みなさまこんにちは。
時折、長々と日本のバドミントンに関するエントリーを書いていますが、実は私、昔はバドミントンをやっていたことがありました、結構本気で。
県レベルではそこそこいいところまで行ったのですが、その上の壁は厚く、勉強が大変になってきたこともあり、ある日を境にずっと引退していたのですが、この頃ですね、ユーチューブでバドミントンの試合動画がたくさんアップされているじゃないですか。小学生の全国大会から世界大会まで幅広く。
それで、リー・チョンウェイとか桃田賢斗のプレー動画を見ていると、思うのですよ。
これくらい、俺でもできるんじゃね。
冷静に考えると、できるわけがないのですが、思った日が吉日、会社でバドミントンをやっているという人に連絡して、早速練習に参加させてもらいました。
練習といっても21点1ゲームのダブルスを延々と回していくだけなのですが・・・たったの1ゲーム目でバテバテになりました。
おかしい。俺が現役の頃は、こんなオッサンども、軽くあしらっていたのに・・・!!!
しかし、何年もラケットすら握っていなかった僕の体は、そのオッサン以下にまで成り下がっていました。
そして・・・
スカッ
空振りです。初心者かお前は、と自分に突っ込みながら、プレーを続けました。
身体にも心にも傷を負いながら、体育館を後にしようとすると、会社の方から「団体戦に出ないか」と聞かれました。今度開かれる、団体リーグ戦で面子が足りなくて困っていたそうです。
冷静に考えると「No Thank You」なのですが、「今日はたまたま調子が悪かっただけで、きっと試合当日は思った通りに動くことができる、俺は本番に強い男!」と強気になってしまい、出場をその場で快諾してしまいました。
試合当日を迎えました。
実際の試合に立てば体が自然と動く・・・ような展開は漫画でしかありえず、やはり全然ダメでした。同じリーグに所属していた他のチームのプレイヤーは、いかにも弱そうに見えたのですが、今の僕はそれ以下で、まさかの全試合全敗でした。(1セットも取れなかった)
体育館の隅で三角座りをしながら、「もうバドミントンは金輪際辞めよう、これからは動画を見るだけにしよう」と決心したその時、試合でボコボコにされた相手の一人が僕のところにやってきたのです。そして・・・
「○×高校のmaruoさんですよね」
一瞬誰のことを言われているのか分からなかったのですが、同じ地区の高校でバドミントンをしていた人でした。
はは、1週間前からバドミントンを再開しまして・・・などと話していると
「僕、maruoさんのフットワークとか、スマッシュに憧れていたんですよ。僕の学校の奴はみんな、参考にしていました。」
まさかの、僕の現役時代を知る男でした。
確かに、あの頃の僕は、地元という小さな世界では、無敵というか無双していました。ただ、まさか参考にしてくれている人がいたなんて、時間を超えて少し感動すると同時に、今の自分は「全敗」という現実がそこにありました。
引退は取り消して、もうちょっと継続してみるかな、そう思いながら社会人のリーグ戦デビューを終えました。
余談ですが、翌日の筋肉痛は激しいモノがあり、日を経過するごとに緩和されるどころか、みぞおち部分が痛くて堪らなくなってきたため、病院で診てもらったところ、肋骨が疲労骨折していました。。
久しぶりの運動には、注意したいものですね・・。。
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