2016年10月31日月曜日

「人生に正解はいくつもある!」ドラゴン桜(DVD)桜木弁護士の名言

久しぶりに実家に帰省したら、部屋から懐かしいDVDが出てきた。「ドラゴン桜 DVD-BOX」だ。非常に有名な作品なので、詳細な内容紹介は省くが、ストーリーは、ヤンキー上がりの桜木健二弁護士が、龍山高校という偏差値の低い落ちこぼれの高校生に勉強法を指南して、1年で東京大学合格を目指すというもの。久しぶりに視聴したが、古さを感じさせず、面白かった。


ドラゴン桜 DVD-BOX
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2005/12/22
  • メディア: DVD

このドラマ、放映されていた時は、弁護士桜木建二役の阿部寛にばかり目が行ったが、メインキャストを改めて見てみると、

井野真々子(長谷川京子)
矢島勇介(山下智久)
水野直美(長澤まさみ)
奥野一郎(中尾明慶)
緒方英喜(小池徹平)
香坂よしの(新垣結衣)
小林麻紀(サエコ)

あまり芸能人に興味のない自分から見ても、なかなか豪華な顔ぶれだったことがうかがえる。特に、サエコとか色々な意味で有名になったよね。

さて、このドラマの特徴は、受験勉強を通じて人生訓を学べるところにあると思う。毎回、何らかの桜木名言が飛び出し、僕はこの明言を塾講師のアルバイトの授業中によく引用した記憶がある。全11話のドラマだが、名言という視点では、1話と最終話が特に良いと思う。もう何回も観ているので、桜木弁護士の声で脳内再生されるくらいにセリフを暗記してしまった。ちょっと長いが抜粋すると・・・


▮第1話 「バカとブスこそ東大へ行け」より

ドラゴン桜(DVD)桜木弁護士
バカとブスこそ、東大へ行け!
社会にはルールがある。
その上で生きて行かなきゃならない。
だがな、そのルールってやつは、全て頭の良い奴が創ってる。
それはつまり、どういうことか。
そのルールは全て、頭の良い奴に都合のいいように創られてるってことだ。
逆に、都合の悪い所は わからないように上手く隠してある。
だが、ルールに従う者の中でも、賢い奴は そのルールを上手く利用する。
例えば、税金、年金、保険、医療制度、給与システム。
みんな、頭の良い奴がわざと分かり難くして、
ろくに調べもしない頭の悪い奴らから多く採ろうという仕組みにしている。
つまり、お前らみたいに、頭を使わず、面倒臭がってばかりいる奴らは、
一生騙されて高い金払わされ続ける。
賢い奴は、騙されずに 得して勝つ。
バカは騙されて 損して負け続ける。
これが、今の世の中の仕組みだ。

▮最終話 「運命の合格発表!お前らはもうバカじゃない!」より
東大に行ったってだけで、人生成功したって思ってる奴ら、
目の前の相手が東大出たと知った瞬間に卑屈になる奴ら、
これ、みんな下種野郎だ。
じゃあ、そういう下種野郎が大量に湧き出でくるのは何故か。
それはな、日本中の大半の連中は チャレンジもせずに、東大のことを、
超えられない壁だと決めつけているからだ。
勝手に祭り上げ、勝手に諦め、そして勝手にコンプレックスを抱く。
成功している人間は、それは元々才能があったからで、
自分は元々平凡な人間だから、努力したって無理だ。
そういう思い込みが、人の人生をどれだけ窮屈に縛りつけていることか。
世の中に、越えられない壁なんてねーんだ。
だからお前ら、どんなことにも、できないという先入観を持つな!
ドラゴン桜(DVD)桜木弁護士
人生には、正解はいくつもある
入学試験の問題にはな、正解は常に一つ。
その一つに辿り付けなかったら不合格。
これは厳しいもんだ。
だがな、人生は違う。
人生には、正解はいくつもある。
大学に進学するのも正解。
行かないのも正解だ。
スポーツに夢中になるもの、音楽に夢中になるのも、
友達ととことん遊び尽くすのも、
そして、誰かの為に敢えて遠回りするのも、これ全て正解だ。 
だからよ、お前ら、生きることに臆病になるな!
お前ら、自分の可能性を否定するなよ。

特に最後の「人生には正解はいくつもある」というところが、初めて見たときはじーんと胸にしみた。僕はドラゴン桜のコミックも全巻読んだが、時間のない受験生にはどちらを勧めるかというと、こちらのDVD(動画)の方だ。決して原作の漫画が悪いわけではないが、このDVDは出演キャストの豪華さもあって、非常にクオリティの高い作品に仕上がっている。

僕も久しぶりにこのDVDを観て、初めてこのドラマを見た頃の熱い気持ちが蘇ってきた。明日からまた頑張ろう。

<追記>
ストーリー的には特段面白かったわけではないが、第5話の以下のセリフには、最近になって含蓄を感じる…。

▮第5話「泣くな!お前の人生だ!」より
人生にはな、こういう瞬間が沢山ある。
思っていたのとは 全く違う現実。
学校でも、会社でも、恋愛でも。
人は皆、自分に都合のいい現実を想定する。
そして、ある日突然 それが只の勘違いだったと気づかされる。
己の人間力が試されるのは、こういう瞬間だ。


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naruoe.blogspot.jp

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