダルが当然のように映るかもしれないが、前大会は例の「無気力試合」が原因で有力候補が勝手に消滅したため、運も味方しての銀メダルだったのに対して、今回はそういったラッキー要素一切なしの金メダル、さすがとしか言いようがない。彼女らは日本バドミントンの歴史に名前を刻んだのだ。

デンマークのK.リターユールとC.ペデルセンとの決勝戦では1-1で迎えた3セット目、16-19と追い詰められてからの5連続ポイントで逆転優勝。見ていて、ちょっとダメかなと思ってしまったのは僕だけではないはずだ。しかし、彼女らは全く諦めていなかった。最後は鳥肌ものである。

その勝ちへの執念が、歴史を創ったのだ。本当におめでとうございます。

そして、日本バドミントン協会の関係者の皆様、悲願のオリンピック金メダル、おめでとうございます。


松友美佐紀選手
松友美佐紀選手


混合ダブルス

実は今回のリオオリンピックで一番頑張ったのが、この混合ダブルスの数野健太・栗原文音ペア(日本ユニシス)だった。世界ランキングではオリンピック出場がギリギリだったにもかかわらず、予選リーグで中国の劉成・包宜鑫の世界選手権銀メダルのペアから白星を奪い、決勝トーナメントへ進出。決勝トーナメントでは初戦で世界王者にストレートで敗れたが、堂々の世界ベスト8.ここでも日本のバドミントンを知らしめてくれた。

ちなみに、栗原文音選手は、中国のネットで人気が出ているらしい。日本でも人気が出てほしいものだ。

栗原文音選手
栗原文音選手

というわけで、バドミントンのオリンピックが終了した。本当に日本の選手の皆さん、お疲れ様でした。そして、言い古された言葉ですが、感動をありがとう。


<関連エントリー>


2016年8月15日月曜日

中小企業の時間感覚

僕が入社して以来、ずっと気になっていたのが、この会社の社員の時間のルーズさだ。中小企業の時間感覚とでも呼ぶべきだろうか。

まず、役員連中は、会議に平気で30分から1時間遅刻する。それもどうかとは思うが、100歩譲って奴らは「役員」だ。

驚くべきことに、なんとこの会社には、一般の社員で、定時に出勤してこない奴(女)がいるのだ。

まず、一般職の受付の女性。ほぼ毎日、平均して5,6分の遅刻は当たり前、最長で15分遅刻してきたこともあるツワモノなのだが、彼女のすごいところは、遅刻してきたからといって「すいません」とかの詫びの1つも言わないところだ。毎日遅刻しているのだから当然か。そして、さらに驚かされたのが、部内の管理職の連中が、それを見ても一切注意しないことだ。何か弱みでも握られているのか。

そのせいなのかは分からないが、最近では派遣社員のおばさんも堂々と遅刻してくるようになった。この会社も舐められたものである。

時間にルーズなのは朝の出勤だけではない。この会社の社員は客とのアポを、平気で忘れたり、さらには訪問先を遅刻したりするのだ。「○○部長様に14時にお約束を頂いているのですが…」という来客時に席にいないので、社内を探したら、別の部屋で寝ていたということなど、挙げるときりが無い。(悲しいことに、空想のネタではなく実話である)

同行する訪問予定のクライアントがあっても、僕が言わなければ忘れていたり、遅刻するのがほぼ確定した時間になってから、会社を出たりと、とにかく「時間」や「約束」を守るという文化が、この会社には極端にない。会議でも、10分程度の遅刻は当たり前の世界になっている。

中小企業なんて、どこもこんな感じなのかもしれないが、必要以上に時間厳守の世界で揉まれてきた僕にとっては、これはどうしても苦痛なのだ。

反面教師として覚えておこう。

<関連エントリー>
中小企業の社員の特徴

2016年8月12日金曜日

押切もえは「モデル失格」?

