2022年4月28日木曜日

中小企業診断士の学習記

ここのところ、調べたことのまとめばかりアップロードしているが、近況報告を書いておくと、久しぶりに資格試験の勉強をしている。

よって、今後しばらくは定期的に学習記録、というか感想を書いていきたいと思うのでご了承願いたい。

さて、その取得を目指している資格とは、中小企業診断士。とっても意味がない資格としても有名だが、今後、仕事で必要な知識が、法務、会計、そしてシステムで、その全てをカバーしていたのがこの中小企業診断士だったことから、受験を決意した。勉強するついでに資格も取れたら一石二鳥程度の発想であり、コンサルタントとして独立したいとか、そういう野望は皆無である。

まだ、全然勉強は終わっておらず、基本書は全科目一通り読んで、現在は問題集をゴリゴリ解いている。


いや、「解いていた」という過去形が正しい。


なぜなら、「経済学」で思い切り躓いてしまって、現在、中小企業診断士専用ではない経済学の基本書で、基礎の基礎から勉強し直しているからだ。


かなり昔の話になるが、一応、それなりに偏差値の高い大学の「経済学部」を卒業し、単位もしっかり取って卒業したので、少し教科書を読めば経済学なんて楽勝だろうと高を括っていて、教科書の方は適当に突破できたのだが、問題集は無理だった。


(↑この本、解説はかなり分かりにくいぞ)


総費用曲線の問題で、解説を読んでもさっぱり理解できず、該当する教科書のページを読んでみたのだが・・・分からん。2日ほど粘ってみたが、私の頭では理解不能だったので(一応、経済学士)、急がば回れの精神で、評判の高い専門テキストを購入して勉強することにした。



この本を選んだのは、Amazonレビューでの評価が高かったことに加えて、YouTubeで無料講義が見られる(それも全編)というところだった。

これで理解できなければ、もう終わりだなと思いながらテキストと動画を見たら・・・分かりやすい。さすが、人気書籍で、動画ではグラフを描きながら丁寧に説明してくれるので、理解が一気に進んだ。


ただ、動画を見るというのは、如何せん、時間がかかる。


長いセクションだと、1講義40分程あるのだが、仕事終わりに勉強している身としては、この時間が猛烈に眠いし、何よりしんどい。石川先生の解説には一切問題は無いのだが、単純に精神的につらいのだ。

というわけで、4月までは割とテンポよく学習が進んできたのだが、4月はずっと経済学を、それも基礎の基礎からやっており、色々と暗礁に乗り上げてきた感じがしている。


GW中には頑張って仕上げなければならないのだが、業務に直結しない分野に力を入れなければならない点に、色々と矛盾を感じている。


2022年4月11日月曜日

ユニクロのエアリズム3Dマスクがとても良かった件

久しぶりに購入して良かったモノのレビューを書きます。

良かったのは、「エアリズム3Dマスク(2枚組)不織布フィルター内蔵」です。

 

エアリズム3Dマスク(2枚組)不織布フィルター内蔵

 

https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E451737-000/00?colorDisplayCode=00&sizeDisplayCode=005

 

<デザイン>

★★★★★

デザインは文句の付け所がないくらいかっこいい。従来のエアリズムマスクは普通の布マスクと何ら変わりのないデザインでしたが、 エアリズム3Dマスクはシュッとした見た目で、マスクを付けた顔がシャープに見えます。

<息のしやすさ>

★★★★

息のしやすさも従来のエアリズムマスクとの比較になりますが、3Dの立体構造が上手く息が抜けていくように設計されており、かなり息はしやすいです。

<フィット感(耳が痛くならないか)>

★★★★★

私はどんなマスクを付けていても耳が痛くなる人なのですが、これは従来からとユニクロマスクと同じで、全く耳に負担がかかりません。アジャストできるタイプなので、しっかりと締めることもでき、締めた状態で長時間付けていても、私は大丈夫でした。

<お買い得度>

 ★★★★

2枚で990円は従来のユニクロマスクと比較すると高いかもしれないですが、ネットで売られている高級なマスク(洗えるタイプ)と比較するとかなり良心的だと思います。

<総評>

★★★★★

不織布フィルターも内蔵されており、見た目も機能も一切非の打ち所がないです。お店で見かけたら、是非1個は購入してみてもらいたいですね。

 

