2015年9月30日水曜日

マイナス10㎏のダイエットに成功しました

タイトル通り、6月末に62kgだった僕の体重が、昨日でめでたく52kgになった。3ヵ月で約10kgの減量に成功したことになる。ちなみに僕の身長は168cm前後。ガリガリとは言えないが、スリムな体型にはなったと自負している。そこで、今日は62kg→52kgまでに至った経緯を紹介してみたい。もし、ダイエットをしている人がいたら参考にして頂けると幸いである。

■動機
社会人になって早x年、お腹周りがぷよぷよしてきたのが気になり始めて、学生時代の体重だった58kgまで減量することを目標にダイエットをスタートした。

■バナナダイエット
とりあえず何をしていいのか(食事制限とか運動とか)迷ったが、まず簡単にできそうで始めたのがバナナダイエットである。




バナナダイエットの基本は朝食にバナナだけを食べて、昼食と夕食は普通に食べるというもの。いくつかサイトを見たところ、朝は「バナナ+水」が鉄則らしいけど、僕の場合はそれでは少し物足りなかったので、飲み物は野菜ジュースを飲むことにした(ちなみにバナナツリーは100均で買いました)。ディスクワーカーの僕にとっては、これでお昼ご飯まで十分持った。

このバナナダイエットを開始して1週間後、早くも効果が現れて体重が1kg減少した。これは悪くないと思っていたら、その後は減量スピードが鈍化してきて、次のジョギングを始めることとなった。

■ジョギング
やはり食事制限(といっても朝にバナナ食べているだけだが)だけでは大幅に減量できない、ということでジョギングを始めることにした。スポーツクラブもよかったけれど結構なお金がかかるため、貧乏性の僕は外を走ることにした。こちらはバナナダイエットと違い強い根気が必要なので、意志の力の弱い僕は次の続ける仕組みを考えた。

1.高価なジョギングシューズを買う
「高価」といっても1万円前後だが、そこそこ値段の高いシューズを購入することで、走らないと勿体無いという意識を作った。大型スポーツショップに行けば、専門のアドバイザーが足の形を機械で測ってくれて、それに合った靴を選んでくれる。近くに大型スポーツショップがある場合は行ってみることをお勧めしたい。ちなみに僕の考えでは、ウェアはユニクロでも何でもいいけれど、シューズは足の怪我に繋がるため、多少値段が高くてもいい靴を履くべきだと思っている。

2.ヴァームとプロテインを飲む
ヴァームも色々と種類があるけれど、僕は飲んでから脂肪燃焼が始まるタイプの「ヴァームダイエットスペシャル」を選んだ。これは体脂肪を燃焼しやすくするため、というより、飲むことにより走らざるを得ない状況を自分で作り出すために使用した。普通のサラリーマンをしていると平日にジョギングできる時間は仕事が終わった後の夜に限定される(出社前の朝からジョギングできる根性のある人を除く)。ただでさえ仕事で疲れているのに、帰宅してから走ろうと思っても休みたいという誘惑に簡単に負けそうになる。しかし、仕事で疲れていてもヴァームを飲むのは簡単だ。そして飲んでしまうと、走らなければ飲んだヴァームが無駄になってしまう。ここでも勿体無い意識が働いて、少しだけ走るか、という意識になった。

そして「プロテイン」。最初はプロテインを飲めば余計に太ると思っていたのだが、最近では、身体を絞ることと疲れを残さないことを目的としたプロテインもあるようだったので、思い切って購入した。また、ヴァームと同じく購入したからには、飲まないと勿体ないので頑張って走る意識が働いたと思う。なお、プロテインは運動後に飲んだ。


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この2つの仕組みを活用してほぼ毎日自分をジョギングさせることに成功した。もちろん雨の日や残業が遅くまでかかった日などは走らない。

ちなみに僕は距離ではなく時間を基準にして走った。タイマーで15分セットして、15分間で行けるところまで走る。15分経ったら来た道を戻り合計で30分走る仕組みにした。走っている間はiPodでお気に入りの音楽を聴きながら走ったので、それほどストレスにはならなかった。

