今日は特にすることもなかったので、昼前から図書館に行って勉強してきた。最近の図書館は自習禁止となっているところが多く、この図書館も「自習禁止」とでかでかと張り紙がされていたが、最近は来る人が減ったのか、その張り紙が消えていた。
割と気合を入れて、以前から取り組んでいる「TOEICテスト公式プラクティス リーディング編」の本番形式テストを実施する予定だったけれど、実践問題の復習を終えた頃から猛烈な腹痛に襲われ、敢え無く明日以降に後回しすることになった。明日からは当分まとまった時間を取ることはできないそうにないので、Part毎に分割して実施するしかないだろう。
ちなみに、最近勉強するときに飲んでいるのがレッドブルのボトルタイプだ。ずっとボトルタイプが欲しいと思っていたので、初めてコンビニで見かけたときは、迷わず購入した。
レッドブルがヒットして以降、類似品のエナジードリンクが雨後の竹の子のように乱発されたが、やはりレッドブルを飲んでしまうのは、やはり味だろう。とりあえず市販されているエナジードリンクは大体飲んだが、甘すぎたり、味が薄かったりとどれもレッドブルを超えているとは思えなかった。事実、新発売として登場しても数週間で棚から消えたエナジードリンクも少なくない。
レッドブルの良いところは、飲んだ直後に猛烈にやる気が出るところで、悪いところは、その効果が切れたとき、寝ることすら辛いくらいのけだるさが反動として襲ってくるところだ。それと、他の類似品と比べて少し割高である。
と言いつつも、イマイチ気が乗らないときの必需品なので、これからも適度にお世話になっていきたいものだ。
2014年8月31日日曜日
2014年8月30日土曜日
Keepaが便利な件
アマゾンで頻繁に買い物している人なら気づいていると思うが、アマゾンの価格は、モノによっては結構変動する。できれば安い価格の時期に買いたいが、当然ながら毎日価格の変動をチェックするのは結構手間だ。
そこで僕が最近活用しているツールが、google chromeのアドオンのKeepaだ。(調べてたとろこfirefoxにもあるみたい)
これをインストールすれば、アマゾンで販売されている過去の価格をグラフで可視化することができ、今の値段が高いか安いか、もしくは価格が変動するのかしないのかが一発で分かる。
更にこのシステムで優れているのが、価格を指定して、それ以下の価格になった時点で通知するメールサービスだ。
例えば、価格の推移グラフで過去1年分の価格チェックし、その期間の最安値時点でメール通知するようにしておけば、かなり安く買うことが可能だ。実際に僕はこの方法で、色々なものをかなりの安値で購入できている。
購入を急いでいないけれど欲しいものがあれば、この方法を実践してみてもらいたい。
<追記>
たまに起動しなくなることがあるので、その対策方法を追記しておく。
amazonのページを何回更新してもkeepaの価格トラック表が出てこないようであれば、まず、他のブラウザで試してみよう(chromeを使っているならfirefoxでやってみるということ)。
これでも動いてないようであれば、keepa側のトラブルだと思われるので、回復するのを待つしかない。
もし別ブラウザであれば動いているのでれば、一度keepaの拡張機能を削除して再インストールしてみることをお勧めする。私の場合は、それで元に戻った。
アマゾンを多用している人にとっては、このサービスは必須中の必須なので、末永く利用させてもらいたいものだ。
そこで僕が最近活用しているツールが、google chromeのアドオンのKeepaだ。(調べてたとろこfirefoxにもあるみたい)
これをインストールすれば、アマゾンで販売されている過去の価格をグラフで可視化することができ、今の値段が高いか安いか、もしくは価格が変動するのかしないのかが一発で分かる。
更にこのシステムで優れているのが、価格を指定して、それ以下の価格になった時点で通知するメールサービスだ。
例えば、価格の推移グラフで過去1年分の価格チェックし、その期間の最安値時点でメール通知するようにしておけば、かなり安く買うことが可能だ。実際に僕はこの方法で、色々なものをかなりの安値で購入できている。
購入を急いでいないけれど欲しいものがあれば、この方法を実践してみてもらいたい。
<追記>
たまに起動しなくなることがあるので、その対策方法を追記しておく。
amazonのページを何回更新してもkeepaの価格トラック表が出てこないようであれば、まず、他のブラウザで試してみよう(chromeを使っているならfirefoxでやってみるということ)。
これでも動いてないようであれば、keepa側のトラブルだと思われるので、回復するのを待つしかない。
もし別ブラウザであれば動いているのでれば、一度keepaの拡張機能を削除して再インストールしてみることをお勧めする。私の場合は、それで元に戻った。
アマゾンを多用している人にとっては、このサービスは必須中の必須なので、末永く利用させてもらいたいものだ。
2014年8月29日金曜日
ハゲタカ アルバート・クラリスのセリフ
以前、ハゲタカで一番好きなシーンを紹介したが、今回は2番目に好きなシーンを紹介したい。というか、紹介しようと思っていたのだが、英語が何を言っているのか分からなくて、解読するまで結構時間がかかった。
第一話、ホライズン・インベストメントワークス本社において代表のAlbert Claris(アルバート・クラリス)と鷲津政彦との会話だ。
僕の英語力程度で聞き取れたのは、以下の通り。

You've been with our company for 5 years.
You closed 8 bills collecting over 2 billion dollars in investments.
As you know, since the initiatives of the US government paid off.
Our investors want to inject ample funds into Japanese markets to reap the rewards.
この最後の「Buy Japan out!」てセリフで一気にこのドラマに引き込まれてしまった。
まだ見ていない人がいれば、是非。
第一話、ホライズン・インベストメントワークス本社において代表のAlbert Claris(アルバート・クラリス)と鷲津政彦との会話だ。
僕の英語力程度で聞き取れたのは、以下の通り。

You've been with our company for 5 years.
You closed 8 bills collecting over 2 billion dollars in investments.
