2019年6月14日金曜日

メルカリ文化の悲劇

大そうなタイトルを付けましたが、内容は大したことがありません。(メルカリの悪口でもないです)

皆様はフリマアプリの「メルカリ」は使っているでしょうか。私も、今年に入ってから、ちょくちょく購入目的で使い始めたのですが、そのせいでひどく心が折れる事件が起こったのです。

きっかけは、仲の良い知り合いの結婚でした。

その知り合いには、そこそこお世話になっていたこともあり、何かお祝いに贈り物をしようと考えた際、思い付いたのが、これでした。

amiibo シオカラーズセット[アオリ/ホタル] (スプラトゥーンシリーズ)
  • 出版社/メーカー: 任天堂
  • 発売日: 2016/07/07
  • メディア: Video Game

スプラトゥーンを熱心にプレーしている人なら知っていると思いますが、ゲーム内で特別なアイテムがもらえたりする任天堂公式のフィギュアがアミーボです。そして、その中でも、このシオカラーズの価格が、現在高騰しているのです。

私はスプラトゥーン2を購入した直後くらい(2017年)に、イオンで見つけ、ホタルちゃんとアオリちゃんがあまりに可愛かったので、某ネットサイトにて2,000円くらいで新品を購入しました。それ以降、スプラトゥーン2の人気が過熱すると共にシオカラーズのアミーボも品薄になったようで、今では箱入りの新品で、12,900円というプレミアムが付いているのです(現時点、アマゾンにて)。※ちなみに定価は2,400円(税別)

そういった価格高騰の事情もあり、その結婚する彼からは、私がシオカラーズのアミーボを既に持っていることをとても羨ましがられました。

「シオカラーズのアミーボセット、欲しいな、欲しいな」と言っていたのです。

この時の会話を思い出した僕は、折角なので、結婚のお祝いにこれ(シオカラーズのアミーボセット)をプレゼントしようと考えたのですが、やはり箱入りの新品は高い。アマゾンをはじめ、ネット通販では軒並み12,000円以上の価格でした。

どうにかして安く手に入れられないかと思った時にたどり着いたのが、有名なフリマサイト、「メルカリ」でした。

メルカリ  希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間

メルカリの良いところは、過去の販売実績(価格)も簡単に参照することができる点で、中には「シオカラーズアミーボ(新品)」が9,000円くらいで出品されている事例が結構あることが分かりました。まぁ、9,000円でも定価の3倍近いわけで、かなり高いのですが、他と比べれば格安です。

メルカリの検索条件を設定して、頻繁にチェックするようにしたところ、その数日後には運良く9,000円以下で購入することができ、本人にプレゼントすることができました。

ここまでは、良かったのです。


ここまでは。


悲劇が起きたのは、その後でした。

当該アミーボを購入後、あまりメルカリは見ていなかったのですが、先日、仕事関係で欲しくなった本があり、少しでも安く購入できないかなとアプリを起動した際、そのアミーボを購入した時点での検索条件設定が残っていました。シオカラーズのアミーボが現在、いくらくらいで売れているのか気になったので、その検索条件を見てみたところ、、、、どこかで見たことがあるようなアミーボが売られていたのです。


しかも10,000円以上で。


というのが、僕が先に購入した新品のアミーボは、新品とは言え、少しだけ箱にキズが付いていました(だから少し安かった)。

その画像は購入時にしっかりと写真で確認したのですが、新たに発見した出品アミーボの箱には、同じキズが同じ個所に付いていました。

極めつけは、青い紙袋に入れてプレゼントしたのですが、その紙袋がアミーボの背景として写っていました。

出品者の住所(都道府県だけ開示される)も、その通りでした。

もう絶対にクロでしょう・・・。

既に贈ったモノですので、どう扱ったもらおうと、その本人の勝手なのですが、一カ月も経たない内にフリマサイトで販売されるとは思ってもいませんでした。

「結婚祝いは物よりも現金の方が嬉しかった」というメッセージなのかもしれません。

そもそも僕からのプレゼントなんて、要らなかったのかもしれません。

不要な物をスマホ一つで手軽に現金化できるフリマサイトの習慣を「メルカリ文化」と言っても良いのかもしれませんが、こうした悲劇を産むこともあるのだと身を持って知った瞬間でした。


それと同時に、もう結婚祝いなんて送るのはやめようと思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