この朝の「バナナダイエット」と夜の「ジョギング」を組み合わせたところ、ガンガン体重が落ち始めて、1ヶ月経つ頃には目標の58kg(-4kg)まで落ちていた。ここで止めてもよかったのだが、この調子ならもっと痩せることができそうだったので、その後も継続して56kg(-6kg)まで落としたところ、別の問題が出てきた。

顔にしわが増えてきたのである。


※次のリンクは、顔のしわ対策に取り組んだまとめで、あまりダイエットとは関係ないので興味のある方だけ読んで下さい。

造顔マッサージに挑戦


以上の通り、「バナナダイエット」「ジョギング」(途中から「造顔マッサージ」、「コラーゲン」、「ヒアルロン酸」、「UL・OS(ウル・オス) 」)を組み合わせて、3ヶ月で10kgの減量に成功した。ジョギングでは15分間で走ることのできる距離が段々と伸びていき、最近では走り始めた頃の1.5倍くらいの距離を走ることができるようになった。このことからも無理な断食ダイエットとは異なり、健康的に痩せることができる方法だと勝手に自負している。

最後に、その他ダイエットに繋がったかなと思ったことを箇条書きで書いておきます。

・昼食(よくマックに行く)と夕食はしっかり食べたが、間食は一切食べなかった。最初はお菓子が食べたい衝動に襲われるときがあったが、直に慣れた。
・カップラーメン等も食べたが、スープは飲まないようにした。ソバやラーメンのスープは美味しいけれど、カロリーも高いし何より体に悪いのでやめた方が吉。
・飲み物はブラックコーヒーかミネラルウォーター(おすすめはEvian(エビアン) )。甘い飲み物は野菜ジュース以外口にしなかった。これも最初は甘い飲み物が欲しくて仕方ないときがあったが、直に慣れた。
・体重は毎日測定して、自宅の大きなカレンダーに書き込んだ。1週間前と体重が比較しやすかった。
・普段からさっさと歩くように意識した。


<おまけ>
痩せた副作用として顔のしわを挙げたが、もう一つ困ったことがズボンとベルトである。10kgも痩せるとそれまでのズボンはダボダボになるし、ベルトもスカスカになる。ベルトはカットするか、穴のない形式のものを使用すれば問題ないが、ズボンだけはどうしようもない。太ってズボンが履けなくなることは今まで経験してきたが、まさか痩せてズボンを買い換える必要が出てくるとは思ってもみなかった。

2015年9月29日火曜日

夏とクーリッシュと私

今年も暑い夏ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はこの夏、今のところはっきり言って何の思い出もできていないが、唯一の良かったことと言えば、ロッテから販売されているクーリッシュというアイスに出会えたことだ。そう、松坂桃李やモデルの佐々木希がCMに出ていたやつである。


これまで、アイスクリームなど率先して食べたりしなかったが、たまたま買ってみたこの製品は、久しぶりにおいしいと思った。こんなに美味い物が、普通にスーパーやコンビニで1個100円程度の価格で売られていたとは、かなり人生を損していた気分だ。また、チューブ式なので、食べるのは簡単で手も全く汚れない、食べ手にやさしい逸品でもある。

早速、大人買いして、多いときは1日に2個も食べて、頭がキーンと来るやつを体感した後、予定通りお腹を下した。いつも、このアイスを食べるときはその時の腹痛の苦しみを思い出すのだが、痛みより快感を選んでしまう悪魔のような魅力があるアイスである なお、1番のおすすめはやはり「バニラ」。その他、キウイやマンゴーなどもおすすめ。カルピスや白桃などもあるが、どれもうますぎなので、外れはない。


このアイスの弱点は、ある程度溶けてやらかくなってから飲むようにして食べるものなので、夏が過ぎたら食べるのが難しくなるということだろう(なかなか溶けないから)。冬用クーリッシュとか、誰か発明してくれないかな。

<追記>
コンビニの淹れたてアイスコーヒーにクーリッシュを入れてアイスフロートみたいに楽しむライフハックがあるらしい。かなり美味しいとのこと。早速、やってみよう。