Your average annual rate of return is 28%, and you have a great track record with buyout.
As you know, since the initiatives of the US government paid off.
Japan is now a gold mountain, and I say the time is ripe.
Our investors want to inject ample funds into Japanese markets to reap the rewards.
We'll give you five years.
Make us proud.
Buy Japan out!
まだ見ていない人がいれば、是非。
2014年8月28日木曜日
無風状態
昔から時間がある時は前倒しで仕事を進めるようにしているのだけれど、最近はあまり仕事が無くて、気が付けば3週間先の(見通しの付いている)仕事まで終わってしまった。もちろん、書類整理等も終了しており、過去のセミナー資料等も必要な分は全てスキャナ+OCRで自炊してしまった。
こうなってしまうと、いわゆる「無風状態」で、朝から「さて、今日は何をしようか」という状態になる。こういう暇な時にこそ、勉強するのが本物のビジネスマンなんだろうけれど、例の「商事法務」に強い睡魔を感じてしまうため、いけないと思いつつも気づいたらやってしっているのが、「ネットサーフィン」である。特にヤバいのがwikipediaで、気づいたら1時間くらい過ぎていることなどザラだ(これは分かる人には分かると思う)。
近年何かとコンプライアンスに厳しい上場会社なので、当然社内のシステム部門からログは取られており、システムの連中からそろそろ警告のメールが来そうで怖い。何か業務に関連する本でも探そうかな。
こうなってしまうと、いわゆる「無風状態」で、朝から「さて、今日は何をしようか」という状態になる。こういう暇な時にこそ、勉強するのが本物のビジネスマンなんだろうけれど、例の「商事法務」に強い睡魔を感じてしまうため、いけないと思いつつも気づいたらやってしっているのが、「ネットサーフィン」である。特にヤバいのがwikipediaで、気づいたら1時間くらい過ぎていることなどザラだ(これは分かる人には分かると思う)。
近年何かとコンプライアンスに厳しい上場会社なので、当然社内のシステム部門からログは取られており、システムの連中からそろそろ警告のメールが来そうで怖い。何か業務に関連する本でも探そうかな。
2014年8月27日水曜日
マックで勉強
最近、夕飯はほどんどマクドナルドで食べている。
身体には良くないというデメリットは重々理解しているものの、一連の鶏肉問題等で客が減って空スペースが以前より広くなったこと、携帯のクーポン等を上手く活用すれば500円以内でセットが食べられる(味はともかく腹は満たせる)ことが理由だ。
特にこの夏は暑いので、冷房の効いた空間で食事と勉強しながら長時間過ごせるメリットも大きい。
また、行きつけのマックはオフィス街にあるので、周りは僕と同じように一人で勉強したり、本を読んだり、スマホゲームをしているサラリーマン風の人が多く、一人でいても何の違和感もない。
ただ、そこはやはりマクドナルド、低所得者の巣窟。時折、所謂「DQN」と呼ばれる見るからに頭の悪そうな若者たちが集団で占拠し、騒ぎまくっている時があるが、そういう時は運が悪かったと思うしかない。また、マックのような騒がしい環境でしか時間を過ごせない己自身の人生の結果でもあると感じる。今の抜け出したいのなら、勉強するしかないのだ。
ちなみに、これだけマックを食べまくっているのだから、たいそう太るだろうと思われそうだが、実は体重は減りつつある(本当)。常に飲み物はコーヒーのブラックにしているので、飲料からのカロリーはゼロだが、ポテトとバーガーはがっつり食べているので、ハイカロリーなのは間違いないはずだが。
マックの食品って、やはりヤバいのではないだろうか・・・。そう思いつつも、今日もマックで勉強しに行くのであった。
身体には良くないというデメリットは重々理解しているものの、一連の鶏肉問題等で客が減って空スペースが以前より広くなったこと、携帯のクーポン等を上手く活用すれば500円以内でセットが食べられる(味はともかく腹は満たせる)ことが理由だ。
特にこの夏は暑いので、冷房の効いた空間で食事と勉強しながら長時間過ごせるメリットも大きい。
また、行きつけのマックはオフィス街にあるので、周りは僕と同じように一人で勉強したり、本を読んだり、スマホゲームをしているサラリーマン風の人が多く、一人でいても何の違和感もない。
ただ、そこはやはりマクドナルド、低所得者の巣窟。時折、所謂「DQN」と呼ばれる見るからに頭の悪そうな若者たちが集団で占拠し、騒ぎまくっている時があるが、そういう時は運が悪かったと思うしかない。また、マックのような騒がしい環境でしか時間を過ごせない己自身の人生の結果でもあると感じる。今の抜け出したいのなら、勉強するしかないのだ。
ちなみに、これだけマックを食べまくっているのだから、たいそう太るだろうと思われそうだが、実は体重は減りつつある(本当)。常に飲み物はコーヒーのブラックにしているので、飲料からのカロリーはゼロだが、ポテトとバーガーはがっつり食べているので、ハイカロリーなのは間違いないはずだが。
マックの食品って、やはりヤバいのではないだろうか・・・。そう思いつつも、今日もマックで勉強しに行くのであった。
契約書チェックのポイント
現在療養中ながらも、何か勉強しようと「ゼロからわかる契約書のつくり方」という新書を買ってきたのだが、難しすぎて挫折した。この本でゼロから契約書なんか作れるかと思ったのは僕だけだろうか。とりあえず、去年会社のお金で受講した契約書入門講義のレジュメが残っていたので、それをまとめた。
