買収防衛策導入の流れとして、株主総会に付議しようがしまいが、とりあえず事前に証券取引所に相談に行く必要があって、そこからOKが出たあとに、(一般的には)取締役会決議によって、「導入方針のお知らせ」みたいなプレスリリースを発表する。
で、前置きが長くなったが、このプレスに関してのQ&Aをコンサルが作ってきてくれて、それのチェックが僕に回ってきた。買収防衛策関連だけで100問…。しかも、当然ながら内容が濃い。頭が破裂しそうなのを抑えながら、根性で読みきった。ちなみに「一般株主」を想定してこのQ&Aは作成されているのだが、中にはとんでもない想定質問もあった。
その中でもこれ。
旧商法の新株予約権株主割当と新会社法の新株予約権無償割当ての違いは?
大抵の一般株主は株価が上がるか下がるかくらいしか興味ないはずで、法律改正に伴う差異など、大学の教授くらいしか興味ないだろう。で、このQ&Aには、こういった質問がまだまだあったわけだが、最終的には上司に見せなければならないから、僕がひとつひとつ入念にチェックしていかなければならないのだ。この作業が途方もなく苦痛だった。
まぁ、勉強になるといえばなるのだけれど、どうしてこんな実務担当者くらいしか思いつかないような想定問答を作成する必要があるのだろうか。
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