【酷暑を乗り切るライフハック】「クーリッシュ」をコンビニの『淹れたてアイスコーヒー』に入れると一石四鳥くらい得した気分になる

造顔マッサージに挑戦

※このエントリーは「マイナス10㎏のダイエットに成功しました」の記事の続きです。

■造顔マッサージ
ダイエットに半分くらい成功したとろで、顔にしわが出てくるという思わぬ副作用が起こった。これまで脂肪で張っていた部分の脂肪がなくなって、皮が弛んできたのだ。僕も歳を取ったのだと実感すると共に、特に口元のほうれい線が酷くて、トイレの鏡で自分の顔を見るたびにため息が出た。そこで、これは何とかしなければと探し当てたのが、この「造顔マッサージ」だった。

普通は女性が行うものなのだろうが、ダイエットに成功した一方で顔が老けては意味がないと思ったので、ダメもとでやってみることにした。DVDでマッサージの方法を覚えた後は毎晩お風呂でマッサージを実施した。(ポイントはイタ気持ちいい)

1週間試したところ、ほうれい線にはあまり変化が見えなかったが、目元と鼻筋が明らかに以前よりくっきりするようになり、特に目元は驚くぐらい変化した。個人差はあると思うが、YouTubeでもマッサージのやり方は視聴できるので、冗談抜きでこれは1回試してみる価値はあると思う。

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■コラーゲン
顔のしわにはコラーゲンがいいとネットに書いてあったので、造顔マッサージと平行して「コラーゲン」も摂取した。マッサージもしているのでコラーゲンに効果があったのかは不明だけど、サプリメントとしてはそれ程高いものでもないので現在も継続している。



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■ヒアルロン酸とウル・オス
その次に手を出してみたのが、「ヒアルロン酸」である。顔のしわが気になりだしたと女性に相談したところおすすめされたのがこれである。効果の程は定かではないが、アマゾンのレビューを見る限り、それなりに効果はあるようだったので、少し高かったが購入してみた。また、以前、サイバーエージェントの藤田晋社長がブログで紹介()していた「ウル・オス」も気になっていたので、この際、肌に良さそうなことは全てやってみようということで、どちらも購入し、風呂上りに顔に塗るようにした。




UL・OS(ウル・オス) スキンローション 200mL


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<結果>
残念ながら、当初期待していた「ほうれい線」の改善には大きな効果はなかった。しかし、目の周りはたるみがなくなり、鼻筋も以前より明らかに綺麗になった。そして何より改善されたのが、肌。誰からも「顔色が良くなった」と言われるくらい顔の肌は綺麗になった。 ヒアルロンとかコラーゲンとか、正直なところ半信半疑ではあったが、効果はあったようなので、特に顔色が悪くて悩んでいる人がいればおすすめしたいところである。

さて、ほうれい線どうしようかな・・・。

2015年9月22日火曜日

MBAバリュエーション


昔購入して挫折したMBAバリュエーションを、昨日になってようやく読破することができた。購入したのは数年前に買収防衛策を導入した際に行われた企業分析がきっかけ。PERとかPBRならまだしもEVとかEBITDAという用語は意味不明だった。これは勉強せねばと企業分析では定評のあったこの本を自腹で購入したのだが、予想外に難しい。全く理解が進まないまま、買収防衛策のプロジェクトは終了してしまい、この本も封印することになった。

そして今年、買収防衛策の有効期限が来年の株主総会終了時で切れるため、改めて自社の企業分析を行う必要が出てきた。そこで再び本書を開いたのだが、やはりEVの算出あたりで「???」となってしまい、どうも理解が進まない。今回は時間に余裕があったので、一度本書を離れて財務諸表を読むための基本的な本から勉強を始めて、再び本書を開くと何とか理解できるようになり、苦しみながらも昨日読破。自社の企業価値分析もばっちり出来た。

最も理解に時間がかかったのは、永久還元の定義式。PV=c/r。つまりディスカウントレート(r)が低い程、金融商品の現在価値(PV)は高くなる。2章では、新たにキャッシュフローの成長性(g)が出てきて、PV=c/r-gとなる。そして、ディスカウントレート(r)は「無リスク金利(国債利回り)+β(株価の変動幅の係数)×株式市場プレミアム(国債よりどれだけ高い利回りか)」で求められる。この式を用いて、ITバブルの頃のネットベンチャー企業の「PER200倍」を分析していた。(※参考「金融日記」)