―契約書のチェックポイント―
1.契約書の相手方が誰か
・交渉相手と契約の相手が違う場合がある(交渉は親会社、契約は子会社等)
・相手方の業界での立場や資金力を確認する(公官庁相手の場合等)
2.強行法規に抵触していないか(民法91条)
・当事者の意思に関わらず適用される法律に違反する内容は無効になる。
(独占禁止法における公益に関する規定、借地借家法における経済的弱者保護の規定、利息制限法における利息の上限、労働基準法における労働者に不利な契約の禁止、等)
・公序良俗に反する事項を目的とした契約は無効になる(民法90条)
※参考:強行法規
3.主語、述語、目的語、句読点が明確になっているか
4.日付、社名、代表社名等の誤字脱字はないか
・僕の会社はこのレベルの間違いが多い。
・危険負担
当事者に責任のない事由によって目的物が滅失した場合、その目的物の買主(債権者)に売主(債務者)は代金を請求できるのか、という問題。
民法では、特定物の売買契約締結後に、当事者に帰責事由がないのに、目的物が滅失した場合は、その危険を買主が負担すると定められている(民法534条1項)が、通常の売買契約においては、危険負担の時期を目的物の引渡時や検査合格時に変更している。
・所有権
所有権とは、物を全面的に支配する機能であり、法令の制限範囲内において、どのようにも使用、収益、処分することのできる権利。
所有権の移転時期について、民法では当事者の意思表示によって移転することを明らかにしている(民法176条)。よって、一般的には、所有権の移転時期を明らかにする規定を設けている。
・瑕疵担保責任
瑕疵担保責任とは、売買の目的物に隠れた瑕疵があったとき、売主が負担する責任のこと。
契約書上にこの規定が存在していなくても、民法等の法律により瑕疵担保責任は認められている(民法570条)。よって、瑕疵担保責任の規定を削除しただけでは、売主は瑕疵担保責任を負担することとなることに注意。また、瑕疵担保責任は任意規定であるため、当事者間で期間を長くする等の変更は自由にすることができる。
・期限の利益の喪失
期限の利益とは「期限が到来するまでは債務の履行を請求されない」という利益のこと。
民法では買主が破産手続開始の決定を受けたとき等は期限の利益を喪失すると定められている(民法137条)。しかし、この規定だけでは買主の経営状況が悪化し、不渡り手形を出したような場合でも機動的な債権は回収できない。よって、買主に信頼関係を壊すような行為があった場合に期限の利益を無くす規定を契約書に設けることが一般的である。
・遅延損害金
債務の支払を遅延した場合の損害金について定めた規定。
債務者にとって複数の遅延損害金付債務があるときは、債務者は利率の高い債権から順に払っていく傾向があるといわれているため、高額な遅延損害金利率を定めておけば、売主有利となる。民法や商法の規定では、遅延損害金は年5~6%にしかならないため(民法419条、404条、商法514条)、それ以上の利率を定めるのが一般的だが、高額すぎる遅延損害金は公序良俗に違反(民法90条)して無効となる可能性が高いため注意が必要。
<追記>
最近、非常に使いやすい契約書作成の書籍「ビジネス契約書の見方・つくり方・結び方」を発見したので、追記で紹介しておきたい。レベルは初級者向け。様々な形式の契約書を条文ごとに平易に解説してくれている。もっと法的にテクニカルな契約書を作成したいならば本書では足りないのであろうが、最低限チェックすべき項目は綺麗に網羅されているので、手元に置いておけば安心だ。契約書作成の過程で学んだことを書き込んでいけば、より使い勝手が増すだろう。
<追記>
最近、非常に使いやすい契約書作成の書籍「ビジネス契約書の見方・つくり方・結び方」を発見したので、追記で紹介しておきたい。レベルは初級者向け。様々な形式の契約書を条文ごとに平易に解説してくれている。もっと法的にテクニカルな契約書を作成したいならば本書では足りないのであろうが、最低限チェックすべき項目は綺麗に網羅されているので、手元に置いておけば安心だ。契約書作成の過程で学んだことを書き込んでいけば、より使い勝手が増すだろう。
2014年8月26日火曜日
担当者の交代
先日、株主総会関係での取引先の担当者から異動の挨拶があった。9月1日付での異動で、地方都市の支店へと行くとのこと。
入社以来ずっと同じ部署だったので、新天地への異動はわくわくしている、といったようなことを話してはいたものの、じっくり話を聞いてみると、これまで担当してきた業務とは全く畑違いの部門で、少しの不満と、大きな不安を感じているとのことだった。
今回の異動は左遷ではないだろうけれど、今の仕事にやりがいを感じていたのであれば不満があるだろう。僕自身、一度出向を味わった者として、何となく本人の言いたいことは分かった。ただ、会社に雇われているサラリーマンである限り、与えられた場所で全力を尽くす以外に道が開けることはないと思う。それで道が開ける兆しがないようであれば転職するべきではないだろうか。
僕も、いつ再び出向を命じられるか分からないけれど、今は株式法務の実務と知識を蓄えるのみ(それと英語)。
さて、先日スタートした「TOEICテスト公式プラクティス リーディング編」は、最後の付属模試を除く問題全てを3周解いており、この調子で頑張れば今週末には付属模試に進める予定である。今回は、ただ漠然と繰り返し解くのではなく、part6は1問30秒(3問であれば1分半)、part7は1問60秒(5問であれば5分)という制限時間を設けて解くようにした。時間内に解けなければ、それは間違いとカウントする。こうすることで、解くスピードは上がっている(はず)。
それと、全体を通じて気づいたのが、仮定法の倒置に全く気付けなくなっているということだ。「なんだこの文章は」と思った文章はどれも仮定法の倒置で書かれてある文章だった。気を付けたい。
余談であるが、某サイトによると、問題集1冊終えたら何かご褒美として買うものを決めておくと、ほどほどのインセンティブになって良いらしい。さて、何買おうかな。