 

後は、夏にどれだけ暑さを感じるか、だけですが、これだけは本格的な真夏シーズンが到来しないと分からないですよね。

2022年4月8日金曜日

関連会社の保有とその影響

とある会社との業務提携等を進めて株式の取得等を進めていく内に、その会社が「持分法適用会社になりそうだ」との連絡が経理部より入った。財務的な内容(財務諸表への影響)については、経理部が調べるとして、上場企業の法務担当者としては、財務分野以外で考えなければならない事項があるのか、あればそれは何なのか(そして、持分法適用会社とは何なのか…)を調べたので、ここでまとめておきたい。


1.法律上の会社の整理(ざっくり)

関連会社の保有とその影響


※関連会社以外の細かい内容(法務省令等)は省略しています。

・親会社 【会社法2条4号・会社法施行規則3条2項、3項】
株式会社を子会社とする会社その他の当該株式会社の経営を支配している法人として法務省令で定めるもの。

・完全子会社 【会社法施行規則218条の3】
「会社がその総株主の議決権の過半数(50%超)を有する株式会社その他の当該会社が経営を支配している法人として法務省令で定めるもの」が子会社の定義。完全子会社は、親会社がその会社の発行済株式の全部(100%)を有する状態。

・連結子会社
上記子会社の定義を満たし、かつ親会社の連結財務諸表の対象となる子会社のこと。

・非連結子会社
親会社が経営を支配している子会社であっても、当該企業グループ全体の経営や財務への影響度が低かったり、支配が一時的であったりする子会社。連結対象にはならない。

・関係会社 【財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則8条8項】
財務諸表提出会社の親会社、子会社及び関連会社並びに財務諸表提出会社が他の会社等の関連会社である場合における当該他の会社等。関連会社とは一文字違いなので注意。
また、同じような意味の言葉として「グループ会社」があるが、これは法的に定められた言葉ではないものの、関係会社と同じカテゴリーで使用されることが多い。

・持分法適用会社
会社法で定められた組織ではなく、企業会計基準第16号「持分法に関する会計基準」で定められた子会社及び関連会社の範囲のこと。

・関連会社 【財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則8条5項】
会社が子会社以外の他の会社等の財務および事業の方針の決定に対して、重要な影響を与えることができる場合における当該子会社以外の他の会社。

 

議決権

議決権以外の要件

20%以上

15%以上、20%未満

一定の要件※

15%未満

特定の者の議決権とあわせて20%以上かつ一定の要件※


※一定の要件
・他の会社の代表取締役、取締役またはこれらに準ずる役職に当社の役員等が就任していること
・他の会社等に対し、重要な融資、重要な技術の提供、重要な販売、仕入れその他の営業上又は事業上の取引があること、等


2.関連会社を保有した場合の影響


(1)内部統制関係
内部統制報告制度(金融商品取引法)において、全社的な内部統制の評価を中心として、関連会社への質問書の送付、聞き取りあるいは当該関連会社で作成している報告等の閲覧、当該関連会社に係る管理プロセスの確認等適切な方法により評価を行う必要がある。会社法上の内部統制システムには影響しない。


(2)株式実務関係
株主総会参考書類の社外取締役候補者の記載事項として、当該候補者が「特定関係事業者」であった場合にその内容記載が求められる。「特定関係事業者」には、現在及び過去に「関連会社」の役員であったことが含まれる。よって、社外役員候補者の過去の経歴を再度調べ直す必要がある。


3.その他法務的観点での留意点


財務諸表作成上、関連会社について財務情報の正確性の確保が求められる。一方、関連会社は保有議決権の割合において実質的な支配力を有していないため、関連会社が応じてくれない限り、適切な管理、調査ができない恐れがある。よって関連会社を保有する場面においては、次のような管理体制構築が求められる。

  1. 出資において適切なデューデリジェンスを実施し、経理・財務に係る社内体制の不備等がないか分析を実施する。
  2. 株主間契約等において財務情報の正確性を担保するための条項を取り決める。

 

実効的子会社管理のすべて

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