少し面白いプレスリリースがあったので紹介したい。
代表取締役の異動に関するお知らせ(広島電鉄)
http://www.hiroden.co.jp/ir/report/oshirase20130108.pdf
気になったのが、この「異動の理由」で、「代表取締役の独断的な業務執行により、会社組織としての正当な業務執行に支障をきたしているため」とぼかすことなくストレートに書いている。一身上の都合とか、本人の体調が云々とか、僕が広報担当ならこういう表現で逃げると思うが、クーデターを起こした経営陣からの強い要望があったのだろうか、かなり強い表現だ。
この解任された元社長さん、生え抜きの人材ではなく、国交省からの天下り社長だったようだが、広島電鉄の株主構成を見てみると、金融機関が多く、官庁関係はゼロ。そういう意味では少し弱かったのかもしれない。黙って祭り上げられていればいいものを、勝手に暴走し始めた天下り役人に、生え抜き連中が鉄槌を下したということだろう。
ちなみに、この取締役会の招集通知には、議題として「代表取締役の解職について」と記されていたそうだ。(代表取締役はこの解任された社長だけ)
参考:広島電鉄社長に椋田氏昇格 前社長を解任(日経新聞)
0 件のコメント:
コメントを投稿