2016年12月29日木曜日

平凡なサラリーマンの僕が2016年買ってよかったモノと・・・

最近、仕事に心身ともに疲れ果ててしまい、全くブログを書いていなかったが、多分今年最後になると思うので、よくある「今年かって良かったもの」シリーズを自分を書いてみたい(買って良くなかったモノも紹介しています)。僕は基本的にアマゾンで購入する人なので、アマゾンの注文履歴から振り返ってみたい。

ちなみに2015年版はこれ → 2015年 買ってよかったモノとそうでなかったモノ


買ってよかったモノ


お布団ズレ落ちクリップ 

お布団ズレ落ちクリップ
  • 出版社/メーカー: 富士パックス販売
  • メディア: ホーム&キッチン

これ、冬に大活躍した。僕はベッドで寝ているのだけれど、このクリップのおかげで毛布と上布団が落ちることがピタリとなくなったのだ。難点を一つだけ挙げるとすれば、このクリップの開け方がちょっとだけ難しいことだろう。最初、どう開けるのか分からず、力づくやって壊しかけたが、アマゾンのレビューを読んでこねこねやっているうちに解決した。一人暮らしでベッド生活の人には是非試してもらいたい便利グッズ。


DHCforMEN 薬用シェービング ジェル

DHCforMEN 薬用シェービング ジェル 140ml
  • 出版社/メーカー: DHC
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

電気シェーバー専門のシェービングジェルは色々と試してみたが、これが一番良かった。何がいいのかというと、こういったジェル独特の「おっさんの匂い」が全くしないことと、付けても垂れてこないことだ。毎朝の電気カミソリで良いシェービングフォームを探しているメンズ諸君には、ちょっと高いけれど試してもらいたい逸品。なお、ドラッグストアでは売っているのを見たことがないけれど、東急ハンズでは見たことがある。


GOSSO ゴッソ

GOSSO ゴッソ (ブラジリアンワックス鼻毛脱毛セット)
  • 出版社/メーカー: GOSSO(ゴッソ)
  • 発売日: 2015/09/01

これに関しては以前ブログで書いたので、オシャレに興味がある人は読んでみて下さい。




ポケモンセンターオリジナル ポケモン モバイルバッテリー  

ポケモンセンターオリジナル ポケモン モバイルバッテリー RAVPower 10050mAh モンスターボール
  • 出版社/メーカー: ポケモン
  • 発売日: 2016/09/24
  • メディア: おもちゃ&ホビー

今年はポケモンGoが流行ったけれど、年末に発売されたこのポケモン公式のモバイルバッテリーも良い感じなだったので購入した。サイズが思っていたよりひと回り大きかったけれど、このゴムのような質感、充電時に光る仕様など、大満足である。ポケモンGoは辞めてしまったけれど、このモバイルバッテリーを片手に、また始めてみようかな。ちなみに、本品は買おうと思った時点で既にプレミアムが付いて5000円以上していたので(定価は2800円くらい)、Keepaで辛抱強く待ったら定価まで落ちたため、その日に購入した(その後また跳ね上がった)。こういう時には、keepaを活用すべし。

<追記>
非常残念なことに、このモバイルバッテリーは異常が発見されたため、自主回収が決定したようだ。かなり気に入って商品だった上に手に入れるのも苦労したので残念だが仕方がない。以下、アマゾンから届いたメールを転載しておくので、もし持っている人がいれば、回収手続きを行って下さい。

