(青字が仲介代理店)
「(前略)・・・という条件で探しているのですが。○○駅からの距離は近ければ近いほど良いです。」
「他には候補としている場所ってあったりしますか」
「はい、××駅の物件とも比較して、一番良かったところに決めたいと考えています」
「ああ、××駅ね。そこ、やめた方がいいですよ、遠いですし、物件数少ないですし」
「・・・そーですか。とりあえず、ここの○○駅周辺の物件を教えてもらえませんか」
「はい、それは良いですが、私としては△駅(近隣ではない駅)周辺の方がいい物件ばっかりですよ」
「△駅!??それは考えていなかったですけれど」
「例えば、これとかこれとか・・・(物件の紹介が続く)」
(数時間経過。いくつか物件がピックアップされた)
「とりあえず、そろそろ実際に内覧に行きたいのですが」
「それは良いですけれど、その前に一つ確認が。今日で物件を決める覚悟はありますよね」
「今日で!?」
「はい、不動産というものは水物なので、即日決めて頂かないと意味がないんですよ」
「いや、そもそも△駅は、今日初めて紹介された場所で住むと想定していなかったので、駅周辺の環境なども自分で調べてからでないと決めれないです」
「そうですか。だったら、一緒に行っても仕方がないので、一人で駅周辺を観て来られてはどうですか」
「(なんじゃそりゃ…。時間の無駄だったな。)はい、わかりました。では、行ってくるので失礼します。」
「あ、ちょっと待って下さい!」
「???」
「やっぱり私も行きます」
「はい!?(;・∀・)」
「私、不動産屋ですし」
「いや、いいですよ。一人で行きます。」
「内覧もできますよ。大丈夫です、今日決めて頂かなくても」
「まぁ、内覧ができるなら」
「じゃあクルマ用意してきますね!」
(10数分後)
「すいません、車が空いてなかったんで、電車で行きましょう」
「・・・」
(そして1つめの物件に到着)
「これ、壁を叩いたらものすごく響くんですが、防音は大丈夫なんですか」
「いや、私プロじゃないんで、それは分からないです」
「・・・。」
(2件目の物件に到着)
「すいません、鍵がないんで、入れないっすわ。外観だけ見て下さい」
「・・・。」
そして元の店に戻り、参考資料をもらって帰宅した。費やした時間は6時間ほど、収穫はゼロだった。
要するに、自社が管理手数料を取れる物件に誘導したかったのだろう。最低だな。もっと早く店を出れば良かった。
次は、不動産屋の選び方のようなサイトを見てからチャレンジしよう。
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