昨日の続きであるが、やはり外国人投資家だけではなく、国内の一般株主からも取締役の再任に「No」を突きつけられたようだ。今朝の日経新聞がそう分析していた。現経営陣の再任が否決されて、株価は上昇した今、社長以下否決された取締役は何を思っているだろうか。 (下の株価チャート参照)
<2008年5月29日アデランス株価>
そして、現経営陣が否決された一方で選任された社外取締役はこれからどうするのか。色々興味は尽きない事件だ。
さて、この後アデランス経営陣は何をしなければいけないとかというと、会社法に従って経営を進めることとなる。
(役員等に欠員を生じた場合の措置)
第三百四十六条
①役員が欠けた場合又はこの法律若しくは定款で定めた役員の員数が欠けた場合には、任期の満了又は辞任により退任した役員は、新たに選任された役員(次項の一時役員の職務を行うべき者を含む。)が就任するまで、なお役員としての権利義務を有する。
(代表取締役に欠員を生じた場合の措置)
第三百五十一条
①代表取締役が欠けた場合又は定款で定めた代表取締役の員数が欠けた場合には、任期の満了又は辞任により退任した代表取締役は、新たに選定された代表取締役(次項の一時代表取締役の職務を行うべき者を含む。)が就任するまで、なお代表取締役としての権利義務を有する。
というわけで、当面の間は否決された取締役が暫定経営陣として運営し、後任を決めるため臨時取締役会を開催するのだろう。
株主総会が「しゃんしゃん総会」と呼ばれた時代が懐かしい。
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