これから本書を読む人へのアドバイス。本書は企業価値算定の入門書とはいえ、財務諸表の知識ゼロでは理解するのは難しいので、財務が苦手な人は先に財務諸表の読み方を浅めに勉強しておくことお勧めしたい。数学の知識はほとんど要らないが、それでも多少計算する必要はあり、なぜその数字になるのかイマイチ理解できないときは、実際に手を使って計算してみると意外に理解が進んだりする。また、EBITDA等のアルファベット用語に関しても、一度本書を離れてwikipediaなどで調べてみると「!」となったりする(実際に僕は何度も閃きが起こった)。特に肝となるのは基礎編の第1章から第3章。ここさえしっかり理解できれば、後の応用編はそれほど難しくはない。

ちなみに僕が持っているのは2007年4月の版だが、数箇所誤植と思われる部分を発見した(小数点の抜けとか、括弧の範囲がおかしいとか)。逆にいうと、そういう部分に違和感を覚えるくらい読み込めば、本書の理解も一歩進むと思う。

なお、本書の筆者である森生明氏は、ゴールドマン・サックス等を経て、現在は日本の四大法律事務所である西村あさひ法律事務所で顧問を務めるM&Aのプロ。企業買収をテーマにしたNHKドラマ「ハゲタカ」の監修者としても有名だ。


<関連エントリー>
会社の値段

2015年9月21日月曜日

「iPad Air 2」を買ったが・・・




買ってしまった、iPad Air 2を。特に用途は考えていなかったのだが、会社で使っている人も増えてきて、かっこよく見えたことから、何となく買ってしまった。Apple製品というのは、開封するまでの、そのドキドキ感がたまらない。

そして使い続けて、半月・・・、今や自宅で待機状態である。

自宅待機になった理由

<その1>
重い。本体は1kg未満であるが、これに専用ケースを付けたら軽く1kgを超えて、通勤用鞄に入れてみるとずっしり。そもそも携帯電話はiPhoneを使っているので、特段iPadで何かすることもなく、重い板を通勤で運ぶのも苦痛になり、自宅待機に。
重量に関しては、初期の頃と比べれば、かなり軽くなったそうだが、初期を知らない僕にとってはまだまだ重く感じた。僕のような非力が軽いと感じられるのは、この半分くらいだと思う。

<その2>
唯一、使用目的と考えていたのが、紙のメモやノート代わりである。専用のタッチペンも購入し(これが結構高かった)、いざ使おうと思いきや、やはりそこはデジタルの限界、紙とペンの質には遠く及ばず、何より、手の側面を面上に付けて書こうとすると、全く反応しなくなったりと、書きにくいし書けないし、ということで、紙ノート代用としての使用は諦めた。
なお、少し調べてみたところ、タッチペンでの筆記に関してはアンドロイドやwindowsのタブレットの方が良いらしい。また、Air2の次作は、この部分が改善されているとの噂である。


では、今は何として活躍しているのかというと、自宅で、youtubeを観るときに使っているくらい。非常にハイテクで良い製品だとは思うが、特に目的もなく、何となくスタイリッシュでかっこよくてアップルだし、買った後で使い道は見つかるだろうという適当な理由で買うと、決して安いモノでもないので、後悔すること間違いなしだ。

2015年9月20日日曜日

吉野敬介の著書「だからおまえは落ちるんだ、やれ!」が熱すぎる件




今日、部屋を整理していたら、有名講師である吉野敬介氏の著書「だからおまえは落ちるんだ、やれ!」を発見した。確か最後の受験だった国立大学の入試が終わってから、たまたま本屋で見つけて、なぜ受験前に読めなかったのか非常に後悔した本だ。そして、今日久しぶりに再読して、最高の自己啓発本ではないかと思ったので、本ブログで紹介しておきたい。

熱い、とにかく熱い。吉野氏の受験勉強に対する、そして受験生に対する熱い想いがひしひしと本書からは伝わってくる。社会人になってから、仕事術とか勉強法とか年収10倍アップとかそういった類の本はたくさん読んできたが、本書と比べれば中身がないようなもの。「代ゼミの吉野先生の授業は『雑談』が面白い、ためになる、やる気が出る」と僕が受験生の頃から評判だったが、それも納得できるだけの文章力である。