入社以来ずっと同じ部署だったので、新天地への異動はわくわくしている、といったようなことを話してはいたものの、じっくり話を聞いてみると、これまで担当してきた業務とは全く畑違いの部門で、少しの不満と、大きな不安を感じているとのことだった。
今回の異動は左遷ではないだろうけれど、今の仕事にやりがいを感じていたのであれば不満があるだろう。僕自身、一度出向を味わった者として、何となく本人の言いたいことは分かった。ただ、会社に雇われているサラリーマンである限り、与えられた場所で全力を尽くす以外に道が開けることはないと思う。それで道が開ける兆しがないようであれば転職するべきではないだろうか。
僕も、いつ再び出向を命じられるか分からないけれど、今は株式法務の実務と知識を蓄えるのみ(それと英語)。
さて、先日スタートした「TOEICテスト公式プラクティス リーディング編」は、最後の付属模試を除く問題全てを3周解いており、この調子で頑張れば今週末には付属模試に進める予定である。今回は、ただ漠然と繰り返し解くのではなく、part6は1問30秒(3問であれば1分半)、part7は1問60秒(5問であれば5分)という制限時間を設けて解くようにした。時間内に解けなければ、それは間違いとカウントする。こうすることで、解くスピードは上がっている(はず)。
それと、全体を通じて気づいたのが、仮定法の倒置に全く気付けなくなっているということだ。「なんだこの文章は」と思った文章はどれも仮定法の倒置で書かれてある文章だった。気を付けたい。
余談であるが、某サイトによると、問題集1冊終えたら何かご褒美として買うものを決めておくと、ほどほどのインセンティブになって良いらしい。さて、何買おうかな。
2014年8月19日火曜日
今日は飲みに行ってきた
今日は定時後に他部署の部長に飲みに誘われて行ってきた。
昔は社内の人から飲みに誘われても、自分の時間が無くなるだと思って何かと理由を付けて断ることが多かったけれど、最近、特に年上の人からの飲みには余程の事情がない限り行くことにしている。
昔は社内の人から飲みに誘われても、自分の時間が無くなるだと思って何かと理由を付けて断ることが多かったけれど、最近、特に年上の人からの飲みには余程の事情がない限り行くことにしている。
なぜなら、僕自身も管理職になり、若い社員と飲みたい、それも仕事と全く関係のない部署の人間と飲みたい、と思うことが多々あり、そういう時に「はいはーい!」と気持ちよく快諾してくれると結構嬉しいものなのだ。もちろん断られると(顔には出さないけれど)凹む。
そういう心理を利用して、本当は行きたくないんだけれど戦略的に飲み会には参加している若手社員も存在すると聞く。僕も、この歳になって、そういう姿勢も仕事を進める上では大事なんだなと分かってきたわけだ。
今日は、結局〆のラーメンまで全てご馳走になってしまった。おなか一杯です。くだらないアイドルの話ばかりで無駄な時間だったけれど、これもコミュニケーション。ご馳走してもらったことには感謝。
明日からまた英語の勉強頑張ります。
2014年8月16日土曜日
前言撤回!
昨日ブログで、「TOEICテスト公式プラクティス リーディング編」が簡単すぎたと書いたが、今日「実践問題」に進んでみたところ、十分難しくて、結構な量を間違えてしまった。よって、「簡単すぎる」という表現は訂正します・・・。
Part5に該当する問題はUnit別に8問用意されているが、特に8問めは結構ひねられていて、リーディングスコアが400点くらいある人でも、多少は間違えてしまうのではないかと思う。
さて、今日も地元の図書館で大学受験生と思われる若者たちの隣で勉強をしてきたが、必死に勉強している彼らを見ると(必死にしていない奴もいるが)、こちらも頑張らねばと思わされることと、僕自身の大学受験時代を思い出して、普段の3倍くらいは勉強できたと思う。
次回9月のTOEIC公開テストには申し込みが間に合わなかったので、次回は10月の受験になるけれど、なるべく休日は図書館に通って集中して勉強するように頑張りたい。
Part5に該当する問題はUnit別に8問用意されているが、特に8問めは結構ひねられていて、リーディングスコアが400点くらいある人でも、多少は間違えてしまうのではないかと思う。
さて、今日も地元の図書館で大学受験生と思われる若者たちの隣で勉強をしてきたが、必死に勉強している彼らを見ると(必死にしていない奴もいるが)、こちらも頑張らねばと思わされることと、僕自身の大学受験時代を思い出して、普段の3倍くらいは勉強できたと思う。
次回9月のTOEIC公開テストには申し込みが間に合わなかったので、次回は10月の受験になるけれど、なるべく休日は図書館に通って集中して勉強するように頑張りたい。
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2014年8月15日金曜日
TOEICテスト公式プラクティス リーディング編
今日は特にすることもなかったので、最近発売されたTOEICの公式問題集である「TOEICテスト公式プラクティス リーディング編」を買ってきて、早速取り組んでみた。以前購入したTOEIC公式の「TOEICテスト 公式問題で学ぶボキャブラリー」は使い勝手が悪すぎて、途中で放り投げたが、本書はその点を反省しているのか、紙面等は使いやすくなっている(ように思える)。
Part5,6,7がそれぞれ分野別に分けられて全12unitあり、各unitは最初が語彙セクション、その語彙が使われたトレーニング問題と実戦問題で構成されている。最後の仕上げ用として1回分の模試が付いていて、トータルすると300問くらいのリーディング問題が入っている。