AneCan (アネキャン) 2007年 04月号 [雑誌]

この雑誌の表紙を飾る美人を誰だかご存じだろうか。かつて蛯原友里、山田優と並び若者向けのトップ人気モデルとしてブレイクした押切もえである。この押切もえが少し前に書いた「モデル失格」という本を読んだのだが、なかなかインパクトの強い本だった。


さて、まず言及しておきたいのが、彼女の10代の頃についてだ。YouTubeで彼女の10代の頃の動画を見たことはあるかもしれないが、動画のリンクはすぐに消えるので、キャプチャした画像を掲載しておく。これが高校生の頃の押切もえである。(上の雑誌の表紙と見比べてみて下さい)

押切もえ

初めて見たファンの人は腰を抜かすかもしれないが、これほどインパクトのある画像も珍しい。

このガングロギャル(死語)が、どうやってエビちゃんや山田優と肩を並べるカリスマモデル(上の雑誌参照)にまで成長したのか、どうやって「チェンジ」したのか以前から相当興味があって、そして押切もえ本人が書いた本を見つけた。しかもタイトルは「モデル失格」と。女性向けの本だと思ったが、気にせず本屋で速攻購入した。

タイトルの「モデル失格」というのは、彼女の顔や体格が(モデルとしては)不適格で、人見知りで何事も諦めやすかった性格だったことを表す言葉。このコンプレックスを克服しトップモデルへと駆け上がったその足跡が前半部分で書かれていた。

彼女がプロのモデルを意識し始めたのは意外に遅く、20歳になってからだったそうだ。20歳から20代向けの雑誌のモデルになるのは難しいようで、相当な努力をした後、やっとチャンスが巡ってきたと思ったら所属事務所が倒産。お金がなくて工場でアルバイトまでしていた時期もあったそうだ。それから、順調に仕事が入り始めたと思った矢先、撮影のロケ先で首を骨折…。あらゆる不遇の時代を越えて今の「押切もえ」があったのだ。 そんな彼女だからこそ「人は本気で変わろうと思えば変われると、信じたいんです」という言葉に力強さを感じた。

人生は一度だけ、にも関わらず彼女は人生を期待せずに生きていた。失敗して傷つくのが怖いから。しかし、彼女の本心は「愛されたかった」と結論付けられていた。

とはいえ、現時点(2016年8月現在)で彼女は結婚しておらず、これだけの美人になると、「愛される」相手を見つけることもなかなか難しいようだ。

おそらくエビちゃんや山田優が同じタイトルの「モデル失格」という本を出しても嫌味にしか思えなかっただろう(が、やっぱりエビちゃんの本は買うかな・・・)。

これからも押切もえの活躍に期待したい。

モデル失格 ?幸せになるためのアティチュード? (小学館101新書 24)

2016年8月9日火曜日

週110時間、平日18時間働いたサイバーエージェント藤田晋社長の伝説

キラキラ女子や芸能人のアメブロで有名なインターネット広告の代表企業、サイバーエージェント(cyberagent)の藤田晋社長の伝説を知っているだろうか。

創業時、週110時間、平日18時間働いていたという伝説である。

この伝説を詳しく知りたいと思い、古い本だったが購入して読んでみたのが「渋谷ではたらく社長の告白」だ。



渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉 (幻冬舎文庫)
  • 作者: 藤田晋
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2013/06/27
  • メディア: 文庫


急成長するベンチャー企業の中身がどういうものなのか、サイバーエージェントの社長視点で淡々と描かれてあり、分かりやすく、そして読みやすい。

創業期から上場、ネットバブルの崩壊、そして芸能人(奥菜恵)との結婚…。(その後、結婚はダメになってしまったようだが)一般人が10年、20年かけて達成するような偉業を、この藤田社長は1年でやってのけてしまう、そんな勢いを感じた。また、株式上場に絡んで村上ファンド(当時)の村上世彰氏、楽天の三木谷浩史氏、GMOの熊谷正寿氏、そしてホリエモンやいった新興企業の有名人が登場する。2006年のライブドアショックの頃に名を馳せていた連中は、随分前から交流があったということが、本書から読み取れた。

本書で、サイバーエージェントは「将来21世紀を代表する企業を作ること」が目標と繰り返し強調されているが、理念というか「何のために」「何をもって」といった具体性は見えず、とにかく売上と利益を追求する姿勢が強かった。経営理念など、成功した企業が後から考えた副産物なのかもしれないが、永続的に社会に必要とされる企業になるには、そこが大事なのではないだろうか。