Amazon.co.jpをご利用いただき、ありがとうございます。
このたび、以下のご注文商品についてメーカーより自主回収の連絡をうけました。
ポケモンセンターオリジナル ポケモン モバイルバッテリー RAVPower 10050mAh ピカチュウ
ポケモンセンターオリジナル ポケモン モバイルバッテリー RAVPower 10050mAh モンスターボール(ASIN: B01M0EKD06
B01LXH7MBO)
回収理由:製造工程の不備により異常発熱・発煙が生じるものが発見されたため。
つきましては、以下の回収案内専用ページから回収・返金を直接お申し込みいただくか、下記メーカーお問い合わせ先までご連絡をお願いいたします。なお、ギフト用のご注文の場合は、お受取主のお客様にこの情報をお伝えください。
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【告知サイト】
http://www.pokemon.co.jp/info/2017/03/170309_at01.html
【商品回収専用窓口】
インターネットによるお申し込み: https://www.pokemon.jp/form_app/refund_request/pokemon/portable_battery/
電話番号: 0120-768-712(フリーダイヤル)
受付時間: 11:00-18:00
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買ってよくなかったもの


JOYACCESS ワイヤレス音無しマウス 

JOYACCESS ワイヤレス音無しマウス‐白+シルバー
  • 出版社/メーカー: JOYACCESS
  • メディア: エレクトロニクス

PCの画面を通して見た感じでは、まるでアップル社の洗練されたマウスのように見えたので、1000円程度と安いこともあり、購入したのだが、次の2点でガッカリした。まず、実物はプラスチック感満載で、ちょっと安っぽかった。そしてもう一つは、ワイヤレスマウスであるにも関わらず、本体の電源スイッチを切るためには、底蓋をいちいち開ける必要があるのだ。電池の消費を考えないような人であれば良いだろうが、僕のようなケチ人間には放置に抵抗があり、いちいち蓋を外すのも面倒なので、使わなくなったしまった。

着る毛布 グルーニー Groony 2016ver 3サイズ 


着る毛布はこれで3度目の正直。最初に購入したのは静電気がきつ過ぎて挫折(2014年)、次に購入したのは静電気対策ばっちりだったものの、ロング過ぎて着たまま歩けないため挫折(2015年)、今年は静電気対策有りかつ長さが足下までないタイプのものにしたのだが・・・挫折。。その理由は、重さ。そう重たいのである。暖かさは最高なのだが、着ているとその重量がずっしりきて、肩が凝って仕方がなかった。こればかりは個人の感覚によるのだろうが、僕は部屋でスポーツで使うウインドブレーカーを着て過ごしている。やはり、スポーツメーカーのウインドブレーカーは運動することを想定して作られているだけあって、軽くて暖かい。1万円近くするけどね…。


・・・というわけで、アマゾンのアカウントサービスの2016年の購入履歴を見ながら、書いてみた。今年は例年以上に洗剤とかシャンプーとか入浴剤とか、消耗品をたくさん購入していたのが印象的だった。ただ、最近では人気の消耗品ほど、プレミアム会員限定になっていて囲い込みする気満々なアマゾンの姿勢がちょっと嫌だ。

とか言いながら、来年にはアマゾンのプレミアム会員に入会してそう・・・。

2016年12月14日水曜日

バドミントンS/Jリーグ 2016(日本リーグ)の注目選手

今年もバドミントン実業団による日本リーグが始まった。今年から1部はS/Jリーグと名称が新たになったが、出場する主な顔ぶれは変わらない。今日は、このS/Jリーグで注目して欲しい点について書いてみたので、バドミントンが好きな人は読んでみて下さい。


例年、男子の実業団リーグはNTT東日本、トナミ運輸、日本ユニシスの3強で優勝を争う形だったが、NTT東日本は田児賢一が例の賭博問題でバドミントンの世界から消え、金メダルのホープであった桃田賢斗も出場停止、同じくホープ(2015年の全日本総合でシングルベスト4)の古賀輝も出場停止で、総合力がガタ落ち。トナミ運輸と日本ユニシスの戦いとなった。