トレーニング問題はスラッシュの入った文章や、音声のダウンロードサービス(ダウンロードサイトはこちら)など、自習にも十分耐えうるように丁寧に作成されている。ちなみにダウンロードできる音声は全ての問題をカバーしているわけではなく、最初の各Unitの最初のトレーニング問題のものだけだ。また、音読用に「通し読み」と「区切り読み」の2パターンが作成されているが、僕の聴いた感じでは、「通し読み」がすでに結構ゆっくり(Part3や4の音声より遅い)なので、「区切り読み」の方はどうしても必要と感じる人だけがダウンロードすれば良いと思う。
さて、このように丁寧に作成されている問題集ではあるのだが、如何せん収録問題が簡単だった。
350~730点程度のスコアの受験生を対象としていると書いてあったので、既に850点以上の今の僕には仕方がないだろう。
公式問題集vol3~5は何回繰り返したかわからないくらい繰り返しており、もうあの本を開くのも嫌な僕にとっては、新しい公式問題集は丁度良い刺激になるので、ボチボチ解いていこうと思う。間違えたら、むしろ抜けている基礎知識が見つかってラッキーくらいで…。
最近、色々あって英語の勉強を全くしていなかったけれど、この本をきっかけに、またTOEICの勉強スタートだ。
Part5,6,7がそれぞれ分野別に分けられて全12unitあり、各unitは最初が語彙セクション、その語彙が使われたトレーニング問題と実戦問題で構成されている。最後の仕上げ用として1回分の模試が付いていて、トータルすると300問くらいのリーディング問題が入っている。
トレーニング問題はスラッシュの入った文章や、音声のダウンロードサービス(ダウンロードサイトはこちら)など、自習にも十分耐えうるように丁寧に作成されている。ちなみにダウンロードできる音声は全ての問題をカバーしているわけではなく、最初の各Unitの最初のトレーニング問題のものだけだ。また、音読用に「通し読み」と「区切り読み」の2パターンが作成されているが、僕の聴いた感じでは、「通し読み」がすでに結構ゆっくり(Part3や4の音声より遅い)なので、「区切り読み」の方はどうしても必要と感じる人だけがダウンロードすれば良いと思う。
さて、このように丁寧に作成されている問題集ではあるのだが、如何せん収録問題が簡単だった。
350~730点程度のスコアの受験生を対象としていると書いてあったので、既に850点以上の今の僕には仕方がないだろう。
公式問題集vol3~5は何回繰り返したかわからないくらい繰り返しており、もうあの本を開くのも嫌な僕にとっては、新しい公式問題集は丁度良い刺激になるので、ボチボチ解いていこうと思う。間違えたら、むしろ抜けている基礎知識が見つかってラッキーくらいで…。
最近、色々あって英語の勉強を全くしていなかったけれど、この本をきっかけに、またTOEICの勉強スタートだ。
2014年8月14日木曜日
マグマ(真山仁)を読んだ
「ハゲタカ」以降、真山仁氏の本は読んでいなかったのだけれど、長期休みができたので地熱発電をテーマとした小説「マグマ」を購入して読んでみた。さすがの文章力と内容で、一気にぐいぐい引き込まれて、1日で一気に読んでしまった。読んでいてまず思ったことは、この人一体どれくらいの参考文献を読み込んでこれ書いたんだろう?ということだ。それくらい地熱発電について詳細に書かれていた。
テーマは原子力と、それに替わるエネルギーとしての「地熱発電」。そもそも、このエネルギー問題については全く知らなかったのだが、この小説で勉強にもなった。特に原油価格が異常に高騰している今、ぜひ読んでおきたい1冊だと思う。
参考:地熱発電
2014年8月13日水曜日
ビジネス実務法務検定試験2級に合格する方法
結構、簡単に合格したので、僕が実践した独学の勉強法をまとめておく。 (ビジネス実務法務検定試験の公式サイトはこちら)
▮参考書:ビジネス実務法務検定試験2級公式テキスト
▮日 数:土日が完全に勉強に費やせるなら1か月で十分。僕は同時期に英検も受けていたので、このビジネス法務の勉強時間は実質的に2週間くらいしか確保できなかった。
まず、本屋さんに行って、上記の本の最新版を買おう。最近の法律は1年でガラっと変わったり新法が成立したりしているので、もし古い本を持っていても買い替えるべき。大抵、行政書士コーナーとか宅建コーナーの近くに置いてある。なければ、アマゾンで購入。2冊で1万円ちょいぐらいかかるが、これ以外は受験料(6,480円)だけでいいので、文句を言わずに買うべし。もし、この資格の合格が2万円を払う価値もないと思うなら受験しない方がいい。
ちなみに、自由国民社などの他社もビジネス法務の問題集を出しているようだけれど、公式問題集は試験主催の東京商工会議所が出版しているので、この公式問題集に質で勝るものはない。公式問題集と同じような問題は本番でも出題される。よって問題集の方は必須。というか、僕は、テキストの方はほとんど使わなかった。
買ってきたら、まず問題集を開く。各分野別問題→各章の解答→直近3回分の過去問→過去問の解答と構成されているが、これは非常に使いにくいので、それぞれバラバラにする。やや力がいるが、無理やり引っ張れば簡単に分解できる。(ただし、これは問題集を綺麗に使いたい人には向かない。その場合はそのまま使って下さい。)
追記:現在の問題集は分野別問題は問題と解説が見開きになっているようです。匿名さんからコメントで情報を頂きました。
法律の知識がない人は、最初は全くわからないだろうが(僕もそうだった)、とりあえず持っている知識を総動員して挑戦してみて、そして解答と解説を見る(解説部分を分解していると、使いやすい)。公式問題集の最も優れている部分がこの解説文章で、かなり詳細かつ丁寧に書かれてある。ここの解説を読んでも理解できなかったり、知らない用語が出現したときは、公式テキストやネットで調べる。そして解説ページの余白に書き込んでいこう。
分野別問題は大体6回くらい繰り返せば、全問正解できるようになっているはずだ。ちなみに進め方としては、1回正解した問題はチェックを付けて飛ばして、間違えた問題だけ繰り返していく方法がお勧め。すべての問題にチェックがついたらチェックを消して再度解き直して、とにかく完璧にこなすべし。