さて、最も意外だったのが、藤田社長が技術者出身ではなかったということだ(大学も青山学院大学の経営学部卒)。元ライブドア社長の堀江貴文氏のようにバリバリのネットオタクだとばかり思っていたが、文系人間で営業畑の人だったとは思わなかった。楽天の三木谷浩史社長も一橋大学(理系学部が存在しない)卒の銀行出身だし、IT企業を経営する人は技術畑の人間という先入観をなくさないといけないな。

さて、表題の「週110時間、平日18時間働く」とはどれくらい働くことなのだろうか。藤田社長は平日は毎日終電まで働き、土日祝日連休全部働いた結果、週110時間、平日18時間働いたことになったそうだ。この働き方は誰かと似ているなと思ったら、日本電産の永守重信社長だ。永守イズムを彷彿とさせるようなハードワーカーで、そのタフさには脱帽だ。「ワークライフ・バランス」とか「残業0」とか「何とか休暇」とか、ゆとりある働き方も大事だが、上を目指すビジネスマンであるならば、一度は経験しなければならない泥臭い働き方を知るには、本書は絶好の教材だろう。

僕は現在平日の睡眠時間は約5時間で、それでも会社ではへろへろ、休日はバタンキュウ。とてもじゃないがベンチャー企業では(少なくとも藤田社長の経営する会社では)やっていけないだろうなぁ。

とはいえ、藤田社長の経営するサイバーエージェントが面白い会社であることには違いない。時間があれば、藤田晋社長の他の著書も読んでみたい。

2016年8月8日月曜日

「悩む」と「考える」は違う

大前研一氏の「ビジネス力の磨き方 」は、かなり昔に読んだ本だが、この本の中に書かれている文章を、最近PCのディスクトップ上に貼り付けているので、それを紹介したい。

 
大チャンス到来! ビジネス力の磨き方 (PHPビジネス新書)
  • 作者: 大前研一
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/12/03
  • メディア: Kindle版

著者はビジネスの世界では有名な経営コンサルタント大前研一氏で、この人のモノの考え方は(一部偏っている部分もあるが)非常に面白い。大前氏はこの著書の中で仕事に悩めるサラリーマンに、こう呼びかける。(以下引用、太字強調は私によるもの)

だいたい、これまでの人生で、悩んで問題が解決したなどという経験は一度もないのだから、悩んだって仕方がないだろう。
だから、私は悩む暇があったらまず行動する。それでうまくいけばよし。もしうまくいかなかったら、どこが悪かったのか、その原因を徹底的に探し、それを排除するには自分には何ができるかを考える。そうすれば、次は必ずもっとクレバーな行動がとれるというわけだ。
仕事でも人生でも、たった一度の失敗で終わりになるなんてことはないのだから、このやり方がいちばん確実で効率がいいのである。

「悩む」と「考える」というのは、似ているようでまったく別なのである。仕事がつらいと感じている人は、「悩まず考える」「考えたら行動する」というふうに思考を変えるだけで、ずいぶん楽になるのではないだろうか。

いつもウジウジ悩んで行動を起こさない自分に、この言葉は衝撃的だった。「悩む」と「考える」は違う、1度の失敗で人生が終わることはない…、分かっているようで、分かっていないことだ。もし興味をもたれた方はこの本を一読されることをお勧めする。ただ、全般的な内容としては、これより前の「即戦力の磨き方」の方が面白かった。 こちらもお勧めである。

2016年8月4日木曜日

個人的に出張に持って行きたいモノのリスト

最近、出張に行く機会がやたらと増えたのだが、毎回何かを必ず忘れるので、自分用にチェック表を作った。毎回このページを見て、抜け漏れのないように注意したい。(こうして書いて事前にチェックしているのに、それでも忘れることがあるので、恐ろしいものだ…)
  

<洋服・タオル系>


☑ワイシャツ、下着、靴下類
洋服系は案外忘れたことがないが、念のためチェック。

☑ハンカチ
基本的だが、なぜか良く忘れる。

☑ビニールバック×2
洋服を買ったときにもらうビニール製のナップサックのような袋。ひとつは着替え用の洋服を入れておき、もう一つの袋には使った洋服を入れていくようにすれば、洋服の管理が簡単になる。 


