2016年7月18日月曜日

ちょいデキ!

著者 : 青野慶久
文藝春秋
発売日 : 2007-09-20


今日はブックオフで「ちょいデキ!」という本を購入した。これは、以前何かのサイトで紹介さていたのを見て、タイトルが面白いと思っていたところ、たまたまブックオフで発見したのだ。立ち読みをしてみて、「イマイチかなぁ」とも思ったが、迷う時間が無駄なのと、わざわざ足を書店まで運んだ本なので、購入しなければ後日後悔しそうだったので購入。

まだ全部は読んでいないが、要するに肩の力を抜いてちょっとデキるくらいの社員になりましょうよ、という趣旨だ。“北斗神拳よりも誰でもできる太極拳”というキャッチコピーが全てを物語っている。大前研一氏のように、死んだらいくらでも休めるのだから、ITと会計と英語を死ぬ気で勉強しながら他人の5倍働け、というような凡人には到底不可能なノリは出てこない(僕はそういうのも好きだが)。

ちょいデキ!
北斗神拳よりも誰でもできる太極拳


IT企業の社長ということで、「何でもかんでもメールで残そう」と書いているのかと思いきや「メールを多用していませんか?」と投げかけ、一言でも電話などリアルのコミュニケーションを取る重要性を問いている。また、「ものを覚えようとしていませんか?」の項目では、携帯電話で自分の会社のメールアドレスあてにメモをしたメールを送るといったコツが書いてあるが、この辺りはスマホのない時代の古さを感じた。

ちなみに著者はグループウェアで有名なサイボウズの代表を務める青野慶久氏。上場会社の社長故に、株主総会で株主から罵声を浴びせられた際、平静を保つための心得も本書で書かれていたが、とても面白かった。本を読んだ感じでは、ホリエモンのようなガツガツさはないけれど、すごく頭の回転のいい人なんだろうなという印象(実際はキツイ人なのだろうけれど)。ちなみに大阪大学の工学部出身。

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