他のサイトには「公式テキストを読んでから問題集を解きましょう」と説いている人もある。確かにそれが王道スタイルなのだが、公式テキストは分厚い上に文章も堅いので、読んでも頭に何も残らない人が大半だと思う。参考書というより、どちらかと言うと学校の教科書に近いのだ。それに、いきなり公式テキストを読んでも、いったいどこがポイントなのか分からないだろうから時間の無駄である。公式テキストは、わからないことを調べる辞書と思って活用しよう。
これだけすれば、十中八九ビジネス法務の試験は合格すると思う(合格率は30%~40%らしい)。人によっては、公式テキストは不要かもしれないが、公式テキストは合格後にも実務等で調べごとに十分使えるので、この際購入しておくことをお勧めする。
はっきり言って就職や昇格にはあんまり役には立たないだろう。難易度は高くないし、よくある資格ランキングでも真ん中くらいだ。この資格の存在そのものを知らない人も多い。企業の経理部や財務部の社員が簿記を取得するのと同じで、法務部門の人が自己啓発として取得するとかくらいか。ちなみに僕は法務担当なので、法律の資格試験も勉強しているというアピールの意味で取得した。もっと法務分野を極めたいのであれば、ビジネス実務法務1級を目指すべきだろう。こちらは論述試験なので高度な法的知識が求められている。
これも微妙だ。実際の法律実務はもっと複雑で、六法全書で条文を読んだり、判例を読んだり、東京大学の教授が書いた専門書を読んだりしてやっと解答(のようなもの)が出るようなパターンが多い。2級で勉強する内容をもう1,2歩踏み込んだところに実務で直面する問題があると思っていい。ただし、全く役に立たないと言っているわけではなくて、ビジネスに関連する法律を広く浅く勉強するには、最適な資格だと思う。
・使用問題集と学習時間
▮問題集:ビジネス実務法務検定試験2級公式問題集▮参考書:ビジネス実務法務検定試験2級公式テキスト
▮日 数:土日が完全に勉強に費やせるなら1か月で十分。僕は同時期に英検も受けていたので、このビジネス法務の勉強時間は実質的に2週間くらいしか確保できなかった。
・公式問題集と公式テキストを買う
まず、本屋さんに行って、上記の本の最新版を買おう。最近の法律は1年でガラっと変わったり新法が成立したりしているので、もし古い本を持っていても買い替えるべき。大抵、行政書士コーナーとか宅建コーナーの近くに置いてある。なければ、アマゾンで購入。2冊で1万円ちょいぐらいかかるが、これ以外は受験料(6,480円)だけでいいので、文句を言わずに買うべし。もし、この資格の合格が2万円を払う価値もないと思うなら受験しない方がいい。ちなみに、自由国民社などの他社もビジネス法務の問題集を出しているようだけれど、公式問題集は試験主催の東京商工会議所が出版しているので、この公式問題集に質で勝るものはない。公式問題集と同じような問題は本番でも出題される。よって問題集の方は必須。というか、僕は、テキストの方はほとんど使わなかった。
・問題集を分解する
買ってきたら、まず問題集を開く。各分野別問題→各章の解答→直近3回分の過去問→過去問の解答と構成されているが、これは非常に使いにくいので、それぞれバラバラにする。やや力がいるが、無理やり引っ張れば簡単に分解できる。(ただし、これは問題集を綺麗に使いたい人には向かない。その場合はそのまま使って下さい。)追記:現在の問題集は分野別問題は問題と解説が見開きになっているようです。匿名さんからコメントで情報を頂きました。
・問題集を解きながら覚える
さて、ここから本格的な勉強のスタートだ。まず、分野別問題に挑戦する(過去問とその解答は少しの間封印)。ここで注意点なのだが、バカ正直に選択肢から回答を選ぶのではなく、1問1問に対して○×形式で解いていくこと。空欄挿入問題もなるべく選択肢を見ずに解く。こうした方がトレーニングとしての効果は高いのだ。アウトプットしながらインプットする方が効率もいい。法律の知識がない人は、最初は全くわからないだろうが(僕もそうだった)、とりあえず持っている知識を総動員して挑戦してみて、そして解答と解説を見る(解説部分を分解していると、使いやすい)。公式問題集の最も優れている部分がこの解説文章で、かなり詳細かつ丁寧に書かれてある。ここの解説を読んでも理解できなかったり、知らない用語が出現したときは、公式テキストやネットで調べる。そして解説ページの余白に書き込んでいこう。
分野別問題は大体6回くらい繰り返せば、全問正解できるようになっているはずだ。ちなみに進め方としては、1回正解した問題はチェックを付けて飛ばして、間違えた問題だけ繰り返していく方法がお勧め。すべての問題にチェックがついたらチェックを消して再度解き直して、とにかく完璧にこなすべし。
・公式テキストは辞書
他のサイトには「公式テキストを読んでから問題集を解きましょう」と説いている人もある。確かにそれが王道スタイルなのだが、公式テキストは分厚い上に文章も堅いので、読んでも頭に何も残らない人が大半だと思う。参考書というより、どちらかと言うと学校の教科書に近いのだ。それに、いきなり公式テキストを読んでも、いったいどこがポイントなのか分からないだろうから時間の無駄である。公式テキストは、わからないことを調べる辞書と思って活用しよう。・過去問を実施して仕上げ
分野別問題は「もう間違えねーよ」というレベルに達したら、封印していた3回分の過去問を出してくる。そして時間を計って挑戦。こちらも解説が非常に充実しているので、間違えた問題を中心に繰り返し解いて完璧にする。これだけすれば、十中八九ビジネス法務の試験は合格すると思う(合格率は30%~40%らしい)。人によっては、公式テキストは不要かもしれないが、公式テキストは合格後にも実務等で調べごとに十分使えるので、この際購入しておくことをお勧めする。
・独学では合格は難しい?
