この雑誌の表紙を飾る美人を誰だかご存じだろうか。かつて蛯原友里、山田優と並び若者向けのトップ人気モデルとしてブレイクした押切もえである。この押切もえが少し前に書いた「モデル失格」という本を読んだのだが、なかなかインパクトの強い本だった。
さて、まず言及しておきたいのが、彼女の10代の頃についてだ。YouTubeで彼女の10代の頃の動画を見たことはあるかもしれないが、動画のリンクはすぐに消えるので、キャプチャした画像を掲載しておく。これが高校生の頃の押切もえである。(上の雑誌の表紙と見比べてみて下さい)
初めて見たファンの人は腰を抜かすかもしれないが、これほどインパクトのある画像も珍しい。
このガングロギャル(死語)が、どうやってエビちゃんや山田優と肩を並べるカリスマモデル(上の雑誌参照)にまで成長したのか、どうやって「チェンジ」したのか以前から相当興味があって、そして押切もえ本人が書いた本を見つけた。しかもタイトルは「モデル失格」と。女性向けの本だと思ったが、気にせず本屋で速攻購入した。
タイトルの「モデル失格」というのは、彼女の顔や体格が(モデルとしては)不適格で、人見知りで何事も諦めやすかった性格だったことを表す言葉。このコンプレックスを克服しトップモデルへと駆け上がったその足跡が前半部分で書かれていた。
彼女がプロのモデルを意識し始めたのは意外に遅く、20歳になってからだったそうだ。20歳から20代向けの雑誌のモデルになるのは難しいようで、相当な努力をした後、やっとチャンスが巡ってきたと思ったら所属事務所が倒産。お金がなくて工場でアルバイトまでしていた時期もあったそうだ。それから、順調に仕事が入り始めたと思った矢先、撮影のロケ先で首を骨折…。あらゆる不遇の時代を越えて今の「押切もえ」があったのだ。 そんな彼女だからこそ「人は本気で変わろうと思えば変われると、信じたいんです」という言葉に力強さを感じた。
人生は一度だけ、にも関わらず彼女は人生を期待せずに生きていた。失敗して傷つくのが怖いから。しかし、彼女の本心は「愛されたかった」と結論付けられていた。
とはいえ、現時点(2016年8月現在)で彼女は結婚しておらず、これだけの美人になると、「愛される」相手を見つけることもなかなか難しいようだ。
おそらくエビちゃんや山田優が同じタイトルの「モデル失格」という本を出しても嫌味にしか思えなかっただろう(が、やっぱりエビちゃんの本は買うかな・・・)。
これからも押切もえの活躍に期待したい。
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