先日、「メルカリ文化の生んだ悲劇」という大そうなタイトルの割にこじんまりとした悲劇のエピソードを紹介しましたが、実はそれ以降もちょくちょくとメルカリを使っており、もう100回は購入していると思います。ヘビーユーザーと比べれば大したことは無いのですが、かなり使い慣れてきたと自負しているので、私なりのノウハウを書いておきたいと思います。
ちなみに、ほぼ利用は購入のみで、出品はほとんどしていません(その理由は最後にちょろっと書いています)。よって購入時の留意点としています。※ちなみに販売で稼いでみたい方は、「メルカリのせどりで儲ける方法」など、ググったら腐るほど出てきます。
宝島社 (2018-12-17)
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■メルカリで購入する時の留意点
1.低評価がいくつも付いている出品者からは買わない
諸事情はあるのでしょうが、やはり低評価を付けられる方というのは、ちょっといい加減というか、出品画像を詐欺のように加工したり、欠陥部分を隠して出品している可能性が高いです。評価の高くない出品者の出していた物(新品)がどうしても欲しくて、「本当に未使用新品なのか」などコメントで確認をして言質を取った上で購入したら、ボロボロだったということがありました。こういう人ほど、コメントのレスポンスは早いので信頼できそうなのですが、確率論から言ってダメなケースが多いです。ゴミを買ってしまう可能性があるなら、最初から避けた方が無難です。
2.値下げの要望は結構応じてもらえる
メルカリの文化に、コメント欄で値下げ交渉をする文化がありますが、そのせいで元から値下げの余地を含ませた価格設定にしている出品者が多いです。値下げがダメな人は、プロフィール欄に「値下げ不可」とか書いてあるので、読んでからコメントしましょう。感覚としては、2割から1割程度であれば値下げに応じてくれる人が多いですし、仮に無理だったとしても、「○○円までなら大丈夫です」と値下げの限度が提示されることが良くあります。本などであれば売却済み(SOLD OUT)のものから大体のメルカリ相場が分かると思いますので、その価格を目指して交渉すれば成立しやすいと思います。なお、交渉においては、単なる「値下げ可能ですか」という質問より、「○○円なら買いたいのですが可能ですか」の方が通りやすいですね。
3.気になることはトコトン聞く
コメント欄で質問するとウザいと思われるかもしれませんが、洋服であればサイズや着用期間、CDであれば裏面にキズが無いか等、気になることはとことん聞いた方が良いです。明らかな虚偽であれば返品(後述)も可能ですが、返品は手間もかかるので、なるべく良い状態のモノを入手するには、詳しく聞いてみることが大事です。
4.画像を見たままで判断する(写真は嘘をつかない)
新品・未使用として出品されている商品の画像が、どう見ても汚れていたり、ほこりが被っているようなケースが結構あります。写真の写りがたまたま悪いという「都合の良い解釈」をしてそのまま購入してしまうと、写真の通り汚れているものが届く可能性はほぼ100%です。いくら商品紹介で「1回しか使用していない美品です!」などと強調されていても、写真では嘘をつけないので、見たままで判断して、気になる部分があれば、他の角度であったり、拡大した写真をアップロードしてもらうようにお願いしましょう。なお、これも経験上ですが、トップページにネットショップで使われているようなプロに加工された画像を使っている人がいれば、結構怪しんで見てみた方が良いです。
5.買う前にアマゾンで調べてみる
メルカリばかり見ていると、メルカリ相場がこの世の最安値のような錯覚を起こしてしまいますが、実はアマゾンなど、普通にネットショップで購入した方が安いケースがあります(マーケットプライス等の中古販売ではなく、新品購入価格の方が安いという意味です)。理屈は分からないのですが、実際に何回かあったので、特にTシャツなどはアマゾンでも値段をチェックしてみることをお勧めします。
6.虚偽の場合は返品も強気に要請する
これは実際にあったケースですが、以下のような残念な取引がありました(一例です)。
- MサイズのTシャツと書かれてあったのに、実物はXSサイズだった
- メンズMサイズのジャージとのことだったのに、実物はレディースのMサイズだった(かなり小さい)
- 新品未使用のCDと書かれてあったのに、実物はCDが傷だらけで、聞いてみると音飛びする(実際はレンタル落ちのCDだった)
こんな場合は、虚偽なので、メルカリ事務局に言う前に、まずは出品者に「虚偽の記載情報があったので着払いで返品させて欲しい」と伝えてみましょう。なお、最初の段階でメルカリ事務局に訴えても、「当事者間で話し合ってくれ」としか言われませんので、まずは出品者との交渉が必要です。善良な人であれば返品に応じてもらえます。が、中には「不明点は事前にちゃんとコメントで確認するのが大人でしょ」等、意味不明なことを返事してくる(そもそも実際のサイズと表記が違う)輩もいるので、そういった場合でも、丁寧に、表記と送ってきたものに明らかな相違がある、という旨を伝えましょう。ただし経験上、そういう輩は「中古品はそういうもの」などと言って絶対に返品には応じないので、相手から返事が来なくなった頃に「こういう経緯で交渉を重ねたが解決には至らなかった。助けて欲しい」とメルカリ事務局に連絡してみて下さい。具体的な対応実績はここには書けませんが、相手に非がある場合は、メルカリはそれなりの対応をしてくれます。
こんなところでしょうか。後は検索条件を上手く使えば、無駄にアプリを見ることも無くなります。結果として、私は欲しいモノ、必要なモノをかなり安く購入することができるようになり、生活費が少し落ちたと思います。これは、本当に革命的だと思いましたね。
ただ、上記に書いたように、低評価者は避けたり、しつこくコメントを入れて確認をするといった対策をしたとしても、1割くらいは変なモノが届くことがあります。これが個人間取引の限界なのでしょう。。
それでは、良きメルカリライフを!
なお、出品については、2回目の出品で株主優待を出品したところ、唐突に利用停止措置(24時間禁止)を受けたことがトラウマになり、それ以降は出品していないのです…。