ちなみに吉野氏のこれ以降に出版された本も何冊か読んでいるが、やはり本書には勝てない。なぜなら、この本(初版)を書いた当時は超受験ブーム。その当時に代々木ゼミナールの古文講師(今は東進予備校)として受験界のトップを走っていた彼と、少子高齢化がリアルに進んで大学予備校が倒産するような今では、予備校講師のカリスマ性とか、残念ながらもう全然違うのだ。最近になって、本人の元暴走族とか経歴に嘘があるという情報が出てきているが(参考)、それでも本書の内容は決して色褪せない。

かなりネタバレになるが、気に入った文章を以下にまとめて紹介したい。受験生であれば、胸にグサグサと刺さる言葉がいくつもあるはずだ。


 ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲


「やったか、やらなかったか」の結果が、正直に出てくる世界
受験というのは、受かるためにやるべきことというのがわかっていて、あとはそれを「やるか、やらないか」という単純な違いしかない世界だ。
受験で才能がどうだとか、頭がいい悪いだとか、勉強方法がどうだなどというのは、もっとずっと後の話だ。「やるか、やらないか」。まずは、ここから始まる。

死ぬほど勉強すれば、偏差値なんて簡単に上がる
「どうやったら偏差値が上がるのか」とか「けっこう努力しているのに、偏差値が上がらない」なんてのんきなことを言っている多くのヤツにとっては、偏差値を「上げること」が難しいんじゃない。勉強をやろうという気になって、机に向かうことが難しいのだ。

「明日が見えない」から、やってやろうという気になる
確実なのは、やらないヤツは落ちるということだ。やらないヤツは、明日がほとんど見えている。明日が見えないというのは、やっているヤツだけが実感できる“特権”なのだ。

正々堂々と、受験生をやってみろ
下手に考えるから、そして能書きをたれようとするから、いつの間にか自分に逃げ道ができている。
受かるか落ちるかなんて、そんなのは「やって」みた結果でしかない。明日がわかったような顔をすれば、今日勉強できなかった言い訳になる。自分が飽きっぽいことを棚に上げられる。落ちたときの自己弁護ができる。“いいことづくめ”だ。

天才になりたいか、オレは絶対になりたくない
結果ばかり気にして、何もしないうちから「結果なんてわかっている」などと言えるのは、天才だけだ。オレも、そしておまえらも天才じゃないんだから、やるしかない。
ぐずぐず言ってないで、とにかく受かりたいなら「やる」だけ、サボってきたのなら「やる」だけ、親や教師を見返してやりたいなら「やる」だけ。

“ルール無用”の受験勉強、だからオレでも受かる
受験というのは、1000時間以上勉強してはいけないとか、持ち時間は1日6時間などと、時間に制限がついていないから助かる。

4月から「ヤル気がない」と言うヤツ、受験なんてやめちまえ
「どうしたら、ヤル気が出るんですか」といった、すっとぼけた質問はヤメることだ。こんな質問が出てくること自体、ヤル気がどこかに売っていないか、どこかに落ちていないかを探すアホです、と言っているようなものだ。
結局、自分で作ったヤル気でないと、ほんとうにヤル気にはなれない。
ただし、ヤル気が出てきたなら、もうやるしかない。ほんとうのバカというのは、決めたことをやらないヤツだ。

限界なんてやる前からわかるはずがない
「やって」みないうちから、何で限界がわかるのか。限界を意識してしまえば、力なんて出るはずがない。
今「やっている」ときに、限界は存在していない。

「ここでやめたら、オレだけつらくなってしまう」と思えばいい
受験勉強はつらい。じゃあそうなったときどう考えるかで、「やる」ヤツと「やならない」ヤツの違いが出る。
自分もつらいけど、つらいのはみんな同じだ。オレだけひどい目にあっているわけじゃない。だから、つらいけど、もうすこしがんばってみよう・・・・。そう考えられるかどうか、ここで大きな差が出てくる。
あと一歩ふんばってみる。「ここでやめたら、オレだけがつらくなってしまう」、と思えばいいんじゃないか。

「明日できることは、今日するな」、オレ自身の“格言”
勉強するのは今日だけではない。明日もその次の日も、すべて一直線につながっていて、その行き着く先に入試がある。
大事なのは、今日をいつも新鮮にして、今日やるべきことにとりあえず集中することだ。

