先日の
エンゼルバンクに引き続き三田氏の新刊「
マネーの拳 8」を読んだ。上場していきなり敵対的買収とはありえんと思いないながら読んだ。恐らく例の商社は三菱商事を想定していると思われるが、日本の老舗上場企業が上場したての新興企業を敵対的買収した話など、聞いたことがない。というか、いくらなんでも日本の慣習ではできないだろう。更に、買収防衛策の内容が現実とは乖離していた。
コンサルタントの牧が紹介していた防衛策は
①ゴールデンパラシュート(Golden Parachute)
②シャークリペラメント(shark repellent)
③クラウンジュエル(Crown jewel)
④スコーチド・アース・ディフェンス(Scorched-earth Defense)
⑤ホワイトナイト(White knight)
はっきり言って、どれも使えん(意味はグーグルで出てくる)。
①と②は株主の承認を得るのが難しいし、③と④は、下手をすると株主代表訴訟を受けるだろう。大体、事業の売却には巨額の税金がかかるのだ。⑤は実際に使われている手段だが、結局はホワイトナイトに実権を握られるので、防衛したのかと言われれば、疑問なところがある。
まぁ、細かい点は置いておいて、これからの展開は楽しみである。
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