ビジネス実務法務検定試験2級は独学では難しいからといって通信講座やスクールに通うことを勧めるサイトもあるが、それはウソ。スクールの広告のためだと思う。分厚いテキストを見たら独学でできるのか不安になるが、問題集を完璧にすればまず落ちないので、スクールや通信講座は不要である。社会人が働きながら取得することも難しくない資格だと言えるだろう。ちなみに、他の専門書やらポケット六法も不要である。念のため・・・。
・ビジネス法務2級って昇進・転職に立つのか
はっきり言って就職や昇格にはあんまり役には立たないだろう。難易度は高くないし、よくある資格ランキングでも真ん中くらいだ。この資格の存在そのものを知らない人も多い。企業の経理部や財務部の社員が簿記を取得するのと同じで、法務部門の人が自己啓発として取得するとかくらいか。ちなみに僕は法務担当なので、法律の資格試験も勉強しているというアピールの意味で取得した。もっと法務分野を極めたいのであれば、ビジネス実務法務1級を目指すべきだろう。こちらは論述試験なので高度な法的知識が求められている。
・実務には役に立つのか
これも微妙だ。実際の法律実務はもっと複雑で、六法全書で条文を読んだり、判例を読んだり、東京大学の教授が書いた専門書を読んだりしてやっと解答(のようなもの)が出るようなパターンが多い。2級で勉強する内容をもう1,2歩踏み込んだところに実務で直面する問題があると思っていい。ただし、全く役に立たないと言っているわけではなくて、ビジネスに関連する法律を広く浅く勉強するには、最適な資格だと思う。2014年8月12日火曜日
新しい買収防衛策の指針
商事法務№1838に企業価値研究会の発表した買収防衛策の新しい指針が資料として掲載されていたので、それを読んだ。内容に関しては、下記のPDFから確認可能。
近時の諸環境の変化を踏まえた買収防衛策の在り方(企業価値研究会)平成20年6月30日
さて、この新しい指針の特徴の一つはブルドックソース事件を意識して、買収防衛策発動にあたって買収者に金銭の交付を行うことは強く否定していることだ。金銭の交付に関しては、現時点で弁護士や教授の様々な解釈があり、どれが良いのか正直よく分からなかったのだが、企業価値研究会としては反対ということで、一つの大きな判断基準になりそうだ。
次に、買収防衛策の発動は、株主総会の賛成多数を持って直ちに発動できるものではないとあった。「株主の意思を確認するに当たって取締役会が株主に対する説明責任を果たしたかどうかの他、買収者の属性、買収提案の内容や被買収者の株主構成などの点が買収防衛策の発動の公正性を判断する上で勘案されるべき」とのこと。
また、特別委員会については、特別委員会の勧告内容に従うという最終的な責任は取締役にあると。株主総会の決議を経ようが、特別委員会の勧告があろうが、防衛策を発動する責任は取締役にあるのだから、説明責任からは逃げるなよと言いたいのであろう。
従来の買収防衛策の内容と比較しても、今回の新しい指針で特に変更すべき点はないように思われた。要するに、新しい指針は、それほど奇抜な内容ではなかったということだ。最近の日経新聞は買収防衛策は悪であり、誰もが反対しているかのように書いているが、やや煽り過ぎではないだろうか思う。
今後、買収防衛策を導入する企業が、どういう内容の防衛策を導入するのかに注目したい。
<関連エントリー>
・ブルドックソース事件の考察
近時の諸環境の変化を踏まえた買収防衛策の在り方(企業価値研究会)平成20年6月30日
さて、この新しい指針の特徴の一つはブルドックソース事件を意識して、買収防衛策発動にあたって買収者に金銭の交付を行うことは強く否定していることだ。金銭の交付に関しては、現時点で弁護士や教授の様々な解釈があり、どれが良いのか正直よく分からなかったのだが、企業価値研究会としては反対ということで、一つの大きな判断基準になりそうだ。
次に、買収防衛策の発動は、株主総会の賛成多数を持って直ちに発動できるものではないとあった。「株主の意思を確認するに当たって取締役会が株主に対する説明責任を果たしたかどうかの他、買収者の属性、買収提案の内容や被買収者の株主構成などの点が買収防衛策の発動の公正性を判断する上で勘案されるべき」とのこと。
また、特別委員会については、特別委員会の勧告内容に従うという最終的な責任は取締役にあると。株主総会の決議を経ようが、特別委員会の勧告があろうが、防衛策を発動する責任は取締役にあるのだから、説明責任からは逃げるなよと言いたいのであろう。
従来の買収防衛策の内容と比較しても、今回の新しい指針で特に変更すべき点はないように思われた。要するに、新しい指針は、それほど奇抜な内容ではなかったということだ。最近の日経新聞は買収防衛策は悪であり、誰もが反対しているかのように書いているが、やや煽り過ぎではないだろうか思う。
今後、買収防衛策を導入する企業が、どういう内容の防衛策を導入するのかに注目したい。
<関連エントリー>
・ブルドックソース事件の考察
2014年8月9日土曜日
20代 仕事筋の鍛え方
この本は、今の自分が最も読むべき本だったと思う。というか20代前半までに読んでおくべきだった。(珍しくべた褒め)
主人公の若手サラリーマンの青年の設定が、今の僕に思い切り当てはまるのだ。かくいう僕も、目の前の仕事よりも独立とか転職を考えて、目先のテクニックや資格勉強に走ってしまう。そして、これでいいのかなぁと疑問を持つ。将来が見えなくて、毎日が重い。そこで、この本の著者(コンサルタント)言う。20代はPCでいうマシンの性能を磨く時期だ。他人の四倍努力しなさい、そして「仕事筋」を付けなさい、と。また、努力するきっかけはネガティブなもの(劣等感とか)でもいいけれど、それでは長続きしない。努力を継続するには前向きな「夢」が必要だ、とも書かれていた。
最近の「仕事術」関係のノウハウ本は、どちらかというと楽をしようとか、残業しなうように工夫しようとか、効率性が云々…そういうことを書いてある本が多い中、この本を読んで、安心した。現在の仕事にイマイチ打ち込めないと感じている若手ビジネスマンには必須の本だと思う。
大学生で就職活動をしていた頃から、何がしたいのかがはっきり見えなかったし、就職してからもしっかり考えてなくて、今の転職活動も、理由は「年収」だ。だから努力が続かないのかもしれない。純粋に夢を持たないとな…。
2014年8月6日水曜日
来年の株主総会に向けて
6月末の株主総会が終わり、その後の2大アンケート(と勝手に呼んでいる)商事法務と株懇の調査表の提出も終え、少し株主総会の意識が離れた頃ではないだろうかと思う。
本格的な準備は年末ごろから始まるとして、とりあえず僕が見聞きした今年の株主総会のトピックス的な内容をまとめて紹介したい。
