今回のテーマは広義の買収防衛策。株価を上げる方法や、個人株主を増やす施策などが紹介された。そう言われてみれば、僕の会社はIR関係については、ほとんど何もしていない。上場している会社で、この会社ほど殺風景なHPを持っている会社もないだろう。しかし、BtoB企業であれば、あまり個人株主を意識する必要もないわけで、食品メーカーやら自動車メーカーと比べれば、その辺りが手薄になるのは仕方のないことだと思う。しかし、昨今の情勢を鑑みて、個人株主を取り込み、安定株主の1つになってもらうためには、このBtoB企業も重い腰を上げる必要が出てきたというわけだ。
余談だが、会社によっては逆に個人株主を如何に減らすかに苦心している企業もあるようだ。先日のパーティで知り合った某鉄道会社の株主総会担当者は「年々株主総会に来る個人株主が増えてきて、昨年は遂に2000人を超えました。会場を確保するのも大変ですよ。」と嘆いていたこと覚えている。個人株主を増やしたい零細企業、株主が多すぎて苦労するインフラ企業…。「会社も色々」だな。
今回のミーティングでは、前回のように一言も発せずに終わるということはなかったが、途中で理解がついていけなくなる部分があった。「広義の買収防衛策」や「個人株主対策」などは僕が入社以来ずっと追いかけてきてきたテーマで、社内ではこの分野のプロだと自負していたにもかかわらず、情けなかった。事業報告の内容で質問があった際、スラスラと会社法の条文が出てきたコンサルタントは流石だと逆に感心してしまった。ファイナンス分析、ビジネス法務、海外ファンド・市場の情報・・・数千万円も払っているので、これくらいできる人間なのは当たり前なのかも知れないが、僕は何一つ勝てない。
僕は、一体何をして生きてきたのか。
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