やれ!
自分のやっていることに、いちいち説明を与えたり、もっともらしい理屈を並べたりすることはできない。何かを「やる」とは、結局そういうもんじゃないかと思う。
カッとなる、熱くなる、止まらない、やる。それだけで十分だ。

 
▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲


古い本だが、大学受験生には是非読んでもらいたいし、難関資格を目指す人、仕事にいまいち打ち込めない社会人(僕のことか)にも一度手に取ってみてもらいたい本だ。

TOEICのリスニング対策のために

何か目標をもって生きねば、ということで、久しぶりにTOEICを申し込んでみた。受験は来月10月。目標は高く900点。

早速、iPod nanoにリスニング音声を入れようと、久しぶりに起動してみたところ、既に息をしていなかった。ついに、彼も逝ってしまったようだ。
いわゆる、2代目のiPod nanoで、購入した時は高いなと思ったが、今思えば本当に長い間、特に故障をすることもなく大活躍してくれた。元は十二分に取れたと思う。スティーブ・ジョブズありがとう。

というわけで、新iPod nanoを求めてアマゾンを検索したところ、第7世代が最新作らしく、「iPod nano 第7世代 2015」を購入した。

思えば、ここからが苦労の始まりであった。

自宅に届いたnanoをPCにつないだところ、「最新のiTunesでなければ動きません」との表示。アップルのサイトに行って、最新のiTunesをダウンロードして、インストールしてみようとしてみたら、「お使いのOSではこのversionは使えません」と。そう、僕の使っているパソコンOSは、windows vistaであった。

アップルは早くもvistaでは使用できないようにしているのかよ、と思いつつも、こうなっては仕方がない、思い切って新しいPCを購入すべく、またアマゾンを検索したところ、実にたくさんのPCがあるではないか。タイミングが良いのか悪いのかは分からないが、現在、ちょうどwindows10への移行期。色々悩んだが、今後はOSのアップデートが原則として無償になるということだったので、少し高めの東芝「dynabook R83/PB 」を購入した。15万円もしたが、ブルーレイも視聴可能なハイスペックなラップトップなので、少なくとも5年以上は働いてくれると期待している。

で、このPCのwindows10へのアップグレードなどを対処して、最新iTunesをダウンロードして、やっとiPod nanoに音楽を入れることができた。長い時間とお金がかかったが、これでやっと・・・やっとTOEICの勉強が開始できる。

そう思い、早速試してみようと思ったことが、音楽ファイルのオーディオブック化によるリスニング高速トレーニング。詳しい内容は、ここの「【英語】5日でTOEICスコアを50点上げる方法」というサイトを参照してみてもらいたいが、ようするにオーディオブック形式であれば2倍速でリスニングが可能となるので、それで耳のトレーニングを行なうというものだ。

オーディオブック化を行い、iPod nanoと同期を行ったのだが、オーディオブックには曲が入っていない。何度やっても同じなので、不良品かと一瞬思ったが、そんなわけもなく、原因を探ったところ、iTunesの設定で、オーディオブックが同期設定になっていなかったことが原因であった。それに気づくのに、実に2日間もかかったことは言うまでもない。

リスニング力を鍛える仕組みを作るためだけに、かなりのコストと時間を費やしたが、これが結果に結びつくことを期待したい。

2015年9月15日火曜日

エフィッシモ キャピタル マネージメントの投資スタイル

今日は「アクティビストファンドの動向」という内容のセミナーを受けてきた。

さて、タイトルにも書いた「エフィッシモ」をご存知だろうか。日経新聞にすらあまり出てこない名前なので知らない人の方が多いと思うけれど、日本市場で暗躍する投資ファンドの一つだ。通称「村上ファンドの残党」と言われればよくわかると思う。金融庁に提出される大量保有報告書や半年毎に更新される株主名簿の一覧表にこういう名前が載っていると、ゾッとさせられることになる。近年では、ヤマダ電機やセゾン情報システムズなどの株主になって揺さ振りをかけた。

このエフィッシモは、師匠である村上世彰氏の「モノを言う」株主スタイルを踏襲しているようだが、その投資行動の特徴の一つは親子上場している会社の子会社の方に投資する(株を買い占める)ということ。そして親会社に対しその子会社を完全子会社するように呼びかけTOBをさせて投資資金を回収するのだ。だから親子上場している会社の担当者は注意して下さい、とのことだった。子会社の株主構成にも目を光らせる必要があるということだ。