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1.6月総会の集中日が40%を切る
今年の6月総会の集中日は27日で38.7%、第2が26日(17.9%)、第3が25日(12.4%)、第4が24日(10.6%)。当社の株主総会は第4集中日だった。なお、集中日が40%未満になったのは初のこと。
また、20日(金)が第5集中日(8.6%)だったことから、株主総会が集中する「6月最終週の前週の金曜日」にも開催日のニーズ傾向が見られた。
2.コロワイドの株主総会出席者が最多
今年出席者数が最多だったコロワイドは、招集通知にお土産の内容(クッキー詰め合わせとグループ店舗飲食券3,000円)を記載の上、従来は持参した議決権行使書分だけ株主に渡していたお土産を「株主1名様につき、1つ」と限定する旨を明記した文書を同封したところ、逆にお土産の内容を知った株主が多数出席し、出席者数が大幅に増加することとなった(前年比6,127名増の11,114名!)。
3.セイノーHD等、議案を撤回する会社が増加
会社提案議案が撤回された事例は8件で、昨年から3件増加した。その中で、セイノーHD(西濃運輸の持株会社)は種類株式を発行可能にする定款変更議案につき「安定的な株主基盤の維持」と理由に記載したため、機関投資家からの賛同を得られず、議案取り下げとなった。機関投資家の株主数が増加した場合は、議案の文言(理由)の記載方法や、定款変更は、絶対変更しなければならない部分と、チャレンジ的な変更部分を分けて議案にする等、工夫が必要となるだろう。
4.ストラテジックキャピタルによる株主提案
投資ファンドによる株主提案があった社数は3社(昨年1社)で増加傾向にある。その中でも、最近は旧村上ファンドの経営陣の一人が立ち上げた「ストラテジックキャピタル」が活発に活動しており、今後の動きには注視する必要がある。
5.「業績達成等を行使条件」とするストック・オプション議案
荏原製作所等が付議したストック・オプション議案は、「業績達成等を行使条件」とするものであった。当該内容のストック・オプション議案を付議した会社は5社と少数ではあるものの(昨年は1社)、今後のトレンドとなる可能性はある。
6.社外取締役2名以上設置義務化の可能性
5月に自民党は「コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)」の制定を発表した。この指針案では、東京証券取引所に上場する会社は、独立性の高い社外取締役2名以上を確保することを求め、確保しない会社には株主総会での理由説明を義務付けるとしている。なお当該義務付けは、会社法ではなく、東証の規則改正で適用される予定。
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僕が特に気になっているのは「6.社外取締役2名以上設置義務化の可能性」だ。日経新聞で何回か取り上げられている内容なので、知っているとは思うが、これは監査等監督委員会設置会社への移行を暗に示しているのだと思える。日本の監査役会設置会社というガバナンスシステムはもうだめだということだろう。
本格的な準備は年末ごろから始まるとして、とりあえず僕が見聞きした今年の株主総会のトピックス的な内容をまとめて紹介したい。
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1.6月総会の集中日が40%を切る
今年の6月総会の集中日は27日で38.7%、第2が26日(17.9%)、第3が25日(12.4%)、第4が24日(10.6%)。当社の株主総会は第4集中日だった。なお、集中日が40%未満になったのは初のこと。
また、20日(金)が第5集中日(8.6%)だったことから、株主総会が集中する「6月最終週の前週の金曜日」にも開催日のニーズ傾向が見られた。
2.コロワイドの株主総会出席者が最多
今年出席者数が最多だったコロワイドは、招集通知にお土産の内容(クッキー詰め合わせとグループ店舗飲食券3,000円)を記載の上、従来は持参した議決権行使書分だけ株主に渡していたお土産を「株主1名様につき、1つ」と限定する旨を明記した文書を同封したところ、逆にお土産の内容を知った株主が多数出席し、出席者数が大幅に増加することとなった(前年比6,127名増の11,114名!)。
3.セイノーHD等、議案を撤回する会社が増加
会社提案議案が撤回された事例は8件で、昨年から3件増加した。その中で、セイノーHD(西濃運輸の持株会社)は種類株式を発行可能にする定款変更議案につき「安定的な株主基盤の維持」と理由に記載したため、機関投資家からの賛同を得られず、議案取り下げとなった。機関投資家の株主数が増加した場合は、議案の文言(理由)の記載方法や、定款変更は、絶対変更しなければならない部分と、チャレンジ的な変更部分を分けて議案にする等、工夫が必要となるだろう。
4.ストラテジックキャピタルによる株主提案
投資ファンドによる株主提案があった社数は3社(昨年1社)で増加傾向にある。その中でも、最近は旧村上ファンドの経営陣の一人が立ち上げた「ストラテジックキャピタル」が活発に活動しており、今後の動きには注視する必要がある。
5.「業績達成等を行使条件」とするストック・オプション議案
荏原製作所等が付議したストック・オプション議案は、「業績達成等を行使条件」とするものであった。当該内容のストック・オプション議案を付議した会社は5社と少数ではあるものの(昨年は1社)、今後のトレンドとなる可能性はある。
6.社外取締役2名以上設置義務化の可能性
5月に自民党は「コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)」の制定を発表した。この指針案では、東京証券取引所に上場する会社は、独立性の高い社外取締役2名以上を確保することを求め、確保しない会社には株主総会での理由説明を義務付けるとしている。なお当該義務付けは、会社法ではなく、東証の規則改正で適用される予定。
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僕が特に気になっているのは「6.社外取締役2名以上設置義務化の可能性」だ。日経新聞で何回か取り上げられている内容なので、知っているとは思うが、これは監査等監督委員会設置会社への移行を暗に示しているのだと思える。日本の監査役会設置会社というガバナンスシステムはもうだめだということだろう。
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