ナイキ(NIKE) ヘリテージ ジムサック BA5128 011 ブラック/ブラック MISC
  • 出版社/メーカー: ナイキ
  • メディア: スポーツ用品

☑ハンドタオル
かつてハンドタオルのない旅館に泊まった経験から、1枚は必須。突然の雨でも活躍してくれる。 


ブルーム 今治タオル レオン ハンドタオル 3枚セット サンホーキン綿 (ナイト) leon_ot3_n
  • 出版社/メーカー: タオルショップ ブルーム
  • メディア: ホーム&キッチン

<電池・電源系>


☑充電モバイルバッテリー
使用頻度は少ないが、スマホは思っている以上に電気の消費が激しいときがあるので、小さいやつでも一つあると安心。 但し、これだけでは無意味なので次のUSBケーブルを忘れてはいけない。


cheero Power Plus 3 mini 5200mAh モバイルバッテリー ホワイト
  • 出版社/メーカー: cheero
  • メディア: エレクトロニクス

☑USBケーブル(スマホ用)
これを忘れてスマホを全く充電できなかったことがあります。 これはスマホ用だが、出張が長期に亘るときは、充電モバイルバッテリー用のUSBケーブルも持って行きたいところ。



☑USB電源アダプター
USBケーブルとセット。忘れると痛い上に良く忘れる。 



☑小さめの電源タップ
旅館によっては、部屋に電源が一つしかないところが多く、思った以上に重宝する。

ELECOM 電源タップ 両サイド+下方向 3個口 ホワイト T-TR3WH
  • 出版社/メーカー: エレコム
  • 発売日: 2003/10/15
  • メディア: Personal Computers


<歯ブラシ、ヘアワックス系>


☑歯ブラシと歯ブラシケース
旅館備え付けの歯ブラシに満足できない人なので、自分の歯ブラシは必要(歯磨き粉はそうでもない)。歯ブラシケースも忘れずに。 


オーラクリーン 紫外線歯ブラシ除菌庫 PS メタリックシルバー DV-130ST
  • 出版社/メーカー: ファミリーサービス・エイコー
  • メディア: ホーム&キッチン

☑ヘアワックス
毎朝使っているため前日の準備で鞄に入れることができず、案外忘れてしまう。携帯用の入れ物があればそれに事前に移し替えておくのも手。 というか、無難に行くには、予備を用意しておくのが賢い選択だと思う。 


ギャツビー ムービングラバー スパイキーエッジ モバイル15g
  • 出版社/メーカー: マンダム
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
ウェーボ デザインキューブ ホールドワックス 80g
  • 出版社/メーカー: デミ コスメティクス
  • 発売日: 2009/08/14
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

☑電気シェーバー
旅館備え付けのカミソリでは出血間違いなしなので、電気シェーバーを持参することになるが、ヘアワックス同様、出発の朝にも使うものなので忘れてしまいやすい。掃除用のブラシも忘れずに。 なお、一度だけ充電が切れて出張先で使えなかった経験があるので、必ず出張前に充電しておくようにしたい。


パナソニック ラムダッシュ メンズシェーバー 5枚刃 黒 ES-LV5A-K
  • 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
  • 発売日: 2015/09/01
  • メディア: ホーム&キッチン

☑シェービングフォーム
電気シェーバーは入れたのに、シェービングフォームを忘れたことがあります。

DHCforMEN 薬用シェービング ジェル 140ml
  • 出版社/メーカー: DHC
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

☑デオナチュレ
脇汗の匂い対策として普段何気なく使っているデオナチュレだが、数日ならば不要だろうと旅行に持っていかず過ごしたところ、その効果を思い知ることになった(かなり匂いがした)。絶対必要。 


デオナチュレ男クリスタルストーン 60G
  • 出版社/メーカー: シービック
  • 発売日: 2014/02/12
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品