注目選手1:渡辺勇大

注目選手はやはり、日本ユニシスの渡辺勇大だろう。桃田賢斗の出身校である富岡高校で頭角を表し、高校のタイトルは総嘗め。シングルスでも圧倒的な強さを見せ、昨年の全日本総合では高校生ながらトナミ運輸の山口容正(結構強い)に勝って堂々のベスト16。今後は単複で活躍するのかと思っていたら、ダブルスに専念することに。そして、今年の社会人選手権ではリオ五輪男子ダブルス出場の遠藤大由と組んで優勝。遠藤とダブルスを組んで日本のダブルスを牽引してきた早川賢一が引退してコーチになったこともあり、今一番注目されているダブルス選手となった。

12月初旬に行われた全日本総合では決勝で園田・嘉村ペアには敗れたものの、19歳で全日本総合準優勝という偉業を成し遂げており、これからの日本のバドミントンのダブルスを牽引していく逸材であることは間違いない。このS/Jリーグでは、出場する試合は全て勝てるか、特にトナミ運輸戦で園田・嘉村ペアにあたった際、全日本総合の雪辱を果たせるかどうかが、注目のポイントだろう。

渡辺勇大

注目選手2:佐藤翔治

そして、今回もっと注目しているというか、注目させられたのが、あのベテラン選手の復帰だ。前述の通り、男子バドミントンの名門NTT東日本は主力選手が出場停止で戦力がガタ落ちしただけではなく、登録人数そのものがギリギリとなったため、まさかの、あの佐藤翔治が復帰することとなった。

佐藤翔治

佐藤翔治については既にこのブログでいかにレジェンド的な存在だったのかは紹介させてもらったが、未だに根強いファンは多いと聞く。それだけ彼を見て育ったバドミントンプレイヤーが多いということだろう。

あくまで登録上の仮選手ということだが、NTT東日本は現役選手が5人しかいないため、リーグ戦中に誰かが負傷すれば選手として出て来る可能性があり、もう二度と見れないと思っていた佐藤翔治のプレーを見ることができるかもしれない…と、書こうかと思っていたところ、何と、先日開催されたラケットメーカーウィルソン主催の「佐々木翔引退セレモニー」で、JR北海道の竹村純とともに佐々木翔とシングルスを行ったというではないか。

試合の様子は、ユーチューブにもアップロードされているので、もし興味のある方はチェックしてみて欲しい。さすがに衰えは隠せないが、佐々木翔のライン際スマッシュをダイビングしてネット前にレシーブするあの姿は、現役の佐藤翔治を彷彿とさせた。ああいうプレーは、やはり持って生まれた何かがないとできないと思う。


佐々木翔vs佐藤翔治 最後の試合(世界と戦う世界に挑む)

なお、佐藤翔治の現役時代プレーをもっと見て勉強してみたいという人には、絶好の教材があるのでここで宣伝しておきたい。

バドミントンパーフェクトマスター (スポーツ・ステップアップDVDシリーズ)
  • 作者: 松野修二
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本
本書が古い本であることは否定できないが、附属のDVDに収録されている佐藤翔治の美しいフォームは、いつの時代も色褪せることはないだろう。佐々木翔も田児賢一もかなり独自のフォームで打つ選手だったので、特に初級者はこの本でフォームを学ぶのが良いと思われる。

北都銀行コーチ:佐々木翔

さて、佐藤翔治の宣伝についてはこの辺りにしておいて、他に注目して欲しいマニアックな点を紹介しておきたい。

まず一つ目は、北都銀行女子のコーチに佐々木翔が就任しているところだ。写真ではどう見てもトナミ運輸のジャージを着ているのだが(笑)、佐々木翔がアドバイスする姿をリーグ戦中に見ることができるだろう。今後、指導者としてどれだけ優秀な選手を生み出せるのか、注目していきたい。

北都銀行コーチ:佐々木翔

トナミ運輸のマネージャー:大堀彩

二つ目は、トナミ運輸男子のアシスタントマネージャーに可愛らしい女の子の顔を見つけたことだ。バドミントンをよく知らない人が見たら、ただの可愛い女子マネージャーにしか見えないだろうが、このマネージャーは女子バドミントン期待の星、大堀彩である。

