著者の本が色々な人のブログ等で絶賛されていたので、文庫本で安かったこともあり、ついつい買ってしまった。これまで何冊もの勉強本を読んできた僕にとっては聞いたことのあるような内容ばかりだったけれど、改めて気づいた点も多かった。内容は以下の通り。
・本は1回目より2回目の方が早く読める。だから、わからない部分が出てきても、とりあえず先に進んで何回も読み返すことが、高速大量回転法。これを実施するためには、対象、範囲(テキスト)を絞りこむ必要がある。
・客観式(選択式)のテストであれば過去問が最高の教材になる。科目が分かれているような試験の場合は、まずは1科目から高速大量回転するのがいい。
・論述試験の場合も、テキストは薄めの1冊に絞って。
・問題集は丁寧に扱うのではなく、解答を書き込んで使う。
・テキストの目次は大事。目次を見て内容を思い出せるようにトレーニング。
・記憶を定着させるには、自分自身で内容をスピーチしてみるか、マインドマップの方法を使いキーワードを軸に自分で書き出してみることが有効。
さて、この中の「問題集は丁寧に扱うのではなく、解答を書き込んで使う」という部分に関しては思い出がある。大学受験の時、僕は当時としては珍しい現役専用の予備校に通っていたのだが、そこでクラスが一緒になった友人(多分日本で一番偏差値の高い高校出身)が、まさにこの方法を取っていたのだ。市販の問題集にボールペンで直接回答を書き込んで、赤ペンで訂正をする。復習はどうするのかと聞いたら、間違えた問題を中心に何度も読み返して、覚えたと思ったら同じ問題集をもう1冊購入して解くと。本が勿体なくないかと聞いたら、どうせ受験が終われば捨てるような本を大事にとっておく必要がない、と言われた。結果、彼は無事に第一志望の東大に合格し、一方で僕は一橋も慶応も早稲田も落ちた…。
僕は問題集に直接答えを書き込むという行為には、かなりの抵抗があるから無理なのだけれど、最近流行りの消せるボールペンを使って、チャレンジしてみようかな。
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