<その他>


☑折り畳み傘
重たいからと抜いた時ほど、想定外の雨が降ったりするので、軽いのを1本は入れておきたい。 



☑小さ目のカバン
目的地やホテルへ着いてから、ちょっとした移動をするのに便利。入れるのはスマホと財布だけであったとしても、小さい鞄があるだけで移動が楽になる。 




☑デジカメ
いわゆるコンデジ。必須アイテムではないが、出張によっては写真撮影が必要なケースが結構あるので、今回の出張では必要なのか、一度考えておきたい。写真撮影はスマホがあれば事足りると思われそうだが、撮影の手軽さと写真の取り込みには雲泥の差があるので、必要なら持って行きたい。電池持ちが不安なら、充電器も持って行くと安心。




☑バンソウコウ
こういう時に限って靴擦れみたいな怪我をすることが。そういう時、絆創膏1枚あるだけで、快適さが全く違う。 


BAND-AID(バンドエイド) キズパワーパッド ふつうサイズ 10枚
  • 出版社/メーカー: ジョンソン・エンド・ジョンソン
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

☑筆記用具
メモが必要になることもあるので、筆箱くらいは入れておく。

コクヨ ペンスタンドになるペンケース ネオクリッツ F-VBF131-2
  • 出版社/メーカー: コクヨ
  • 発売日: 2014/06/04
  • メディア: オフィス用品

☑ペットボトルホルダー
これは夏場限定だが、500mlのペットボトル飲料はもちろん、それより小さいサイズのペットボトルを保管しておくこともできるので1つあると案外便利。特に暑い時期は、そのままだと水滴が付いて色々面倒なのだ。たいして重たくないものなので、暑い季節の出張はカバンに入れておく。 

tone ボトルカバー 500ml ブラック TC-01
  • 出版社/メーカー: NYプランニング
  • メディア: ホーム&キッチン
  
☑お土産
事前に買っておいたのに、自宅に置き忘れたまま出発したことが・・・。

☑イヤホン
電車や新幹線での移動が長いと、イヤホンが大活躍する。1つは常備しておきたい。

ソニー SONY イヤホン MDR-EX155 : カナル型 ブラック MDR-EX155 B
  • 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
  • 発売日: 2017/07/15
  • メディア: エレクトロニクス
  
☑耳栓
追記になるが、ここで「耳栓」を追加しておきたい。通常の出張であれば、他の社員と相部屋になることは滅多にないと思うが、これが社内研修だと相部屋になってしまう可能性が高い。そこで注意しなければならないのが、相方の「いびき」である。私の経験上、体の大きさ(特に太めの人)といびきのデカさは比例する。

かつて、身長180cm、体重90㎏の人と研修で相部屋になった際、唸り声のようないびきを一晩中きかされて、一睡もできなかったことがあり、この後、耳栓は必須の旅行グッズとなった。重いモノではないので、騙されたと思って相部屋の可能性の際は持って行くことをお勧めしたい。 


2016年8月1日月曜日

最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術

著者 : 泉正人
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日 : 2008-03-03



今日は、泉正人氏の「最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術」を読んだ。愛すべき勝間さんの本には、何事にも続ける「仕組み」を作る重要性が強調されているけれど、この本はその「仕組み化」に特化して書かれている。

ルーチンワークは徹底的に仕組み化(マニュアル化)して時間を効率化(誰にでもできるように)する、自分の意志の力では失敗するのでやらざるを得ない環境作る(仕組み化する)、等は勝間さんの本にも書かれていたことだが、この本ではその他に、様々なメモやデータをすべてパソコンに入力することを強く勧めている。なぜなら、記録しないものは記憶しなければならず、記録はPCで十分代用できるから。記録にはなるべく自分の脳みそを使わずに、考えるべき仕事に頭をつかいましょうと。

尚、著者の使用している「チェックリスト(仕組み化ツール)」はネットから無料でDLできるとのことなので、早速明日使ってみようと思う。

それにしても本書を読んでいて気になったのが、他書の引用文の多さだ。こんなに引用していいのかと思ってしまった。それと、著者は仕組み化することで丸一日かかっていた仕事が2時間で終了するようになったと書いてあったが、具体的にはどうやってそこまで短縮したのか、その具体的な内容は書かれていなかったのが残念だ。