リオ五輪にも出場した天才山口茜と年代が近いため(山口茜の1歳上)、国内ではずば抜けた戦績は残せていない彼女だが、今年色々あったNTT東日本から女子の部の存在しないトナミ運輸に移籍。リーグ戦は出場しないのかと思っていたら、マネージャーに登録されているとは、トナミ運輸は色々と贅沢な部である。

トナミ運輸のマネージャー:大堀彩

個人的には、ルックスもある彼女の活躍が、今後の日本バドミントンの人気に繋がっていくのではないかと思っている。

男子リーグの展望

最後に、例によって女子の方はあまり興味がないため、男子リーグのみ展望を付け足しておきたい。

最初にも書いた通り、優勝はトナミ運輸か日本ユニシスで間違いないだろう。リーグ戦はダブルス1・シングルス・ダブルス2となるため、優勝決定戦になるであろうトナミ運輸VS日本ユニシス戦を、12月の全日本総合の結果順に強い方からぶつけていくとなると以下のオーダーになる。※【】内は全日本総合選手戦での結果

(第一ダブルス)
トナミ:園田啓悟・嘉村健士【全日本1位】
ユニシス:遠藤大由・渡辺勇大【全日本2位】

(シングルス)
トナミ:西本拳太【全日本1位】
ユニシス:坂井一将【全日本2位】

(第二ダブルス)
トナミ:保木卓朗・小林優吾【全日本ベスト4】
ユニシス:井上拓斗・金子祐樹【全日本ベスト4】

なお、西本拳太はトナミ運輸の内定選手として登録されているので、多分出て来るのではないかと思われる。

こうして見てみると、まさかの全日本総合の優勝・準優勝・3位選手によるオールスター戦であることが分かるが、やはりダブルスもシングルスも優勝選手を擁するトナミ運輸が有利なのは間違いないだろう。あとは、当日の運。両チームにそれほど力の差があるようには思えない。


ただ、今年の全日本総合を見ていて思ったのだが、やはり田児賢一・佐々木翔・桃田賢斗のいない男子は、面白くなかった(出場した選手には申し訳ないが)。追放された田児と引退した佐々木は仕方がないが、桃田には早く戻ってきて、あの圧倒的なプレーを見せてもらいたいと一人のファンとして切望している。

2016年12月3日土曜日

多重人格者との不倫を描く「プリズム」(百田尚樹)を読んだ

著者 : 百田尚樹
幻冬舎
発売日 : 2014-04-24


この前読んだ「モンスター」が面白かったので、引き続き百田尚樹氏の「プリズム (幻冬舎文庫)」を読んでみた。

ストーリーは、イマイチ夫婦関係が上手くいっていない若妻が、家庭教師のアルバイト先で出会った多重人格者と恋愛(不倫)するといった内容。

一応、本書は「恋愛小説」という紹介だったが、中盤までは多重人格者との不思議なやり取りがあるだけで、どこが恋愛なのかは後半部分に来るまで良く分からなかった。しかし、多重人格者の中の一人と恋愛に落ち、そして最後一気にたたみかける部分は圧巻。さすが気鋭の小説家と納得するようなスピード感があった。というか、百田氏は最後の人格が消えてしまうあの一連のシーンを書きたいがために、本書を描いたのだと思う

なお、多重人格者の中の一人との恋愛という時点で現実離れしているが、それ以上に無理だと思ったところが、主人公の女性が家庭教師先の家主から強姦されそうになったにもかかわらず、引き続きその家庭の家庭教師を継続したところだ。ストーリー上、ここで家庭教師を辞めていたらその後の展開がなかったので、仕方がなかったのかもしれないが、未遂とはいえ、一度襲われた男性のいる家に引き続き働きに行くなんて、主人公は頭のネジが飛んでいるとかいうレベルではなく、キチガイと言われても仕方がないのではないだろうか。要するに、女性の心理的なリアリティがなさ過ぎると思った。


そんな感想だけが残った小説だった。