ハゲタカの主人公、鷲津政彦が劇場版で履いていた革靴「スコッチグレイン」。管理職にもなり、そこそこ給料をもらえるようになってきたので、何かいい靴でも買ってみようと手を出したのが、この革靴だった。
百貨店の店員曰く「最初は固いけれど、だんだん足に馴染んできて、凄く履き心地の良い靴になる」とのことだったので、とにかく固かったけれど、その言葉を信じて半年ほど履き続けた結果…足に馴染むどころか、足の指の痛みが増大した。更に、両足の小指と薬指の間に魚の目のようなものできて、歩くのが苦痛なレベルにまで痛みが悪化してしまった。
これはまずいと、スコッチグレインを購入したのとは別の百貨店に行き、靴の販売店員に相談したところ勧められたのが「ランウォーク」である。スポーツシューズのアシックスの革靴ということで、最初はどうなのかなと思ったが、まず見た目が悪いデザインではなかった。そして履き心地の良さは抜群で、店員曰く「靴擦れは絶対に起こらない」とのこと。当初購入を予定していたR社の靴より、若干値段は高かったが迷わず購入して通勤に履いてみたら、とにかく楽だった。もうこれまでの圧迫感は何だったのかというくらいの履き心地。
それから間もなくもう1足購入し、今は2足のランウォークを交互に履いて通勤している。また休日でも、ちょっとお洒落をしたいときはこの革靴で合わせることもできる。
ネットで評判を見る限り、スコッチグレインもファンが多いようで、店員が説明してくれたように「だんだん足に馴染んできた」と書いている人もいた。しかし、僕のように合わない人には合わないので、そういう人が無理に履き続けても、小指を痛めるだけである。そういう場合は、さっさと見切りをつけて(高い靴なのでその判断が難しいが)、ランウォークのような楽な靴を選択するのも有りだと思った。