僕はミスチルのCDはシングル・アルバム全てコンプリートしているので、敢えて買う必要はなかったものの、隠しトラックがあるという偽情報もあったためとりあえず購入し、結局隠しトラックはなかったので、ほとんど聞かずにコレクションとして放置されていたのだ。
というわけで、今更ながら、早速1曲目の「君の事以外は何も考えられない」から順次再生してみた。
・・・。
結論から言うと、このアルバム、僕のようにミスチルを昔から聴いている人間は、CDコンプしている人でも一度は聴いてみるべきだと思う。
カップリングの曲というのはどのアルバムに収録されてないため、シングルの曲をテープやMDの媒体に録音してしまうと、その後ほとんど聴かないのが普通だと思う。
だからこそ、これらの曲には、桜井和寿の声には、その曲を聴いた「当時」が鮮明に詰まっているのだ。
音楽に興味を持ち始めた小学生の後半から中学、高校、大学、…受験や就活で死にそうだった時期や新しい節目に不安を感じた時間を、それぞれの曲に併せて怖いくらい思い出した。昔だけ聴いた曲だからこそ、「思い出の引き出し」となっているのだろう。
特に、中学時代(この頃、シングルCD代の1,000円は大きかった)を強く思い出したので、中学時代の友人に思わずメールをしてしまったくらいだ。
さて、このアルバムの中でも最もお勧の曲が
「旅人」
である。
初めて聴いたときから、この曲は名曲だと思っていた。アップテンポなメロディもいいが、それ以上に前向きな歌詞が大好きなのだ。中でもここの歌詞
どうせ駄目ならやってみよう
数え切れぬ絶望を味わった夢を追う旅人
この「どうせ駄目ならやってみよう」という歌詞には、これまでの人生の中で何度となく背中を押された。
思えば小学生の時、半ば強引に友達が貸してくれた「TOMORROW NEVER KNOWS」がミスチルとの出会いの始まりだった。あの頃の最大の収穫は、ミスチルに出会ったことだと今でも思う。
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