証券取引所に上場している限り、こういう筋の良くない連中に株を持たれて揺さぶりをかけられる可能性はゼロではないから情報収集だけは怠ってはいけない。なお、旧村上ファンド系としては、他に「C&Iホールディングス」「ストラテジックキャピタル」や「レノ」が有名である。なおC&IホールディングスのCEOは村上世彰氏の娘である村上絢氏ということでも有名だ。

ちなみに、こういったファンドも何だかんだいって買収防衛策は怖いところがあるようで、買収防衛策を導入している会社には、所謂トリガー条件を乗り越えて株を買付けることはしていないらしい。株主や日経新聞からボロカスに言われようと、買収防衛策を入れる効用はあると僕は信じている。




2015年9月14日月曜日

アドラー心理学「嫌われる勇気」を読んだ


今更、2013年に発売されたベストセラー本を紹介するのもどうかと思ったが、若干精神的に参っていた時期、普段は読まない本を読み漁って、最も感銘を受けたのが、アドラーの心理学を平易に解説した本書であった。

本書の内容は、アマゾンのレビューを読むか、ネット記事でもいくつか特集が組まれたりしているので、敢えて僕がここで要約して書く必要もないと思うが、とても胸に突き刺さった文章を以下に紹介しておきたい。

“わたしはひとつだけ知っています。・・・あなたのライフスタイル(人生のあり方)を決めたのは、他の誰でもないあなたである、という事実を!”
 “ライフスタイルを変えようとするとき、われわれは大きな“勇気”を試されます。変わることで生まれる「不安」と、変わらないことでつきまとう「不満」。きっとあなたは後者を選択されたのでしょう。”
“あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」・・・その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、あたなにはどうにもできない話です。”
“人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです。” 

抜き出した文章だけでは一体何のことか分からないと思うだろうけれど、本書は人間関係に悩みを持つ青年(一般人を想定)と哲人(アドラー心理学者)との対話形式で綴られており、その文脈で語られる内容は非常に読みやすく、しかし胸をえぐられるような指摘がズバズバ書かれてある。心理学者と言えば、フロイトやユングしか知らなかったが、このアドラーもなかなか面白い。発売されて1年以上経過した2015年の今現在も人気の自己啓発本であることにも納得できた。

「割と順風満帆な人生だな」、とは全く思っていない僕のような人は、騙されたと思って一度手に取ってみてもらいたい。決して面白い本ではないけれど、名言が散りばめられており、何かしら感じるものがあるはずである。

2015年9月2日水曜日

会社の値段



やや古い本だが、現在仕事で読んでいる「MBAバリュエーション」が僕の頭では少し難しいので、入門として同じ著者の新書「会社の値段」を再読してみた。

2006年に発行されている本なので、(当たり前だが)リーマンショックなどには触れられておらず、ライブドア事件や村上ファンドの活躍が時事的なネタとして取り上げられている。第5章など若干数式や財務・会計分析について触れられているところもあり、僕のような数字に弱い人間には読みづらい部分もあった。しかし、それ以外の点に関しては決して古さや難解さを感じさせないところが、この本の素晴らしいところだ。

「そもそも株式会社とはなんぞや」という問いかけに、僕は昨今の企業買収合戦とその防衛策(実際に導入プロジェクトも参加した)で嫌というほど考えさせられたが、株式会社の企業価値とは全てのステークホルダーにとっての価値だと言うけれど、ステークホルダー間の利害は対立しているではないか(顧客にとってはいい製品を安く作ってもらいたいし、従業員は高い給料が欲しいし、株主はコストを切り詰めて利益を上げて欲しい)といった主張や、会社の金融資産は本当に株主のモノなのか、といった問いかけは、改めて株式会社とは何か、ということを考えるきっかけになると思った。

特に第9章とあとがきは一読の価値あり。経済がグローバル化していく中で(もう既にこの表現自体が古臭いが)、日本企業はどう対応していくべきなのか。少子高齢化と人口減がますます加速していくなかで、外資からの投資を引き出していくには、どうしたらいいのか…等など。この本が出版されて4年が経つが、日本における株式会社や株主に関する考え方は、あまり進歩していないようだ。